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俺が目を覚ますと、そこは戦場だった。
人が人を撲殺し、刺殺し、射殺し、斬殺し、焼殺し、爆殺し、毒殺し、食殺し――――
とにかくそこには屍があった。
だが俺には見知らぬ彼らを弔うつもりはなく、ただ通り過ぎて行く。
そしてそれらは野晒しにされ、再び日の目を見ることはないだろう。多分。

俺がしばらく歩くと、俺はその目を疑った。
なんと全く同じ姿の女性二人が激しい戦闘を繰り広げているではないか。
とても殺し合いをするとは思えないほどの一般人ですらこの有様か。
やはり俺には見知らぬ彼女らを止める勇気も戦う力もなく、ただ通り過ぎて行く。
そして一方の額にナイフが刺さり、もう一方の心臓に銃弾がめり込み、地に沈む。相討ちか。
そしてそれらは野晒しにされ、二度と起き上がることはないだろう。多分。

嗚呼、俺に何の罪があるというのだ。
俺のしていたことといったら何だっただろうか。



火事場の野次馬。
人混みに呑まれる。
長い長い行列に並ぶ。
白熱する名勝負の観戦。
レストランで食事をする。
無表情にさも興味無さげに歩く。
何かしら他人と会話しながら歩く。

いつの間にか首に巻き付いていた首輪に眉を顰めながら、頭をよぎったのはそんなことばかりだった。
ただ俺は普通の人間と何ら変わりない生活を続けてきただけではないか。
こんな可笑しな世界に送り込んでくれた主催者への怒りが募ると同時に、生への渇望が心の中で蠢き始めた。

死にたくない
死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない

だから俺は決めた。
徹底的にこのゲームに、この世界に抵抗し、反逆し、破壊してやろうじゃないか。



だが俺には奴を打倒する能力がない。
ヒーローの証たる必殺技も。
古い伝説に謳われる武器も。
人智を遙かに超える魔法も。
念力で匙を曲げる事すらできない。俺はそんな、「なんでもない」男。

それなら強くなればいい。奴を倒せるほどに。
「なんでもない」の汚名など返上すればいい。
他人の力もいらない―――というのは俺の存在感が薄くなるからという嫉妬だ。

淡い期待を抱きながら、デイパックに手を入れると、食糧や地図、名簿その他つまらないものに混じって剣が姿を現した。
生憎俺は武器についての知識が全くと言っていいほどないが、何というか不思議な力を感じたのは気のせいだろうか。
まあこの場に於いて出てきたのが武器というのは心強い。

待ってろよ主催者!!必ずしもこの俺がその野望、食い止めてくれる!!
そして俺は新たな誓いを胸に先程の相討ち死体からデイパックを頂戴し、南へ歩を進めることにした。



ん?俺の名前は何なのかって?
そんなものあったところでお前は「なんでもない」俺に興味を持つのか?

まあいい。とりあえず―――――――




―――――――男1、とでも名乗っておくか。



【一日目 4:44 A-1北部の空地】
【男1@エキストラ】
状態:健康
装備:剣(詳細不明)
所持品:荷物一式×3 銃・ナイフ(詳細不明)不明支給品0~6個(男1は確認済。つまらないもの)
思考:1.南へ向かう
   2.仲間はいらない
   3.死にたくない
   基本思考.「なんでもない」男からの脱却(特殊能力・武器を取得し、強くなる
   最終目標.主催者の打倒
備考:※各種武器・つまらないものがどこの作品の誰のものであったのかは後の書き手の方にお任せします。
   ※男1は様々な作品に登場した通行人や見物客などといったモブキャラのうちの一人で在って、全てのモブキャラでもある、メタ的存在です。


野比玉子ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
最終更新:2007年09月03日 11:44