飛竜、ハクメンと別れた後、小町率いる影薄チームは大阪を探索していた。
本当はすぐに四国に行ってもよかったのだが、小町自身気になることがあったのだ。
「どう見ても不自然だね、この氷…」
「ホント寒いっすね」
先ほど撃破したデンジャーが暴れたことによる炎の被害は既に収まっている。
だがその代わり、大阪の建物のあちこちが凍結していたのだ。
まるで一面大吹雪に遭ったかのように。
もしかして先ほどあちこちに上がっていた火の手も吹雪によって強制的に…。
この光景を見て小町は日之影に話しかける。
「あたいの知っている奴には冷気を操る奴がいるんだが、正直あいつがここまでやるとは思えないねぇ…。
日之影、あんたの学園にこういうことできる奴はいるかい?」
「あぁいるぜ、黒神くじ…いや名瀬夭歌って奴さ。厳密に言えば冷気を操っているわけじゃないんだが。
もっとも俺もあいつが無意味にこんなことする奴だとは思えねぇよ。
十中八九俺らの知らない奴の仕業だろうな…というかこの規模から考えれば人外の可能性すらあるぜ」
「あたいだって一応人外だけどね」
「人外っすか…まさか『
都庁の軍勢』の魔物かもしれないっすね」
「そういえばいましたねモモさん。東京にそんなのが」
「えぇ!?モンスターさんここまで来てるの?」
「え、あたい知らないんだけど。詳しく教えてくれるかい」
桃子と黒子とあかりの口から出た都庁の軍勢というワードに小町が反応する。
桃子は自分に支給されていたスマホを駆使して今まで情報を集めていたのだ。
彼女自身が今まで戦えなかったのは支給品が戦闘向きではなかったことに起因する。
なので今は素手でもA級ズガン師をボッコにできる日之影から斬鉄剣を預かっているのだ。
桃子はスマホのネット掲示板のページを見せながら説明する。
「突如魔物の集団が東京都の都庁を占拠したんすよ。で、今は都庁を巨大な大樹に改造しているという話っす。
人間を敵視しているらしくて、魔物による被害も多発しているとか」
「要するにあたいの世界で言う山の妖怪共を過激にしたような奴らかい、困ったもんだ」
「他にもDMCに心酔する信者の暴動も酷いらしいっす」
「DMCってあのクラウザーさんが率いるカリスマメタルバンドですね。確かクラウザーさん死んじゃったんですよね」
「私も実はDMCのファンなんすけど、流石にここまでは…ドン引きっす」
「やれやれ、つまり東京はいろいろヤバイってことかねえ…」
桃子たちの話を聞いて小町は頭をクシャクシャと掻いた。
「そういやモモ、騎士の奴が行ってたことについて何か分かったか?」
「すいませんっす、こっちに関しては全然サッパリっすよ」
「しょうがねぇな…何せキーワードがなぁ」
他にも空気中に漂っていたという『何か』。
混沌の騎士だけがその存在を感じ取っていたという。
彼の死に際から紡がれた言葉も断片的なもので釈然としないのだ。
解決すべき問題がやまほどあることに頭を悩ませる影薄一行。
そんな彼女達の前に女子のグループ+αが現れた。
彼女達は魔法少女とプリキュアに変身する5人組であった。
影が薄かったためにいきなり現れたことに驚かれたが互いに敵意は無かったため自己紹介及び情報交換は滞りなく進んだ。
そんな中で…
「何?あんたの友人が巨大な竜に攫われたって?」
「えぇ!?ドラゴンさん大阪に来てたの?」
「そうなんだよ、あんた達は見てない?全身氷で三つの首を生やした竜なんだけど…」
さやかは話した。友人であるまどかが吹雪を操る竜に攫われたことを。
彼女達はさやかの治癒魔法で回復した後大阪中を探索してみたが未だに見つかっていないこと。
大阪中で建物が凍結していた氷の竜の仕業だったことに小町と日之影は納得し、あかりは驚く。
「いや、あたいらは見てないねぇ」
「こまっちゃんに同じだぜ。どうやら話聞く限りかなり時間が経っちまってる。
大阪どころか関西にいるかどうかすら怪しいぜ?その竜の飛行速度によるがな」
「そんな…」
「ほ、ほむらちゃん!?気を確かに!」
小町たちの回答に、元々疲弊していたほむらは足元がふらつく。
相田マナが支えたことで倒れずにすんだがほむらの表情からは今にも絶望に落ちそうな気配が漂っていた。
それを見て桃子が口を開く。
「話聞く限りそのドラゴンはまどかって子を殺すつもりはなさそうだから大丈夫っすよ」
「それは本当!?」
「ちょ、ちょっと落ちつくっすよ重火器の魔法少女さん。それに連れ去られた場所は見当がつくっす」
「…やはり東京か」
「あのドラゴンが都庁の軍勢の一人だったらの話っすけどね」
「でも違う可能性もあるよね…」
「確かに…でもこれが唯一の手がかりなんだ。あたいはこの手がかりにかけるしかないと思うけどね」
「小町さんの言うとおりだよ、その可能性に賭けよう!」
小町の言葉に桃園ラブは頷く。
その言葉を受けてマナに支えられていたほむらはしっかりと立ち上がる。
「そうね、一桁でも可能性があるならそれで十分だわ」
「あの竜の飛行速度には追いつけないだろうし…やはり東京に行くしかないか」
「こまっちゃん、アンタの能力で竜との距離を縮められないか?」
「それは無理だね、あたいはあの竜の姿を認識していないからね。東京との距離も同様だ。自力で行くしかないね」
「そうね、そうさせてもらうわ」
「でもこっから東京都って相当遠いよね…」
「関係ないわ、まどかを助けるためだったら距離なんて…」
「その意気だよ転校生!」
どことなく盛り上がりたくなるような対主催チームの雰囲気と言える。
が、そんな中で小町は気づいていた。ずっとこちらに向けられている視線に。
「さて、盛り上がっているとこ悪いが…出てきな。そこにいるのは知っているんだよ?」
「え、誰かいるの?」
「確かに言われてみりゃ気配は感じるぜ…」
小町が誰もいない空間に話しかけるが返事や反応は返ってこない。
小町は斬魄刀『神槍』の刃を誰もいない空間に向ける。
「出てこないんじゃしょうがない…射殺せ、『神槍』ッ!!」
神槍の刃が伸びるが、突如ガキンッ!という音がして弾かれた。
そして聞きなれない声が辺りに響いた。
「んんwww舌で防がねば危ないとこでしたぞwww死んだらどうするのですかなwwww」
草を盛大に生やしたロジカル言語口調と共に巨大なソレは姿を現した。
紫色を基調としたカラーに歪な形の翼を生やした四足歩行の体、ぎょろついた目、そしてチロチロと動く伸縮する舌。
醜悪な化け物が現れたのだ。
「な、何アレ?キモッ!!」
「カメレオンさんかな?」
「失礼なwwwこれでも古龍、すなわちドラゴンですぞwwww」
「ドラゴンって…嘘でしょ?」
「ていうか喋ってますね…」
「モンスターが喋れないといつから錯覚していたんですかなwwww」
先ほどの氷竜とは全く違うこのカメレオンのような化け物がドラゴンを名乗ることに一同は戸惑いを浮かべる。
実際このカメレオンのような醜悪なモンスターはオオナズチ、霞龍と呼ばれる列記とした古龍だ。
竜巻を発生させる、全てを焼き払う業火を吐く、天より雷を落とす…古龍はそれぞれ災害クラスの能力を持つ。
その中で彼が持っているのは自身の姿を消すステルス能力…古龍の中でショボイとか言うな。能力を他の飛竜にパクられたことは触れてやるな。
彼は同期であるクシャルダオラやテオ・テスカトルがモンハンの最新作に出た中一人だけハブられた…。
つまり影の薄い古龍であった。
そんな彼は何が目的で彼女らに近づいてきたのだろうか?
「決まっていますなwwww美少女は全員拉致った上で都庁にお持ち帰りですぞwwww」
「変態だぁぁぁぁ!…って今都庁って言ったよね?」
「でも男二人と淫獣と
カービィっぽいのはいらねwwww」
「僕らはお呼びではありませんか」
「淫獣って、カメレオンの分際で好き勝手言ってくれるやないか」
「で、そこのおっぱいツインテ女は何故我のステルス能力を見抜けたのですかなwwww」
「生憎あたいはあんた
みたいな影薄い奴らと長い間一緒にいるからねえ」
「こうなったら強行手段以外ありえないwwww」
「っ…みんな来るよ!」
こうして彼女らと霞龍との戦いが始まった。
そして数分後、そこには草を生やす気力も失せるくらいにボロボロになって正座させられているオオナズチの姿があった。
そりゃ相手は死神に学園最強に魔法少女二人にプリキュア三人だからね。
前述した古龍ならともかくオオナズチじゃ一方的にフルボッコされてもしゃーない。
「ぐぬぬ、ここまでですかな…煮るなり焼くなり好きにするといいですぞ…」
「そういえばアンタ都庁に持ち帰るって言ったよねぇ」
「その通りですぞ。我は都庁で美少女達と同人誌みたいなことをしまくって悠々自適な生活を送るつもりだったんですぞ…」
「もしかして都庁の軍勢の一匹なんすか?」
「まだあいつらの仲間ではありませんぞ。ですが一応知り合いのロリコンドラゴンが都庁にはいるかもですなwwww」
オオナズチは元々グンマーの住人でありそのよしみで氷竜とは一応知り合いだったのだ。
本当はグンマーに持ち帰りたかったがグンマーは原住民が皆殺しにされてヤバイっぽいので都庁に持ち帰ることにしたのだった。
「と、言うことはアンタは都庁の場所を知っているわけだね」
「知ってますぞ」
「丁度いい足が見つかったじゃないか。こいつに乗せてってもらえばいいんじゃないかい?」
「そうね、それがいいと思うわ。まどかを攫った奴よりは速度が落ちそうだけど」
「えー、こいつに乗るの…?」
「サラマンダーとどっちが速いのかな」
「んんwwww持ち帰られる気になったんですかなwwww」
「今度余計なこと言うとその舌引っこ抜くよ?」
「サーセン…」
こうして彼女らの足代わりにされたオオナズチであった。
敗北したからしゃーない。
魔法少女+αは次々とオオナズチの巨体に乗っていく。
「さて、あたいも行くとするかね」
「小町さんも行くんすか?四国に行くんじゃ…」
「どうやら東京が凄いことになってるみたいだからねぇ。
この分じゃ先に九州ロボに乗り込んで主催者を倒したって殺し合いが終わるとは思えないんだよ。
どうやら後回しにすることになりそうだねえ」
「言われてみりゃそうだな。四国の方はあの忍者達に任せちまっていいかもな」
「ちょwwwwお前らも乗るんですかなwwww」
「その巨体なら全員乗れるでしょう」
「あかりも乗りたい!」
「そうだねぇ、あたいら全員拉致しようとしてたくらいだし…」
「確かに我は最大金冠のキングサイズですがなwwww」
「じゃあできないとは言わせないよ?」
「え、あ、はい…」
「まぁ重かったらあたいが一人分くらいは持ってやるよ」
「飛行中でもさやかちゃんが治癒してあげるからさ」
「ありがとナス…ですがこの程度のダメージなら問題ありませんぞwwww」
小町の『神槍』の刃の光と死神の眼光にオオナズチは逆らえなかった。
もっとも、小町は飛行能力を持っているので彼女はオオナズチに飛びつく必要は無いが。
「では行きますぞwwww」
小町以外の全員を乗せたオオナズチは歪な翼を広げて飛び立つ。
先ほどのダメージを感じさせずに上空を飛行するその様はその雄雄しい姿はまさにドラゴンそのものであった。
草を生やした口調でも、こんなヘンテコな姿でもドラゴンなんだなぁとオオナズチの横を飛ぶ小町は思ったのだった。
【一日目・22時30分/日本・大阪上空】
【小町と影薄な仲間たち】
※メガザルの腕輪により、全員のダメージ等が完治しました。
※飛竜たちとの情報交換して、主催達が九州ロボにいることを知りました。
【小野塚小町@東方Project】
【状態】健康、飛行中
【装備】斬魄刀『神鎗』@BLEACH
【道具】舟
【思考】基本:もう仲間を誰も失わない為にカオスロワを終わらせる
0:東京へ向かって東京の情勢を何とかする
1:もう二度と仲間を置いて行こうとしない
2:幽香と戦う事を覚悟する
【黒子テツヤ@黒子のバスケ】
【状態】健康
【装備】猟銃@現実
【道具】死出の羽衣@ 幽々白書
【思考】基本:仲間と共にカオスロワを終わらせる
1:友人たちと生き残る
2:混沌の騎士の言っていた空気中に漂う何かが気になる
※実はゴゴの死体から猟銃を回収していました。
【東横桃子@咲-Saki-】
【状態】健康
【装備】斬鉄剣@ルパン三世
【道具】支給品一式、スマホ
【思考】基本:仲間と共にカオスロワを終わらせる
1:加治木先輩や友人たちと生き残る
2:混沌の騎士が言っていた空気中に漂う何かって主催の仕業?
3:スマホを使ってネットで情報を探る
4:DMCファンだけど信者の暴動にはドン引き
【赤座あかり@ゆるゆり】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】マムルの肉×2@風来のシレン
【思考】基本:仲間と一緒にカオスロワを終わらせて主人公らしく大活躍!
1:混沌の騎士の分も頑張る
2:あかりドラゴンに乗ってるよ!
【日之影空洞@めだかボックス】
【状態】健康
【装備】己の拳
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者を倒す
0:東京都の情勢を何とかする
1:仲間を守る
2:混沌の騎士が遺した謎を解く
3:↑の全部やらなくちゃあならないのが先代生徒会長の辛いとこだな。
※斬鉄剣は混沌の騎士のものを受け継ぎました。
※不明支給品はメガザルの腕輪でしたが、効果が発動したため、砕け散りました。
【オオナズチ@モンスターハンターシリーズ】
【状態】ダメージ(中)、飛行中
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:美少女を都庁にお持ち帰りたい
0:負けたから影薄達の言うこと聞いとく
1:影薄、魔法少女、プリキュアを乗せて東京都へ向かう
2:ボレアスさんや原住民まで死んでるとかグンマーヤバくねwwww
【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】ダメージ小
【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ(穢れ35パーセント)
【道具】支給品一式、ベレッタM92(残弾95)、レミントンM870(残弾20)、ミニミM249(残弾50)、M16クレイモア×10、L16 81mm迫撃砲×5、M84 閃光手榴弾×20、88式地対艦誘導弾、長ドス、ゴルフクラブ
【思考】基本:まどかを守る
1:まどかを早く助けるために東京へ向かう
2:桃園ラブに僅かに罪悪感
【ケルベロス(小)@カードキャプターさくら】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】支給品一式
【思考】基本:桜を探す
1:えらいこっちゃ!
2:東京都におるかなぁ
【相田マナ@ドキドキ!プリキュア】
【状態】健康
【装備】キュアラビーズ@ドキドキ!プリキュア、ラブリーコミューン@ドキドキ!プリキュア、ラブハートアロー@ドキドキ!プリキュア、シャルル@ドキドキ!プリキュア
【道具】基本支給品一式
【思考】基本:殺し合いを止める。
1:ここにいるみんなと一緒に殺し合いを止める。
2:まどかを助けに行く
※前回のロワとは関係ありません。
【桃園ラブ@フレッシュプリキュア!】
【状態】健康
【装備】リンクルン@フレッシュプリキュア!、キュアスティック・ピーチロッド@フレッシュプリキュア!
道具】基本支給品一式、大量のドーナツ
【思考】
基本:絶対に殺し合いを止めて、みんなが助かる方法を探す。
1:誰かを探しながら、ワドルディを守る。
2:ここにいるみんなと一緒に殺し合いを止める。
3:まどかを助けに行く
4:ほむらはまだ少し怖いが、仲良くしたい
※9期とは関係ありません。
【蒼乃美希@フレッシュプリキュア!】
【状態】健康
【装備】リンクルン@フレッシュプリキュア!、キュアスティック・ベリーソード@フレッシュプリキュア!
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:殺し合いを止める。
1:ここにいるみんなと一緒に殺し合いを止める。
2:さやかが何だか他人のような気がしない。
3:死んだキュアピースの分も頑張る。
4:まどかを助けに行く
※放送の内容をラブ達から聞きました。
【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康
【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ(治癒魔法使用のため、穢れ蓄積中)
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:マミさんの為にも、殺し合いを止める。
1:ここにいるみんなと一緒に殺し合いを止める。
2:美希が何だか他人のような気がしない。
3:まどかを助けに行く
※8期、9期とは関係ありません。
※放送の内容をラブ達から聞きましたが、上条恭介の死を知りません。
【ワドルディ@星のカービィ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:殺し合いには乗らない。
1:ここにいるみんなと一緒に行動する。
2:みんなの役に立ちたいけど……
※6期とは関係ありません。
※アニメ出展なので、喋る事ができません
最終更新:2014年02月26日 19:20