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激戦区・東京の端っこ。
そこにある民家に潜み、ノートパソコンのキーボードを叩き続ける青年がいた。
青い髪とサングラスが特徴的な彼の名は、犬牟田宝火。
本能字学園生徒会四天王に名を連ねる、天才技術者である。

『やっぱり大魔神もチーム結成したみたいだな。試合はまだやってないみたいだけど』
『マー君キター!!』
『この写真の端っこに映ってるの、マグナムエースじゃね?』
『みずきたんハァハァ』

彼が閲覧していたのは、カオスロワちゃんねるの野球関連スレであった。

「どうやら、間違いないようですね」

パソコンの画面から一時目を離し、犬牟田は同行者に声をかける。

「ふふふ、やはりか。お前なら動くと思っていたぞ、佐々木!」

反応したのは、青い野球帽とストライプのユニフォームを身に纏った細身の男。
彼の名は、高津臣吾。
長年にわたりヤクルトスワローズのストッパーとして活躍した、名投手である。

彼は本来、日本野球史に名を残せるだけの投手だった。
いや、実際それにふさわしいだけの実績は残している。
だが彼の知名度は、実績と釣り合うほどのものではない。
理由は一つ。同じ時代に、佐々木というさらなる怪物ストッパーがいたからだ。

高津は何度も、佐々木に勝負を挑んだ。しかし、毎度毎度邪険に扱われるだけだった。
その事が高津のライバル心を、よりいっそう強くしていた。

「覚悟しろ、佐々木……。今度こそ俺の方が上だと証明してやるぜ!」

高津の目的はただひとつ。野球において佐々木に勝利すること。
このバトルロワイアルの場でも、それは揺るがない。

「佐々木の参戦が確認できた以上、俺がやることはひとつ……。
 佐々木のチーム以外のどこかに入れてもらい、やつと勝負する!
 いくぞ、犬牟田!」
「わかりました」

ちなみに犬牟田が高津と行動を共にしているのは、数時間前DMC狂信者に襲われていたところを支給品でブルースワローに変身した彼に助けられたからである。
スワローズのエースだもの、鳥人戦隊に変身くらいできるさ。

「しかしロワもおそらく終盤だというのに、ぽっと出の僕たちが活躍できますかね?
 はっきり言って、どこにも合流できずズガンされてもおかしくないと思うんですが」
「メタるなよ、お前……」


二日目・5時40分/東京の端っこ】

【高津臣吾@ササキ様に願いを】
【状態】健康
【装備】クロスチェンジャー@鳥人戦隊ジェットマン
【道具】支給品一式
【思考】
1:大魔神軍以外の野球チームに入り、佐々木と戦う


【犬牟田宝火@キルラキル】
【状態】健康
【装備】だいぶ古い型のノートパソコン@現実
【道具】支給品一式
【思考】
1:高津に同行する
2:もうちょっとまともなパソコンがほしい
3:できれば極制服もほしい
最終更新:2014年07月26日 00:32