「ぎゃああああああああああああああああ!助けて、マスター!!!」
レンは叫んでいた。
「赤い小人さんが向こうで手を振ってますよ。あ。ピンクの象もいます」
ハクは狂っていた。
ハクが運転し、レンが同乗する装甲車は都内を駈けまわっていた。
そのスピードはウサイン・ボルトやチーターの比ではない。
っていうか、車が出すスピードを最早超えていた。
その為、レンの叫びはそれにかき消され聞こえることはなかったわけで。
さて。このあまりに速いスピードのせいでレンは吐きそうになっていた。
まあ、そうかもしれない。例え健康体の人間でもこのような早いスピードの車に乗って平気な奴などいない。
そもそも、こんな早いスピードの車に乗ることもないだろうが。
そんな中でも、どんどん人を引き殺していくハク車。
向こうからはうめき声やら何やら。
レンは心の中で、
ごめんなさいをした。
【安心院なじみ@めだかボックス 死亡確認】
【
巨人小笠原@なんJ 死亡確認】
【アンドリューW.K.@現実? 死亡確認】
【シン・アスカ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY 死亡確認】
【浜渡浩満@ピューと吹くジャガー 死亡確認】
【つけもの@ボボボーボ・ボーボボ 死亡確認】
【安雄@
ドラえもん 死亡確認】
【東城歩@銀魂 死亡確認】
死因:ハクの車にはねられた
「ハクさん、もう割とマジで大丈夫なんでここでおろしてくださ……っていっても無駄か」
レンはハクの方に向き直った。
しかし、無反応である。っていうか……っていうか……
「ハクさん……!?」
ゴゴゴ
「こ……この人」
ゴゴゴゴ
「死んでいる……!」
ハクは口から血を流し、恍惚な表情を浮かべたまま死んでいた。
【弱音ハク@VOCALOID 死亡確認】
死因:中毒死
【一日目・3時07分/n
「いやいやいや、俺どうなっちゃうのさ!」
たまらずツッコむレン。
そう。運転手が死んでも、車は止まることはない。
車はそこまでお利口さんじゃないのが現実なのだ。
それにしても、いったいどうしてこうなってしまったのだろう。
まあ、新年会での話を忘れてしまった自分も自分だが
いくらなんでも、この状況は……あれである。
「何で俺ばっかりこんな目にィィィィィ!?」
世界一不幸な美少年の叫びを乗せ、暴走を続ける装甲車であった。
【一日目・3時07分/日本・埼玉県さいたま市】
【鏡音レン@VOCALOID】
【状態】恐怖、吐きそう、超疲労
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:生き延びて家族と再会する
1:
KAITOとミクとなんとか連絡を取る
2:たすけてー!
最終更新:2012年11月11日 19:47