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「かあああぁぁぁぁ!」
「うぎゃあぁぁぁ……」

カエルのような太った悪魔がその口から氷の息を吐き出すと、アビゲイルはみるみるうちに凍りつき、やがて生命活動を停止。
死んだのだ。

【アビゲイル@高橋邦子作品】死亡確認

「魔術師一人で、このムドー様に敵うものか!ぐわははははは!」

氷像と化した魔術師を粉々に粉砕して高笑いする悪魔の名はムドー。
夢幻の世界を支配する悪夢の魔王である。
その実力はすさまじく、氷の息と稲妻を同時にしかけるという鬼畜っぷりで数々の人間を葬ってきた。
さてそんなムドーであるが、彼の行動方針は決まっていた。

「どこの馬鹿かは知らぬが、自身を天地を統べる魔王だとほざく者がいるとは……その思い上がり、私が正してくれようぞ」

隠蔽工作が必要なくなり、攻勢に転じた天魔王軍の討伐である。
カオスロワちゃんねるの情報によれば、強力な対主催であった警察組ですら歯が立たなかった相手だそうだが、問題はなかった。
いくら強いとはいっても所詮は人間、ムシケラでしかないのだから。
魔族の中でも特に秀でた力を持ち、且つその魔族からの信頼も厚い自分が敗れることはありえない。さらにいえば……

「おお、同胞ムドーよ。首尾はどうだ?」
「同胞ジャミラス、見ての通り我が力は制限されてなお健在!天魔王軍など一捻りだ。そちらはどうだ?」
「こちらも順調だ。肉屋を襲撃し、極上のしもふりにくを3つ手に入れたぞ」

ムドーには、仲間がいた。同じ魔王であるジャミラス、こちらは鷹のような頭をした悪魔だ。
彼もまた、部下の魔族からの信頼厚い魔族である。ちなみにお肉大好き。

「天魔王軍についた魔族は哀れな存在だ。我らを知らぬが故に、偽の魔王にたぶらかされてしまうとは!」
「うむ。首謀者の自称天魔王だけを殺害し、ほかの魔族は救ってやらねばな」

魔族という存在も決して一枚岩というわけではない。
人間でいうところの派閥争いのようなものがあり、彼らも彼らでなかなか苦労していたりする。

「よし、では食料も確保したことだしそろそろ場所を



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二二二二二ニ、 二二二二二二 / /  /丶
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ミミヽ、 /V l>| };:;;l./ / / //  | / /
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           ↑この辺にジャミラス

「ジャミラァァァァァァァァァスッ!!?」

【ジャミラス@ドラゴンクエスト6 幻の大地】死亡確認

突然やってきた装甲車に、ジャミラスは轢き殺された。
その衝撃の光景にさすがのムドーもカエルっぽいだけあってゲェーッと叫びたかったが、ぐっと我慢。
今はとにかく、この装甲車を運転していた奴を八つ裂きにしてジャミラスの手向けとしてやらねばならないのだから。

「おい貴様、我らが同胞ジャミラスを轢き殺したその罪、この魔王ムドー様が……
「ワハハ―、いやーごめんごめん。ちょっとカーブを曲がるのに失敗してさー」
「ここはどうみてもずーっと直線だが!?」

しかし意外や意外、装甲車を運転していたのはニンゲン、それも非力そうな女子高生だったのだ。
こんなムシケラに、しかも人を轢き殺すという魔族においてもあまり評価のよろしくない殺し方をしておいてへらへらとしている……
そのことは、ムドーに火をつけるには十分すぎた。

「骨も残さん!私のデスコンボを喰らってあの世へ

「わー!やっと魔王にあえたよー。それじゃあ早速で悪いんだけど、クラウザーさんのところへ逝ってくれないかなー?」
「なにっ、もう一人!?」

背後から聞こえてくる間延びした声に慌ててムドーが振り向く。
しかしそれが不味かった。そうして目にした姿は、やはり女子高生だったのだが……とにかくでかかった。
とびひざげりと正拳突きを繰り返すマシーンのような大工の息子以上にでかい。まるで某巨漢系アイドルのような女子高生だ。

「せーのー」
「うおっ!?」

女子高生が、ムドーの体を掴む。そして……

「よいしょー!」
「ぐぺっ!?」

その巨体によるのしかかり叩きつけ、アバランシュホールドが炸裂。
この一撃でムドーの全身に致命傷が与えられたが、女子高生はさらにムドーを担ぐ。

「追っ(いうち)かけるけどー!」

楽しげに、しかしムドーからすればたまったもんではないツームストンパイルドライバーが決まった。
コンクリートの地面にずっぽり突き刺さったムドーは当然生命活動を停止。死んだのだ。

【ムドー@ドラゴンクエスト6 幻の大地】死亡確認

「やったー!魔王を倒せたよー!これで魔王クラウザーさんもあの世でぼっちじゃないよー!」
「ワハハ、都庁を撃ち落とせなかった分、クラウザーさんの復活にはまだ少し時間がかかるからなー」
「クラウザーさん、復活を待ってる間にぼっちじゃさみしいもんねー……」
「でも協力してくれて助かったぞー。部長として、モモが好きだったクラウザーさんを早く蘇らせるぐらいしてやりたいからなー」
「クラウザーさんのためなら、私もまだまだ頑張るよー!ところで、天魔王軍とかいうのには強い雀士の人もいるんだってー」
「ワッハッハー、それは是非あってみたいなー」

無邪気に笑いあう女子高生は、再び装甲車に乗って獲物を探し始める。
その暴走っぷりはかつての弱音ハクのごとし。
実に、実に狂っていた。

二日目・6時00分/東京都・某首都高】
【蒲原智美@咲-Saki-】
【状態】健康
【装備】装甲車
【道具】支給品一式、しもふりにく×3
【思考】基本:モモのためにクラウザーさん蘇らせるぞー
1:そのためにはSATSUGAIすればいいんだろー?
2:天魔王軍の雀士(ニセアカギ)は個人的に戦ってみたいぞー
※無自覚で参加者に無差別に轢き逃げアタックを行います

【姉帯豊音@咲-Saki-】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、スマホ
【思考】基本:クラウザーさんの復活頑張るよー
1:クラウザーさんのために魔王のSATSUGAIを優先したいなー
2:天魔王軍の雀士(ニセアカギ)さんとも戦ってみたいなー
最終更新:2014年09月17日 00:56