魔法少女・黒神めだかと仮面ライダー王蛇・浅倉威の長時間に渡る戦いは一瞬でカタがついた。
「チクショ…ウ……!!」
「……すまない」
魔法少女の拳が仮面ライダーの腹部を、ベルトにあるデッキごと貫いたのだ。
めだかが血まみれの拳を引き抜くと、デッキを破壊されて変身が解けた浅倉は口と腹から喀血し、地面に横たえて息絶えた。
浅倉と彼のポケモンであるミカルゲから一方的に攻められ、ダメージを受け続けていためだか。
しかし彼女は、ミカルゲの使う「あくのはどう」を、相手の能力をコピーして相手以上に能力を使いこなす強力な異常性「完成(ジ・エンド)」を使い、ミカルゲを上回る効果の「あくのはどう」を使って浅倉・ミカルゲ・ベノスネーカーをひるませたのだ。
あとはめだか自身が最初から持ち合わせている人間離れした攻撃力で浅倉の腹部へ一撃を叩き込み、決着をつけたのである。
ちなみにめだかは、この戦闘において魔法は一切未使用だったりする。
箱庭学園生徒会長の戦闘力は伊達ではないのだ。
「お、おんみょ~ん……」
トレーナーを失い、そのトレーナーを一撃で殺害した相手の圧倒的な強さにミカルゲは戦意喪失してしまい、浅倉の契約モンスターであるベノスネーカーも鏡の世界へと逃走した。
「怯えるな、こちらや他者に害することをしなければ私はおまえを殺しはしない」
めだかは浅倉の所持品からモンスターボールを回収し、隅で怯えていたミカルゲを回収した。
マーダーがトレーナーだったとはいえ使われていたポケモンには罪はないと思っているようだ。
「やっと終わったね、めだか」
近くの草むらから、隠れて様子を伺っていたキュゥべえが姿を現した。
彼は一時は黒神めだかを見捨てて逃げることを考えていたが、魔法少女としての素質は別として、地の技量で彼女レベルの戦闘力を持つ少女の絶対数は少ないので、切り捨てはもうしばらく様子を見てからでも遅くないと考え残ったのだ。
結果としては彼女は自分に害をなすマーダーを駆逐してくれたので、めだかの切り捨ては時期尚早であると結論づけた。
倒したのは対主催かマーダーかは知らないが、超強大な魔女であるワルプルギスの夜も放送で呼ばれ、他所ではどんな危険が待ち構えているかもわからない以上、黒神めだかという大戦力を今、手放すのは惜しいのだ。
キュゥべえがそのような企みを抱いていたことも知らず、めだかは彼を大切な仲間の一匹として扱うのであった。
「なんとかな」
「しかし、君の戦い方の一部始終を見るに、君ほどの実力者なら最初から全力を出せば、こんな男くらいすぐに倒せたんじゃないのかな?
どうしてそうしなかったの?」
「玉子さんを殺した笑う黄金の骸骨と違って、こやつは話が通じると信じ、説得してマーダーの道から足を洗わせたかったのだ……」
「でも、結果はこの通りだね」
「ああ、ダメだった。 こやつはもう、手遅れだと感じて殺すことにした」
めだかの眼には涙がこぼれていた。
彼女は上から目線ではあるが、全ての人間や生き物を愛している。
故にめだかはマーダーが相手でも、多少のダメージを覚悟の上で戦いながら必死に説得を続けた。
しかし、浅倉は芯まで狂ってしまっているDMC狂信者であることに加えて、最初から大きく人道に外れた凶悪犯であり、説得による平和的解決は不可能と見ためだかは、とうとう浅倉の殺害を決意した。
彼女にとっては苦渋の決断であり、彼女の涙は浅倉の説得を諦めざるを負えなかった悔しさからくる涙であった。
浅倉を一撃で仕留めたのは、彼をなるべく苦しせないための慈悲の現れである。
「だがこれでハッキリしたことがある。
相手がマーダーである以上は、説得など時間の無駄であると」
浅倉との戦いはめだかの考えに変化をもたらした。
彼女が涙をぬぐうと、その表情は泣き顔から厳格なものに変わっていた。
「例え殺し合いに乗っている者でも、話し合えばわかりあえると私は信じていた。
しかし、それは独りよがりな甘い考えに過ぎなかった。
今思えば、その甘さが玉子さんを殺す結果になってしまったのだ……」
「君はあの骸骨の時も、最初は対話から入ろうとしてたよね。
相手は笑ってばかりで会話が成立しなかったけど」
「今回も何時間も説得したが、こやつの心を動かすことはできなかった。
結果的に被害は私が少しばかり傷ついた程度で済んだが、あのままダラダラと戦い続けると、おまえや他の参加者が犠牲になる可能性だってあった。
これからはそんな犠牲がでないように、私は殺し合いに乗った者は説得せずに殺すことにするよ」
これまで己の持つ他者への愛情から誰が相手でも慈悲を持って接触していためだか。
しかし、彼女の情に答えてくれるマーダーなど稀であろう。
ならば説得は無駄、いっそマーダーを殺すことで罪なき人々をより多く守るべきだという考えに思い至ったのだ。
「俗に言うマーダーキラーというやつだな。
正直なところ、誰であれ殺すのは心苦しいが、これからは相手が殺し合いに乗っているとわかれば迷わずに殺すつもりだ……自分の手を血で汚すことも覚悟の上でな。
キュゥべえ、おまえはどう思う? マーダーを殺して他者を守るという考えは浅はかか?」
「この殺し合いという状況下ではそれも仕方ないさ。
むしろ、僕は君の考えは最良だと思うよ?」
「そうか」
キュゥべえはマーダーとあらば容赦するべきでない考えに賛同した。
というのも彼なりの思惑があってのことだが。
(彼女はマミや杏子を遥かに凌ぐ戦闘力を持っている。
今までは「優しさ」という感情のせいで実力を発揮できなかったみたいだけど、迷いや容赦を捨てた彼女なら僕の護衛として立派に務まるだろう。
それにマーダーが減れば、その分だけ魔法少女になれる女性の消耗も減り、鹿目まどかの生存率も上がる。
なんとしても彼女を有効活用して母星との連絡が取れるその時まで生存し、まどかを始めとする生き残った女性参加者達を魔法少女に変えなくては……!)
キュゥべえはあくまでめだかを生き延びるためのツールや、マーダーという害虫を駆除する道具としか思っていなかった。
だからこそ、彼女がマーダーを殺す決断をしたことを喜んで(彼に感情はないが)受け入れたのだ。
一方、そんな彼の思惑など知らないめだかは。
(まあ、箱庭学園には、その気になれば死者蘇生も何のそのな球磨川や安心院さんもいるし。
私自身もジ・エンドの応用で死者の蘇生ができるだろう。
マーダー達には悪いが、殺し合いが終わるまでの辛抱だ。
全てが終わったら必ず生き返してやろう、もちろん玉子さんもな)
実は彼女がマーダーキラーを志したのは、箱庭学園の生徒の中には死者の蘇生を行える者がいた事を思い出したからでもあるのだ。
つまり、生き返せるからこそ、マーダーには「一時的に」死んでもらうことにしたのだ。
その算段があって、マーダーを殺す考えに踏み切ったのである。
恐るべきは、実際に死者蘇生を片手間で行える生徒がいるチートの園・箱庭学園である。
……が、しかし、大災害以降、一部の例外を除いて死者の蘇生ができなくなっていることを黒神めだかはまだ知らないことをここに付け加えておく。
とりあえずの方針を決めためだか達は、次の目的地を決めようとしていた。
「めだか、次はどこに行くんだい?」
「そうだな。
次に行くとすれば、この男のような狂信者が集うビックサイトや凶悪な魔物が根城にしている都庁のある東京か、風の噂で凶悪なマーダー集団がいる四国方面のどちらかだろう。
私の考えでは――」
ドスリッ ――CLOCK OVER――
「――え?」
それは余りにも唐突で突拍子がなさすぎた。
突如、めだかの目の前に蜂をあしらったデザインの仮面ライダーが現れ、同時にライダーの腕から伸びる針がめだかの心臓を貫いたのだ。
チートじみた身体能力を持つめだかすら反応できず、瞬きも許さぬほど、突然に現れたのであった。
「に、逃げろキュゥべえ……!」
――それが箱庭学園生徒会長にして魔法少女、黒神めだかの最後の言葉であった。
「ライダースティング」 ――RIDER STHING――
膨大なタキオン粒子が、仮面ライダーの腕から伸びる針を通してめだかの体内に注ぎ込まれる。
そして、刹那の後に彼女の内側からエネルギーの爆発が起こり、肉体を木っ端微塵に爆散させた。
さらに彼女の魂そのものが入っているソウルジェムすら爆発に巻き込まれ、砕け散った。
後に残ったのは彼女の支給品が入ったディパックと血だまり、そして夥しい返り血を浴びた仮面ライダーだけであった。
理不尽級とも言えた箱庭学園生徒会長の弱点……それは反撃も許されないほどの一撃必殺である。
この仮面ライダーはそれを実行できる能力「クロックアップ」を備えていたのだ。
「めだかがやられた……まさか彼女がやられるなん、って、きゅっぷい?!」
自分を護衛させる予定であっためだかをやられたキュゥべえは、逃げ出す暇もなく後ろから何者かに長い耳を掴まれて捕らえられた。
「なんだこれは? 猫? 兎? 喰ったら旨いんだろうか?」
「食べるって、え?」
キュゥべえを捕まえたのは一人の平凡そうなサラリーマンであった。
$
クライシス帝国御一行は滋賀県から隣の三重県に移動していた。
……あれから八時間も立っているのに移動遅くね? と、思う読者もいるだろうが、これにはいくつか理由がある。
まず、クライシス皇帝が道に迷ったりとか、クライシス皇帝が道を間違えたりとか、クライシス皇帝がはぐれたりとか、クライシス皇帝が道に落ちていた物を拾い食いして腹を下すとか。
男性陣はまだしも、お空は夜になって眠気に襲われ出し、響子もまた児童になったことによって基礎体力が大幅に落ちたことによる疲労に体をやられていたので、これ以上の移動は危険と考え、仕方なく次の放送まで鋭気を養うためにキャンプを張ることにしたのだ。
ちなみに、キャンプの際に作られた矢車の麻婆豆腐は大好評であった。
朝になり、疲労も綺麗さっぱり抜けた一行は行脚を再開する。
一行の前方を歩いていた響子、皇帝、光太郎が先の放送について考察する。
「まさか超高校生級の格闘家である大神さんが死ぬなんて……」
「響子よ、休憩が仇になって九州が禁止エリアになってしまったぞ、どうするのだ?」
「いや皇帝、そもそもあんたが道中でやらかしまくらなければ、今頃四国はおろか九州までたどり着けた気がするんだが……
それはともかく、もう九州を調べることはできないのも確かだ。
どうするんだい響子ちゃん?」
「ええ、九州の調査はもう無理ね。
でも九州と隣り合っていた四国まで行けば、九州の事について何か知っている参加者はいるかもしれない。
四国まではいきましょう、今度はきっと放送前にはたどり着けるでしょうから」
「道草を食っている暇はないぞ、ボヤボヤしていると主催者共の企みを暴くことができなくなってしまう」
「「アンタがそれを言うか!」」
三人の後方には地獄の兄妹がいた。
こちらは和気藹々である。
「あり合わせで作った晩飯、しかも食糧難で足りない食材も多かったが、味はどうだった?」
「おいしかったよ、まーぼーどーふ! また作ってね矢車!」
「フフ、食材が手に入ったらまた作ってやろう」
そんなこんなで四国を目指す一行及び皇帝はあるものを目撃した。
「んん?」
「どうしたんだ皇帝?」
「……あれを見てくれ光太郎」
皇帝がしめした方角を見ると、そこには一台の外車と、一つの死体、一つの血だまりに、一人の仮面ライダー。
そして、一人のサラリーマンに調理されそうな一匹の獣がいた。
$
転がっていた浅倉の死体を見て仮面ライダーザビーこと由良吾郎は、仲間であるサラリーマン・井之頭五郎に呟いた。
「浅倉威……この男が殺されているなんて」
「由良さんの知り合いですか?」
「北岡先生と因縁のある男です。
だが、この男も北岡先生も死んでしまった以上はもう……しいていうならこれから俺もこの男と同じように殺人鬼として身を堕とすんだと思うと、色々考えてしまうんですよね」
この二人は東北から近畿まで車で約10時間かけて南下してきた。
ちなみに関東地区は、探し人の北岡の性格からして危険地帯である東京と周辺の関東地区には自分から近寄らないだろうと、ということでスルーした。
しかし、放送で探していた北岡秀一が死んだことを知った由良吾郎。
北岡の亡骸と彼を殺した人物を探そうとするも、この混沌とした殺し合いという状況下では全く情報が集まらない。
カオスロワちゃんねるも激戦区である東京や祐一郎などの危険人物についての事ばかりであり、一人の弁護士など構ってられないようだ。
この混乱化では北岡も下手人を探せない……そこから転じて、混乱を生み出している殺し合いの早期に終結のために動くことになる。
だが、ザビーの力をもってしても、主催側にはバーダックなどの敵わない存在があり、主催撃破は不可能だと判断した。
逆に勝てないならば主催に従う、すなわち人口削減を実現した方が近道に感じられたのだ。
よって由良吾郎は、同行者以外は殺害するマーダーとして行動することにした。
……実際は北岡を守れなかった事に対する八つ当たりの面も大きいのだが、その感情はザビーのマスクで隠している。
「ぼ、僕なんか食べても美味しくないよ」
「それは食ってみなきゃわからんだろうに……おいコラ暴れるな、包丁を当てられないだろう!」
井之頭五郎はあくまでマイペースに、道中で拾ったまな板と包丁を使ってキュゥべえを捌こうとしていた。
「由良さんも手伝ってくださいよ!」
「いや……今はどうしても料理をする気になれなくて」
「あー、仕方ない。 自分でなんとかしよう」
五郎もまた生存優先の参加者から殺し合いに積極的に乗るマーダーに切り替えた男だ。
最も彼の場合、同行者の由良とは違った事情で殺し合いに乗ったのだが。
どこかで静かに一人で食事を取りたがっていた彼だが、ここまでの長い旅の内に彼はある事実に気づかされたのだ。
彼の行く場所行く場所のレストランや食堂のほとんどが閉まっていた。
その理由は殺し合いという状況だけではなく、「食糧難」もあった。
食料自給率が低い日本に世界中から難民が押し寄せてきたことにより人口が増大し、ただでさえ少ない食料事情が悪化したのだ。
その中でも商売でも他人に分けられるほどの食料が振る舞える店は、ほんのひと握りである。
このまま主催を倒したところで食糧問題が解決するとも思えず、その問題は自分自身にも降りかかるだろう。
これから死んでもらう参加者達には可哀想だが間引きをしなければ、どのみち自分を含めた全ての者に困窮が襲ってくる。
故に主催の人口削減にも一理あると感じた井之頭五郎は殺し合いに乗ることにした。
加えて、既に北海道でアームロックによって何人もの参加者の死因を作り、山形県では少女を車で跳ねている。
やっていることはマーダーと変わらず、殺し合いという状況下においても酌量の余地が無い場面もあり、自分達の行動を弁護してくれるだろう主催がやられた場合は、彼らは裁判で死刑判決を下される可能性が濃厚である。
黒を白に変える弁護士・北岡が死んだ時点で、彼らはもう引き返せないのだ。
「ん? 人の気配?」
そんな彼らの下に、クライシス御一行が現れた。
警戒のために南光太郎とクライシス皇帝は既に仮面ライダーに変身しており、路空はキャノン砲によく似た制御棒を五郎達に構えている。
「死体に血だまり……只事ではないな」
「車のバンカーには血もついてる……誰かを轢き殺したというの?」
「率直に聞く! おまえ達は殺し合いに乗っているのか!?」
いつでも戦闘ができる態勢で二人の男に問いかける一行。
その時、五郎が余所見したところを見計らって、キュゥべえが彼の手元から逃げ出し、一目散に光太郎達の下へ向かった。
「あっ、しまった」
「気をつけて、この人達は殺し合いに乗っている!
僕の同行者だった黒神めだかも彼らに殺されたんだ」
「なんだって!?」
キュゥべえがマーダーの危険性を光太郎達に伝えると同時に、仮面ライダーザビーこと由良吾郎が動いた。
クロックアップを使い、狙うのは見るからに火力が高そうな路空、彼女の命を取らんとライダースティングを叩き込もうとする。
しかし、彼の先制攻撃は側面からの飛び蹴りによって失敗に終わる。
ザビーに飛び蹴りしたのはいつの間にか仮面ライダーキックホッパーに変身していた矢車想、その人だった。
「グフッ……」
「矢車!」
「俺の妹に手を出すとは覚悟はできてるんだろうな?」
キックホッパーも(設定上)他のライダーシステム同様、クロックアップが可能だ。
そして、最初のザビーゼクター所持者であったこともあり、ザビーの特性を知っていた矢車はクロックアップを使って迎撃に成功したのだ。
「矢車さん、あなたは戦わないつもりだったんじゃ……」
「妹の路空を殺そうとした事、敵は俺にとっては因縁があるザビーゼクターを使っている事、戦う理由がしっかりと揃っている。
何より高速移動能力を持つ能力を持ったライダーはおまえでも苦戦するだろう。
おまえの未来の義兄として今回ばかりは手伝ってやるぞ、光太郎」
「助かる、矢車さん!」
「それに、今さっきの攻撃でハッキリしたこともあるな」
「ああ! 兎猫が言ったとおり、こいつらは間違いなく危険なマーダーだ!」
「僕はキュゥべえ、兎でも猫でもないよ」
有無を言わさず攻撃してきた以上は状況証拠も十分であり、由良吾郎と井之頭五郎はキュゥべえの言った通りマーダーであることにクライシス一行は確信を持ち、本格的な戦闘態勢へ移行する。
「キュゥべえの仲間を殺すとは、おのれマーダー! ゆ゛る゛さ゛ん゛!」
「マーダーは死なす! 絶対に死なす!」
「お空、俺達闇の住人の恐怖を教えてやろうぜ」
「響子は下がれ、そのちんちくりんな生き物を守ってろ」
「わかったわ、皇帝」
戦える四人はそれぞれの武器を構え、戦えない響子は後方に下がってキュゥべえの保護に徹する。
「……クロックアップを使っても2対4はキツそうですね、どうしますか井之頭さん?」
「よし、これを使おう。
先ほど捕まえた、煮ても焼いても食えなそうな蛇の使い道もちょうどできたことだしね」
対する五郎達も黙って敵にやられるつもりはない。
五郎は二つのモンスターボールを取り出し、二匹の怪物を召喚した。
「おんみょ~ん」
「シャーッ!!」
浅倉→めだか→井之頭の順に手に渡ったポケモンのミカルゲと、契約者の浅倉が敗れてからしばらく後に現場に戻り、そのまま捕獲されてポケモンになった大蛇型モンスター・ベノスネーカーだ。
これにて2対4から4対4となり、数の上では互角になった。
「数を増やしたか、だが俺達は絶対に負けんッ!」
「俺の食事を邪魔したからにはアームロックの洗礼をうけてもらうぞ」
光太郎と五郎が互いにタンカを切ったことを皮切りに戦いは始まった。
ベクトルもスタンスも違う、カオスロワでも自重しないもの同士の死闘の幕開けである。
遠巻きで、霧切響子の腕に抱かれて保護されていたキュゥべえ。
少女の腕の中で彼は思惑を巡らせる。
(運が良かった……危うく母星にエネルギーを持ち帰る任務を全うできないまま終わるところだった。
このまま僕を保護してくれた彼らが、めだかを殺した男達を倒してくれればいいけど……
それはともかく――)
キュゥべえはあることに気づいた。
(この響子という少女……僕が見るにかなりの魔法少女の素質を持っている。
流石にまどかには及ばないけど、確実にめだか以上に強い魔法少女になれるハズだ。
ともすれば魔女化した際に得られるエントロピーも――大きなものに違いない)
霧切響子には強大な魔法少女になれる素質があり、キュゥべえはそれを見抜いたのだ。
(どうにかして彼女と契約できないだろうか……それもできるだけ早い内に!)
響子と契約する、つまりは魔法少女にして自分の護衛を増やすことと、魔女化によるエネルギー獲得にも繋がるのだ。
キュゥべえは光太郎達の戦いの傍らで、契約のためにベストな戦略を練り、思考している。
キュゥべえはマーダーではない。
だが、自分を含めた全ての生物を道具としか見れない、心を持たぬ者であった。
南光太郎達はそれをまだ知らない。
そして彼が一行にどんな未来をもたらすかは誰にもわからないのであった。
【黒神めだか@めだかボックス 死亡確認】
【浅倉威@仮面ライダー龍騎 死亡確認】
【南光太郎@仮面ライダーBLACK】
【状態】健康 、RXに変身中
【装備】キングストーン、パーフェクトゼクター@仮面ライダーカブト
【道具】支給品一式、カラオケマイク
【思考】基本:この殺し合い、ゴルゴムの仕業だ!
0:殺し合いに乗ってる井之頭五郎たちを倒す、その後、四国に向かう
1:クライシス皇帝と空、響子と共に行動する
2:あの少女(歌愛ユキ)はどこに行ったんだ?
※RXに進化しました。ロボライダーとバイオライダーにはまだなれません。
【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】健康 、オーガに変身中
【装備】サタンサーベル オーガギア@仮面ライダー555
【道具】基本支給品一式
【思考】基本:光太郎とともに主催者とゴルゴムを潰す
0:殺し合いに乗ってる井之頭五郎たちを倒す、その後、四国に向かう
1:戦力を集めて、『ネオ・クライシス帝国』を建国する
2:一先ず、地球人類抹殺は置いておく。(主催を潰したら取り掛かる)
3:矢車から地獄の匂いがする
4:私のカラオケマイクはどこに行ったんだ?
※参戦時期は仮面BLACKRX本編開始前です。
【霧切響子@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】
【状態】健康、ロリ切さん
【装備】様々な資料
【道具】支給品一式、沢山の光彦関連のスイッチ、その他不明
【思考】基本:殺し合いの打開and殺し合いについて調べる
0:キュゥべえを保護する、戦闘後に四国に向かう
1:苗木くんに会いたい
2:元に戻る方法はあるのかしら……?
※めだか以上まどか未満の魔法少女になれる素質があるようです
【霊烏路空@東方Project】
【状態】悲しみ、やさぐれた……?
【装備】制御棒、地獄兄弟
みたいな格好(女性用)
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:さとり様殺した奴は殺す
0:井之頭五郎たちは必ず死なす
1:光太郎たちについていく
2:矢車の妹になった!
【矢車想@仮面ライダーカブト】
【状態】やさぐれ 、キックホッパーに変身中
【装備】ライダーベルト&ホッパーゼクター@仮面ライダーカブト
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
0:由良吾郎を倒すために今回は戦闘に参加する
1:光太郎、空を地獄兄弟の弟、妹にする
2:上記のために、光太郎たちについていく。(率先して戦うつもりはない)
3:キュゥべえから下衆の香りがする……
【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、他の個体が全滅
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:女性参加者全員を魔法少女にする。
0:身を守るためにクライシス一行に保護してもらう
1:霧切響子は黒神めだか以上の素質を持っている……なんとか契約できないだろうか
2:必ず鹿目まどかとも契約してみせる
3:母星と連絡出来るまでは生き残る
【井之頭五郎@孤独のグルメ】
【状態】普通、ちょい空腹
【装備】モンスターボール×4
【道具】支給品一式、調理器具一式
【思考】基本:優勝狙いマーダー
0:食事の邪魔をしたクライシス一行を全員アームロック(殺害)
1:食糧事情の都合上、マーダーとして動く
2:生き残るために吾郎と行動する
【由良吾郎@仮面ライダー龍騎】
【状態】ダメージ(小)、精神不安定気味
【装備】ザビーゼクター&ライダーブレス@仮面ライダーカブト
【道具】支給品一式 、高級外車
【思考】基本:優勝狙いマーダー
0:クライシス一行にライダースティング(殺害)
1:北岡先生を殺した奴は許さない
2:生き残るために五郎と行動する
3:優勝し、殺し合いが終わった後にでも北岡先生の亡骸がある場所や下手人を調べたい
【ミカルゲ@ポケットモンスター】
【状態】健康、トレーナーが浅倉から井之頭五郎にチェンジ
【装備】かなめいし@ポケットモンスター
【道具】支給品一式
【思考】基本:おんみょ~ん
1:とりあえず井之頭の指示通りクライシス帝国一行を攻撃
2:もっとヤバい奴に拾われたっぽい
※ミカルゲは「あくのはどう」が使えます
【ベノスネーカー@仮面ライダー龍騎】
【状態】健康、井之頭五郎のポケモン
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:敵は食い殺す
1:井之頭の指示通りクライシス帝国一行を攻撃
最終更新:2014年07月24日 09:57