「強くなりたくはないか?」
「帰れ!」
リュウセイを勧誘しにきたイシドだったが即答された。
最も、これぐらいは想定済みだ。
何せあのカブトボーグの主人公なのだから。
「私の名前はイシドシュウジ。主催側の者だ」
「主催側?」
「我々に手を貸すと言うのなら君に力を与えよう。テラカオス・ドゥバイを倒せる力を」
それを聞きリュウセイは、しばらく考え込んだ後トムキャット・レッド・ビートルを取り出す。
「俺に力を与えると言ったな?だが、俺より弱い奴にそんな事は出来ないはずだ!」
「なるほど。つまり力ずくで分からせてみろと?」
同じくイシドも自分のカブトボーグを取り出す。
「ああ、チャージ三回、フリーエントリー、ノーオプションバトル!」
「チャージ三回、フリーエントリー、ノーオプションバトル!」
「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」」」
「チャージイン!!!」
「チャージイン!!!」
リュウセイのトムキャット・レッド・ビートルと、イシドのカブトボーグが激突する。
「なっ!?」
だが、弾き飛ばされたのはリュウセイのトムキャット・レッド・ビートル。
「何故だ?何故、俺のトムキャット・レッド・ビートルが……」
「分かったか?君は自分が思っているほど強くは無いのだよ」
「ど、どういう事だ!?」
突然のイシドの言葉にリュウセイは困惑する。
「確かに、ボーグバトル世界チャンピオンに上り詰めた君の実力は評価しよう。
だがこの世界ではその程度では通用しない。現に君は東京都知事戦以降、全ての戦いに敗北している!」
「そ、それは……」
リュウセイの動揺に影響されたのかトムキャット・レッド・ビートルの動きが鈍くなる。
その隙を突き、イシドのカブトボーグが追撃をしかける。
「ぐあっ!」
「しかも君の親友の松岡勝治、そして君の恩人ロイド安藤も死亡が確認された」
「そんな……勝治と……ロイドさんが……」
「君をパートナーに認めたパルキアどころか友一人守れない!はっきり言おう天野河リュウセイ!!!
貴 様 は 弱 い !!!!」
「……」
俺は弱い?
リュウセイの頭の中で、その言葉が何度も何度も繰り返し響く。
俺が弱いから勝治は死んだ?俺が弱いからロイドさんは死んだ?俺が弱いからパルキアが死んだ?
俺が弱いから……
「力を与えよう」
目の前ではイシドが自分に向かって手を差し出している。
これを取れば自分は
強くなるのか?なら……
リュウセイは生気の宿っていない瞳で、イシドを見つめながらその手を掴もうとする。
(これで天野河リュウセイは……)
イシドは笑みを浮かべた。
「デンジャラス・サンダー・アルティメット!!」
「チャイナクック・マーベラス・チャーハン!!」
だが次の瞬間、二人の間に青と黄色の二機のカブトボーグが割り込む。
「おいリュウセイ、まさかそんな奴の戯言に騙されたりなんかしないよな?」
「リュウセイ君、君は強いそれは他の誰でも無い!僕達が良く知っている!!!」
「お、お前ら……」
リュウセイは有り得ない者を見た、何故なら死んだ筈の勝治とケンがそこに居たからだ。
「勝治……お前死んだんじゃ……」
「うん、正直危なかったよ」
「ば、馬鹿な……」
イシドは驚きを隠せなかった。松岡勝治は死んだその筈だ。
なのに何故?
野比玉子症候群でも無いというのに……。
(これが死ぬ死ぬ詐欺か)
「おい、お前さっきからリュウセイに好き放題言ってくれたな?」
「でも残念ですね!貴方の言っている事は間違っている!」
「何?」
「確かに、リュウセイはここに来てから負けまくってる!」
「元の世界でも、幼稚園児にも負けたりもしました!」
「でも、リュウセイは例えどんな相手だろうと必ず最後には勝つ!!」
「そう……何故なら彼は一分一秒、そして、この瞬間にも成長している!」
「だからこそ言える!今のリュウセイは、前のリュウセイより、もっともっともっと」
「「強い!!!!!」」
(こいつら……)
リュウセイの瞳に生気が戻る。
その瞳には、揺らぐことの無い信念の炎が灯っていた。
「勝治、ケン……ありがとう……」
リュウセイは俯いた顔を上げた。
「イシドシュウジ……。俺は弱くなったんじゃない迷っていただけなんだ」
「何?」
「確かに俺は何度も負けた。だけどその度に俺は成長する。それを気付かせてくれたのはお前らだ勝治、ケン」
「おろかな、その程度では奴には……テラカオス・ドヴァイには勝てん!」
「そうかも知れないな。でも俺にはまだ友が居る。様々な戦いを共に乗り越えてきた唯一無二の友が!!!
だからこそ言える!俺達は絶対に負けない!何故なら俺達に乗り越えられない壁など存在しないからだ!!!!」
「そうリュウセイ君の言うとおりだ!!!」
「仮に乗り越えられない壁が存在するのであれば!!!」
「そんなもの全て打ち砕いていやる!!!!」
リュウセイ、勝治、ケンの叫び答えるようにトムキャット・レッド・ビートルが輝き始める。
だが、その輝きは何時もの赤い輝きに加え青と黄色の輝きを点している。
「見せてやる!イシドシュウジ!!!これが俺達の力だ!!!!」
「ぐっ馬鹿な。こんな事が……」
「「「チャイナクック・サンダー・ゴールデンマキシマム・バーニング!!!!!!!」」」
三人の友情を乗せた最強の一撃がイシドのカブトボーグに炸裂した。
次の瞬間、その場が赤と青そして黄色の光に包まれた。
「私の……負け……」
イシドのカブトボーグは木っ端微塵に砕けていた。
「それと最後に、もう一つだけ言っておくイシドシュウジ」
「何だ?」
「主催者本部に帰って奴らに伝えろ!主催者共!俺は必ずお前らを一人残らず叩きのめす!!」
「つまり貴様は我々に宣戦布告するというのか?」
「まぁな」
「いいだろう。だが後悔する事になるぞ」
【イシドシュウジ@イナズマイレブンGO】
【共通思考】
1:バトルロワイアルを運営しつつテラカオス・ドヴァイを倒す
2:主催者本部に戻る
※主催側です。
「行こうリュウセイ君!テラカオス・ドヴァイを倒しに!」
「ああ!でもその前に腹減ったな……」
「それにしても俺、彼女何時出来るんだろう?」
【一日目・19時00分/東京】
【天野河リュウセイ@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】疲労(極大)、深い悲しみ、強い決意
【装備】トムキャット・レッド・ビートル
【道具】支給品一式
【思考】
基本:混沌生命体テラカオス・ドゥバイと決着を着けた後、主催者共を一人残らず叩きのめす!!
1:ボーグバトルでテラカオス・ドゥバイを倒す
2:ロイドさんの仇を討つ
3:飯を食いに行く
【松岡勝治@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康
【装備】エレクトリカル・スピードワゴン
【道具】支給品一式
【思考】
基本:リュウセイについていく
1:ロイドさんの仇を討つ
※何故か復活しましたがカブトボーグではよくある事です
【龍昇ケン@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康
【装備】キー・オブ・ザ・グッド・テイスト
【道具】支給品一式
【思考】
基本:リュウセイについていく
1:俺、何時になったら彼女出来るんだろう?
2:ロイドさんの仇を討つ
「そうですか。イシドが失敗しましたか」
『どうします?』
「別に問題はありませんよ。どちらにしろ彼はテラカオス・ドゥバイを倒すつもりでしょう?なら泳がせておきましょう」
『分かりました』
【真昼の月
アンゼロット@ナイトウィザード】
【思考】
1:バトルロワイアルを運営しつつテラカオス・ドヴァイを倒す
2:新しい駒でも捜しますか
3:イシドが失敗しましたか……
※主催側です。
「何処行った!あの男!!!」
その頃、由乃はケンを探していた。
何故なら、描写されていない間に何があったのかケンは雪輝を殺してしまったからである。
【我妻由乃@未来日記】
【状態】ヤンデレ
【装備】雪輝日記
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ユッキーをなんとしても生き返らせる!
1:ユッキーを殺したケンを殺す
【天野雪輝@未来日記】死亡確認
最終更新:2012年01月30日 17:47