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「ふむ……バグラモン様や他の幹部の名はないか、だがノイ・ドヴァイとは面妖だな」

タクティモンは放送を確認し、安堵しつつも新たな脅威に対して危機感を少なからず感じた。

「どっちでもいい、そいつも強ぇんだろ? 戦わせろよ」
「慌てるな土蜘蛛、今は東京を目指して進むべきだ」

あれからタクティモンと土蜘蛛は東京を目指して進んでいた。

「しかしよぉ、まったく強ぇ奴が出てこなくなったな……」
「能ある者は自ら殺気は出すまい、私としてはバグラモン様に害するものは排除したい」
「たとえば誰だぁ?」
「まずはコピーエックスが言っていたゼロというレプリロイドだな、後はクロスハートの面々か」

タクティモンたちはさらに足を進めた。



一方その頃、カリンはジムリーダーのナツメと合流していた。
ナツメもまたカリン同様ゲームに乗っていたのだ。

「助かったよ、あんたがこっち側だったとはね」
「意外だった?」
「いや、あんたって戦うの嫌いって聞いてたし、まあいいか」

ナツメははっと辺りを見回す。

「……この近くに何人か団体がいるわね、分かるわ……」
「超能力で?」
「ええ、何人か潰しておく必要があるわね……」

カトレアほどではないがナツメも超能力者であり、予知能力でおぼろげだがある程度は予知できた。
カリンとナツメが話していると1人の少女がやってきた。

「ナツメさん、大変ですって、誰ですか?」
「先ほど合流した私たちと同じくゲームに乗った四天王のカリンよ、それでヒカリ何があったの?」
「それが妙な一団がいて、そこにはなんと主催の1人がいたんです!」
「何で主催がいるんだ?」
「主催だけは捕獲して聞き出しましょう、そういえばカリン、武器が足りなかったわね……これ使って」
「助かるよ」

カリンとヒカリは簡単な自己紹介を済ませると目的地へ向かった。


三沢大地は悩んでいた。
自分の立ち位置である。
確かに今までは空気でも良かっただが、今のパーティーメンバーに黒、ゼロのような主役格や
ベール・ゼファーのようなラスボス候補までいる。
実に頭の痛い悩みだった。

(主人公か……)

その時である。
彼らの前に甲冑の男が現れた、タクティモンである。

「君たちはどこへ向かう気? ぬう、そこにいるのは兵藤和尊か!?」

タクティモンはメンバーにいる兵藤に気づく。
そして妖刀ギラサメを抜く。

「ちょっと、あんたなんのつもり!?」
「貴様らは兵藤を守るボディーガードか、ネオ・アルカディアを潰して主催のことを調べたが随分と我々を愚弄してくれたな」
「ネオ・アルカディアだと!?」

その言葉にゼロが驚く。
この男がコピーエックスを殺したのかと。

「我が主バグラモン様や同胞らをこんな下らぬ戯言に巻き込んだ罪……万死に値する!」

言い終わらぬうちにタクティモンは剣を地面に打ち付ける。
すると衝撃波が三沢達を襲う。

「あいつ、やばいよ~!!」

インデックスが激しく狼狽する。

「くっ、やるしかないのか……」
「待て、奴は俺が引き受ける」

黒を止めたのはゼロだった。

「ほう、君が相手かね?」
「ネオ・アルカディアを滅ぼしたのはお前か?」
「そうだ、君はその生き残りか?」
「いや、今はどうでもいい、こい……俺と勝負だ」
「よかろう、君を打ち倒し主催の首を頂くとしよう……
 ここでは狭い、少々場所を変えるぞ」

ゼロとタクティモンは一斉にジャンプし、場所を移動した。

(面白い男だな、さしずめコピーエックスと同じレプリロイドか……楽しませてくれよ)

タクティモンはそう思いながらゼロと剣をぶつけ合うのだった。

【タクティモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】ダメージ回復
【装備】妖刀ギラサメ
【道具】支給品一式、妖刀ギラサメ
【思考】基本:バグラモンとの合流を優先
1:ゼロを倒して土蜘蛛の加勢に向かい主催者兵藤和尊を討つ

【ゼロ@ロックマンゼロシリーズ】
【状態】健康
【装備】ゼットセイバー
【道具】支給品一式、その他不明支給品
【思考】基本:主催を倒しつつ性欲を解消する。
     1:ゲームに乗らない参加者を守る、特にショタ。
     2:サラマンダーと黒達と組む。
     3:シエルのことは助けられたら一応助ける。
     4:タクティモンと戦う

「ゼロさん……」
「い、今のうちにここから逃げるぞ、急げ!!」
「おっと、誰がタクティモンだけだと誰が思ったぁ? 甘ぇんだよぉ!」

兵藤が慌てて逃げるように指示しようしたその時、地中から土蜘蛛が現れた。

「俺様は主催には興味がないが、強そうな奴は……姉ちゃんと黒い奴がいるなぁ、
あの赤い奴はタクティモンの獲物じゃ仕方ねぇな」

その巨体でゆっくりと一行を全滅させようと向かってくる土蜘蛛。
戦闘員な2人はともかく他の面々ではたちまち叩き潰されてしまうだろう。

「化け物じゃ……殺される……死にたくない……」
「三沢さんどうするんですか!!」
「くそ、このままじゃ……」

恐怖のあまり動けない兵藤とみくると三沢を前に黒はこう言った。

「ここは俺とぽんこつで引き受ける、お前たちは遠くへ逃げろ」
「今、アンタぽんこつって!!」
「今はどうでもいい……三沢、お前がリーダーだ……こいつらのこと頼む」

そう言って黒は土蜘蛛に飛び掛っていった。

「もう、こうなったらあの低級妖怪を焼き尽くしてやるわ!」
「いいぜぇ、いいぜぇ、楽しもうぜぇ!!」

土蜘蛛が黒とベール=ゼファーと死闘を開始し始めたと同時に三沢は兵藤たちを連れて遠くへ走り出した。

【ベール=ゼファー@ナイトウィザード】
【状態】ぽんこつ、アンゼロットに怒り
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者とアンゼロットを殺す
1:手駒を集める
2:インデックス達と行動する
3:三沢達と組む
4:サラマンダーはいずれボコす
5:土蜘蛛を倒す


【黒@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】健康
【装備】ナイフ、ワイヤー、黒いコート
【道具】支給品一式、仮面
【思考】基本:ゲーム脱出
1:銀を探す
2:兵藤達と行動する
3:三沢達と組む
4:土蜘蛛を倒す


【土蜘蛛@ぬらりひょんの孫】
【状態】ダメージ回復
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:強い奴と戦いてぇ
1:タクティモンに付いて行く
2:いずれバグラモンと戦う
3:黒とベール=ゼファーをぶっ潰す



一行は走った。
タクティモンらに襲撃された場所とはかなり離れただろうか。
ずいぶんと小さな集落にたどり着いた。

「ここなら安心じゃろうな……」
「みんな、大丈夫かな?」

安堵する面々の中で三沢だけが違っていた。

(なんて俺は無力なんだ……ここがすっかり殺し合いだと忘れていた)

三沢は自分の無力になんども地面に拳を叩きつけた。

「やめてください、三沢さん!」
「そうだよ、まだベルたちは負けたと決まったわけじゃないよ」

インデックスとみくるの静止も聞かずに三沢はそれでも叩きつづけた。
だが、彼らの最悪は終わっていなかった。

「見つけましたよ、カリンさんにナツメさん!」
「思った通りね、見つけたわ兵藤和尊……」

三沢たちの前にカリンとナツメとヒカリがやってきた。

「わ、わしに何の用じゃ……?」
「決まっているでしょう、あなたを生け捕りにして聞きだすのよ」

兵藤の問いにナツメはそう答える。
生け捕りと言う言葉に一斉に逃げ出そうとするが。

「逃げろ三沢!!」

と言った瞬間、サラマンダーの腹部から血が飛び散る。
斬りつけたのは消防斧を持つヒカリだった。
制限されていたために普通にサラマンダーも死ぬ可能性があったのである。

「きゃああああああ!!」
「まったく唾なんて吐かないで欲しいわね、よくやったわヒカリ」
「これでこいつらは完全に無力化したわけだ」

銃を構えてカリンは警戒を緩めずにヒカリは斧を三沢を突きつける。
ナツメはチェックメイトと言わんばかりにナイフを兵藤に突きつけた。

「ナツメ、他はどうするの?」
「そうねえ、始末するにしても放置にするにしても迷うわね」

三沢は思った。
何が主役だ……何が対主催だ。
これがバトルロワイヤルだ……実に自分が無力だと思った。
サラマンダーも女の子程度に深手を負わされた上に俺は武器もないうえに殺されかけている。
今まで殺されなかったのは強者がいたからに過ぎない。
現に3人のポケモントレーナーに殺されかけているのだ。
実にあっけない人生だったなと思う。

「あなた泣いているの?」
「?!」

サラマンダーに深手を負わせたヒカリが突如聞いてきた。

「実に忠実に対主催ぽいけど、世の中奇麗事ばかりじゃやっていけないわ、私みたいに他人を踏み台にしなきゃ主役になれないわ」
「どうして君のような子までマーダーに?」
「簡単よ、落ちた方が楽だし」

その言葉を聞いた途端、三沢の中に何かが崩れ落ちた。
今までの価値観や論理感がことごとく崩れ落ちた。

「ネット見たけど6/だったけバカな奴よね、完璧に主人公になって対主催なんて無理なのに……あなたもそれ目指してたの?」
「そんな奴もいたんだな……」
「それ以上言うな……メス豚……ガッ!!」

深手のサラマンダーをナツメが容赦なく蹴り上げる。

「アンタのようなゲスよりもポッチャマの方がマシよ」

ヒカリは言って抵抗できないサラマンダーを強く踏みつける。

「ヒカリ、とにかくこいつらを縛ってくれ……兵藤から聞きだすにしてもこいつらも何か知ってそうだ」
「ひょっとしたら私たちに寝返るかもしれないわ」
「了解、カリンさんにナツメさん」
「場所を変えたほうがいいわね、奥に小屋があるわ……そこで決めましょう」

こうしてヒカリに縛られた三沢、みくる、インデックス、兵藤の4人はそのまま集落の奥へと連れてかれた。
集落に瀕死のサラマンダーを残して。
同時に三沢の中にも何かが壊れた瞬間だった。

(ダークサイドか……それもいいか……)

三沢はヒカリたちへの恐怖と同時に感謝の念もあった。
どうやら吹っ切ることが出来たようだと。
これが彼にとって何に繋がるかは神すら知るところではない。

【一日目・17時55分/日本・熊岡県と東京の境の山奥の集落】


【インデックス@とある魔術の禁書目録】
【状態】健康、捕縛中
【装備】歩く教会
【道具】支給品一式
【思考】
1:取り合えずベール=ゼファー達と行動する
2:どうしよう……

【兵藤和尊@逆境無頼カイジ破戒録】
【状態】健康、元主催者、捕縛中
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:真の黒幕と主催者達を倒し、帝愛グループを取り戻す。
1:手始めに、ノイ・ドヴァイを倒す
2:黒達と行動する
3:三沢達と組む
4:こんなところで死ねるか!
5:万一の場合は三沢達を見捨てて自分だけ助かる


【三沢大地@遊戯王デュエルモンスターズGX】
【状態】健康、キャラ崩壊中、やや暗黒面に偏りつつある、捕縛中
【装備】なし
【道具】支給品一式、サラマンダーのグリモア@よんでますよ、アザゼルさん。
【思考】
基本:空気脱却と暗黒面への憧れ
1:主人公となって殺し合いをとめるがダークサイドもいいかもしれない
2:死の恐怖
3:有効な武器を探す
4:カードとデュエルディスクを探す
※サラマンダーと契約済み

朝比奈みくる@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】健康、捕縛中
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ヒロインになる
1:三沢大地を尊敬、ついていく
2:死にたくない~
※三沢に対しての価値観が変化させられています。

【サラマンダー公威@よんでますよ、アザゼルさん。】
【状態】腹部に斧による切り傷
【装備】愛刀銘「孫六」(最初から所持)
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:革命を行い『男尊女卑』の世の中を実現させる
1:三沢を主人公にする
2:コミケに行き、女に責められる系の同人は焼き、それを買った者は皆殺し。
3:女にはとりあえず唾を吐く
4:黒達と組む
5:四面楚歌だ……

【カリン@ポケットモンスターHGSS】
【状態】頬にかすり傷
【装備】拳銃、ショットガン
【道具】基本支給品一式、不明支給品、亞北ネルの支給品
【思考】
基本:ゲーム乗って生き残る、同じポケモントレーナーでも容赦はしない
1:剣を持った女と手榴弾を投げ込んだ奴に警戒
2:アニメに出るために名を上げる
1:ナツメとヒカリと手を組む
2:兵藤を捕らえて聞き出す

【ナツメ@ポケットモンスターHGSS】
【状態】健康、超能力者
【装備】ムチ、ナイフ
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ゲーム乗って生き残る、同じポケモントレーナーでも容赦はしない
1:カリンとヒカリと手を組む
2:兵藤を捕らえて聞き出す

【ヒカリ@ポケットモンスター(アニメ)】
【状態】健康、ヤンデレ気味
【装備】消防斧@現実
【道具】基本支給品一式、不明支給品
基本:ゲームに優勝して完全無欠のヒロインになる
1:カリンとナツメと手を組む
2:サトシと自分のポケモンは仲間に入れるが敵対するなら殺す
3:いずれはハルカとカスミとアイリスも亡き者にする
4:兵藤を捕らえて聞き出す

その頃……

「熊岡県っていつできたのかしらね?」

カスミは山奥で迷っていた。

【一日目・18時00分/日本・熊岡県と東京の境の山奥】

【カスミ@ポケットモンスター(アニメ)】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】基本支給品一式、不明支給品
基本:ゲームに乗らず脱出する
1:まずはサトシと合流する
2:ハルカ、ヒカリ、アイリスにも出来れば会いたい
最終更新:2012年01月27日 14:17