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「 お の れ 主 催 者 ! 」

神奈川県のとある病院で、男の怒声が響き渡る。

「シンクロモンスターの親玉であるニアラが死に、希望が見えたかと思えば……人間の主催者まで滅ぶべき存在とはな!
 覚悟するがいい主催者共! 貴様ら全員、この俺が歴史から抹消してくれる!」

鎧とコートを乱雑に投げ捨てつつ、プラシドは改めて打倒主催者を誓った。
仲間の遺志だとか、リンの家族を守るためだとか、そんな理由もあったが、まさに今、純粋に主催者に殺意が沸いたのだ。
第四回放送の、明らかに主催者の男の欲望が丸出しの禁止行為、着衣二枚の破棄。
この禁止行為は、プラシド一行にある意味で壊滅的なダメージを与えた。

「ディーフェンス、ディーフェンス!」
「プラシドさん、やっぱり前が見えないよ!」

防衛システムの記録も借り、驚異的なディフェンスでリンを守る機皇帝ワイゼル。
その後ろのリンの姿は……上下ともに下着のみという非常に危険なものだった。
元からかなり薄着のリンには脱ぐ服の選択肢がなかった。ブラをしていただけまだよかったほうである。

「おい邪魔だワイゼル! シューティングスターでゴルェンダ!するぞ!」
「ココハシシュスル!」

続いて不動遊星。彼は革製の上着を着ていたため、本来なら上半身が裸になる程度のはずだった。
だが何を血迷ったか、彼が脱ぎ捨てたのは下半身の装備。つまりズボンと下着を脱ぎ捨てたのだ。

「まあ落ち着け遊星、またレン達の姉が死んじまったんだ。今は慰めるのが先だぜ?」
「うぅ……GUMI姉さん……」
「……辛いことは全部忘れちまいなアッー!」
「阿部さアッー!」

最後に阿部さんとレン。彼らは 全 裸 だった。
常時阿部さんと繋がっていたレンはすでにズボンと下着をどこかに落としていたため、上の服と支給品一式を捨てた。
そして阿部さんの服はつなぎ一丁で、最初から下着もなかったため、つなぎと支給品一式を捨てて現在にいたる。

「ディーフェンス、ディーフェンス!」

放送直後にプラシドはワイゼルにリンの防衛を命じた。
リンの脱衣や下着姿を遊星に見せるわけにはいかないし、同時にリンにも下半身露出三人衆の姿を見せるわけにはいかないからだ。

「ウホッ……さすが遊星、赤き龍の頭の痣を持つだけはあるな。亀が龍になってやがる……」
「え? 遊星さん達何を話して「ディーフェンス、ディーフェンス!」」

ただ、消音までは不可能だった。
さっきからワイゼルが叫んでいるのは会話を聞かせないためでもある。

「……マスタープラシド、コノサンニンゼンインカラリンヲマモルノハチョット……」
「ぐっ……」

しかしいくらなんでもワイゼルの行う防衛にも限界がある。
リンの視界を遮り続けるのも大変だが、戦闘が始まった際にどうしようもなくなる。
ワイゼルは攻撃の要。リンの防衛にまわしたままでは勝てる戦いにも勝てなくなってしまう。

「くそ……やむをえん!」

そしてプラシドが下した決断は……


※ ※ ※ ※ ※ ※

「……いいかリン、真面目な話で、このまま俺から絶対に離れるな。そして俺の顔だけを見続けろ」
「う、うん……」

至近距離でそう言ってのけるプラシド。
今の彼は、サイクロン号に合体せずに普通に乗っている。
そして同時に、リンに抱きつかれて……いや、抱きつかせている。

「プラシド……ッ! お前だけずるいぞ! 今すぐ俺とシフトチェンジするんだ!」
「黙れ猥褻蟹! 貴様らがもう少しまともなら、俺もこんな精神がどうにかなりそうなことをしなくて済むんだ!」

遊星が叫ぶが、プラシドも負けじと叫び有無を言わせない。
別にプラシドに下着姿の少女を抱きつかせる性癖があったわけではない。
ただ、ワイゼルを使わずにリンに何も見せないようにし、なお且つ遊星からリンを見えにくく触りにくくするにはこの方法しか思いつかなかったのだ。
リンの話により、医者と刑事が殺されたことがわかったプラシドは一瞬安堵の表情を浮かべた。
だが直後に元の表情に戻った。医者達が殺されたということは、近くに殺人者が潜んでいる可能性が高いからだ。
そうなると病院にとどまるのも危険、早急に当初の予定通り東京を目指そうということになった。
そして決められたのがこの走行順。

←後  遊星号【阿部・遊星・レン】  サイクロン号【プラシド・リン】 機皇帝ワイゼル 前→

この状態なら、遊星がリンの姿を凝視することもできなくなるうえ、レンも阿部さんに掘られなくて済むという結論からだ。
そして最前線にワイゼルを配置することにより、前からでも対処できる。
ちなみに、そもそも遊星達を置いていくという考えもあったが、リンの希望もありそれは却下された。
阿部さんがレンの命を救った恩人というのはかなり大きい。
そして遊星も、こんなんだが貴重な戦力。捨て置くのは自分達の首をしめることにも繋がる。

(いったい、いつになったら希望は見えてくるんだ……)

頭をおさえながら、プラシド達は東京を目指す。

【一日目・13時10分/神奈川県公道/天候・雨】

【プラシド@遊戯王5D's】
【状態】健康、決意 傷心、精神疲労
【装備】サイクロン号、機皇帝ワイゼル∞(スターダスト、防衛白コア入り)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:主催者(特にマダオ)を歴史から抹消する。アンチ連盟も。不動遊星は保留。
0:早く他のまともなリンの家族を探さなくては……
1:不動遊星をリンに近寄らせないようにするが、共に行動。
2:リンを防衛し、絶望の道を歩ませないようにする
3:速い男(クーガー)を警戒
4:ミクトランは許さない
5:遊星達と情報交換する?でも遊星達がろくに情報を持っていない気がする
6:東京に向かいつつ、デュエルディスクを探す
※7期の世界を知りました

【鏡音リン@VOCALOID】
【状態】ダメージ(小)、悲しみ、決意、リーダー、下着姿
【装備】覇邪聖皇剣、自分のデッキ、その他不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
 基本:生き残り、家族と再会する。
  0:プラシドさんと遊星さんどうして仲悪そうなんだろう……?
  1:プラシドや遊星達と行動する。
  2:護られるだけではなく、自分も戦う
  3:ハクの真意が知りたい。やむを得ない場合は戦う
※7期とは別人です。
※7期の世界を知りました

【阿部高和@くそみそテクニック】
【状態】健康、全裸
【装備】自分のデッキ、そのほか不明
【道具】他不明
【思考】
基本:や ら な い か
0:俺の前に来たな、遊星……
1:レンの家族探しを手伝う
2:レンと遊星と行動する
3:その道中でいい男をさがす
4:悪い男は掘り殺す
5:できれば遊星とプラシドも掘りたい
6:ミクトランを探してじっくりと"お話"する
※7期とは別人です

【鏡音レン@VOCALOID】
【状態】阿部さんを見てると胸がドキドキする…遊星さんとくっついていても胸がドキドキする…
    悲しみ、全裸
【装備】自分のデッキ、そのほか不明
【道具】海馬社長のカードトランク
【思考】
基本:家族を探す
0:遊星さんがバックに!?
1:阿部さんと行く
2:阿部さんとイク
3:遊星さんとも行く
4:遊星さんともイキタイ
5:ハク姉さんが心配
※7期とは別人です

【不動遊星@遊戯王5D's】
【状態】健康、下半身丸出し
【装備】遊星のデッキ、Dホイール(遊星号、中損壊)、スターダストドラゴン(人型)
【道具】支給品一式
【思考】基本:仲間を探して主催を倒す
0:ずるいぞプラシド……
1:阿部さん達と東京へ行く
2:でも決してイキはしない。
3:阿部さんとレンと一緒に行動する。

その頃、プラシド達がいた病院では。

「ぐふっ……」

鼻からの大量出血により、貧血で動けなくなったストライダー飛燕が。
彼に何があったのか?

かなりの深手をおい、プラシド達を殺すか否かを悩んだ彼が下した決断は、前者のほうだった。
放送を聞いている最中に殺そうと、サイファーを握り締めて部屋に入ろうとした瞬間。
まだ幼いと言っても過言ではない少女の脱衣シーンをモロに見てしまったのだ。

(ノ、ノーパンよりも脱衣の方が破壊力が高いだと……っ!)

さらに一瞬だが巨大兵器の姿も確認した飛燕は即刻その場を離れ、別の部屋に飛び込むと同時に血をぶちまけたのだ。
ちなみに服を脱ぐのは間に合った。

(いかん、血を流しすぎた……
 そういえば、今頃飛竜も服を脱いでいるんだよな……って何を考えているんだ俺は)

貧血のせいか、頭の回転も鈍ってしまった飛燕。

「ふっ、まだまだ青いな」
「っ!?」

そんな彼に、後ろから声がかけられた。
特A級のストライダーである飛燕が背後を取られるなど、通常はありえない。
飛燕の状態がすぐれないことを除いても、かなりの使い手だ。

「私は根来。お前はまだ青いが、才能がありそうだ……ついてくるがいい。お前に新たな世界を見せてやる」
「新たな……世界……?」

【一日目・13時10分/神奈川病院内部/天候・雨】
【根来 忍@武装錬金】
【状態】健康、出歯亀忍者、上半身裸
【装備】シークレットトレイル、ビデオカメラ
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:各地で出歯亀行為を行う
1:才能がありそうな飛燕に出歯亀の世界の極意を教える

【飛燕@ストライダー飛竜2】
【状態】ダメージ(大)貧血、上半身裸
【装備】光剣サイファー、Zセイバー@ロックマンX
【道具】支給品一式、手榴弾、ヤクルト×2
【思考】基本:あのお方の為に参加者達を間引く
1:飛竜とは戦いたくないので、説得する
2:新たな世界が気になるので根来についていく
最終更新:2011年03月03日 00:49