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時刻は6時30分、拳王軍の所有する戦艦・死国(厳密には裏切者の緑間)によって兵庫県は壊滅的な打撃を被った。
そこには対主催集団ホワイトベース組に所属する男がいた。
その男はホワイトベース組の二軍として近畿の西側で仲間集めをしていた。

その男の名前はジョナサン・ジョースター。通称ジョジョ。
正義感に強く紳士的なこの男はホワイトベース組に参加し、苗木と葉隠と同じく、死国と戦える戦力を集めていた。

……だが、それも徒労に終わる。
突然の死国から放たれた無慈悲な空襲によって街は一瞬にして瓦礫の山となる。
そして彼の集めた仲間は全員即死し、ジョナサン自身は即死には至らなかったものの致命傷を負ってしまった。
地面に横たわるジョナサンの肉体から大量の血が溢れる。
そんな死に体の彼に向けて仲間からの通信が入り、ジョナサンはなけなしの体力を使って通信機を手に取り、弱々しくもなんとか現状を報告しようとする。

『ジョジョ、たった今死国から兵庫県に向けての攻撃があったが大丈夫か!?』

通信を送ったのはホワイトベース組のリーダー格である十神であった。

「す、すまない十神……せっかく集めた志を共にする仲間は、今の攻撃でみんな死んでしまった。
僕も、もう持ちそうそうにない……」
『……クソッ! 拳王軍め!』
「と、十神……頼む、祐一郎と拳王軍を倒してくれ……
奴らを野放しにしたら、沢山の心優しい父親が犠牲になってしまう……」
『必ず奴らは仕留める、十神の名にかけてな』
「ありがとう……あとは任せ、た……」


ジョナサンは仲間に全ての願いを託し、瓦礫の中で静かに逝った。


【ジョナサン・ジョースター@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
【マリア・カデンツァヴナ・イヴ@戦姫絶唱シンフォギアG 死亡確認】
【海のリハク@北斗の拳 死亡確認】
【日番谷冬獅郎@BLEACH 死亡確認】
 死因:緑間のマウンテンシュート


『……あいつらめ、もう許さん。必ず皆殺しにしてやる!』

ジョナサンが握っていた通信機から漏れたのは十神の呪詛だった。

 :

以前の襲撃で敗走したホワイトベースは京都に停泊していた。
この艦は裕一郎の攻撃によってかなりのダメージを負っており、少なくとも戦闘は不可能と思われるレベルだ。
この艦をもう一度、戦場に投入させるには修復させるための物資が必要と思われる。
そして、ホワイトベースの艦橋――そこには数時間前の敗北と、たった今仲間が殺されたのを知って苛立っている十神白夜がいた。

「白夜様……」
「なんだ、犬。くだらないことなら話しかけるな。
俺は今ハラワタが煮えくり返っているんだ」

犬と言われた少女は十神の支給品である腐川冬子である。
そんな彼女は、艦橋の窓に指をさし十神に報告した。

「あれを見てください、苗木達が仲間と物資を連れて戻ってきました!」
「なに!」

腐川が示した場所を見るとそこには大量の物資を抱えて(半分近くが十傑衆走りで)ホワイトベースに向かってくる者達と、バイクに乗って彼らを先導する苗木誠の姿があった。
戦力を失った矢先、二軍が戦力を回復させる兵隊と物資を引き連れて戻った事には十神も素直に喜んだ。

「愚民め、思っていたよりは良い仕事をしてくれるじゃないか。
……ん? 一時間前に聞いていたより人数が多いが?」

苗木から聞いた人数はネットナビを除くと五人ほどであったはずだが、前の報告よりも更に六人増えていた。

 :

――ホワイトベース、格納庫


「そんな……さっき兵庫県から火の手が上がったと思ったらジョジョさんが……」
「ああ、奴の集めていた仲間も全滅したらしい」

任務から戻ってきた苗木は十神に伝えられた。
死国によって生み出された惨劇と、それによって仲間がまた死んでいたことにショックを受け、同時に死国への怒りと憎しみを募らせ、そして誰かが奴らを止めなくてはいけないという正義感を刺激させた。
それは苗木だけではなく、ここにいる多くの者達も同じ気持ちであった。

「食料や機材、武器弾薬燃料はこれだけあれば足りるべか?」
「ありがたい、これだけあれば十分だ」
「……MSのパーツもある! これがあればデュエルガンダムも蘇る……いや、改造して前より強くできるかも!」
「よくやってくれた。この物資は是非使わせてもらうぞ」

葉隠達が持ってきた大量の物資を検品した雷電と出来杉は感心する。
福井県やその周辺の県から集めてきた物資は実に大量であった。
その中には破損したホワイトベースやガンダム、そしてサイボーグである雷電を修復できる部品も多くあり、兵器の機能を取り戻すことも可能になった。

「後は苗木達の連れてきた戦力だが……」

一行のリーダーである十神は連れてこられた11人を見る。


○熱さと熱さが合わさって、最強に熱く見える男   松岡修造&ヒートマン!
○修造の弟子らしい謎の男と、淫夢大好きナビ   大尉&ビーストマン!
○十傑衆の一人にして巨大ロボとも渡り合える衝撃波の使い手   衝撃のアルベルト!
○紅魔館の主である吸血鬼   レミリア・スカーレット!
○鼻血には目をつぶれ、時を止めるメイド   十六夜咲夜!

ここまでは十神が前の報告で聞いた通りの面子であるが、あの後に苗木達は別の中華系な対主催グループに接触していた。

○正義超人の一角   ラーメンマン!
○中華拳法の達人   烈海王!
○一撃で倒す八極拳士   ジョンス・リー!
○レミリアの配下にして紅魔館の門番   紅美鈴!
○設定上、主人よりもスペックが高い変形バイクロボ   オートバジン!
○……と、支給品の仮面ライダー555  乾巧! 

正義超人であるラーメンマンを筆頭にしているグループが、破壊活動を続けるマーダー集団がいると聞けばホワイトベース組に手を貸そうとするのは必然的であった。
特に紅美鈴はレミリアの配下ということもあり、両者の合流は非常にスムーズなものであった。
ちなみにラーメンマンの探しているテリーマンを殺した者達とはこのホワイトベース組であるが、ラーメンマンはそのことを知らない。
そしてホワイトベース側もテリーマンが祐一郎一行に加わっていたことも知らず(参入が遅く、のび太同様ネットでの映像に映ってなかったため)、せいぜい祐一郎一行の中の誰か一人を殺した程度の認識しかないのであった。

彼らの参入にて、ホワイトベース組は一般人の十神・腐川、仮面ライダーに変身できるが戦闘技術は未熟な苗木・葉隠を除くと、多くのチート級・理不尽級の戦力が一箇所に集ったのだ。


「これで戦力は回復、いや前以上に増強されたな。愚民共、一旦ここに全員集まれ」

十神は一行の活動について話すべく、全員を集めようとする。が。

「人を愚民呼ばわり? 俺はこいつが気に食わねえ!」
『!……!!』←たっくんを愚民呼ばわりされて怒るオートバジン
「我々に喧嘩を売ろうというのなら私は一向に構わんッッッ!!!」
「典型的な仕切りたがりね、アルベルトおじ様もそう思いません?」
「ふん、そのようだな。自分の能力以上に自己顕示欲が強そうなタイプでもありそうだ」
「ちょっと、十神くん! せっかく連れてきた仲間を愚民呼ばわりはないでしょ!
怒って帰っちゃったらどうすんの?!」
「もっと熱くなれよおおおおおお!!」
「修造っち、煽るなっての!!」
『みんな、喧嘩はやめちくり~^^』
「白夜様の前じゃアンタ達は愚民も同然なんだから仕方ないでしょ!」
「ええい、話が進まん! それから犬、おまえはもうディパックに戻れ」

全体的にプライドの高い面子が多いため、同じくプライドの高い十神が仕切ろうとすると喧嘩になるのは明白だったが、その場はなんとか事なきを得た。
そして格納庫に、艦橋から降りてきたホライゾンとアイギスを含めた19人とネットナビ2体が揃った。

「集まったな。さっそく今後の方針を話すぞ。
俺達の最終目的は日本から対主催の戦力を集めつつマーダーを駆逐し、最後には主催を討つことが目的だが、それにはこの近畿で破壊と暴虐の限りを尽くす祐一郎と拳王軍、そして奴らの戦艦である死国が邪魔だ。
先ほど兵庫県を瓦礫の山にしたように放置できない危険集団であるし、主催攻撃時に背後を取られないように必ず撃破する必要がある。
……だが、まず最初にやるべきことはこのホワイトベースの修復だな。
大量の人員を輸送できる戦艦が動かなけらば、何も始まらない。
物資そのものは十分にある、全員で修復に取り掛かるぞ」

まずは空を飛ぶ本拠地であるホワイトベースの修復を他のメンバーに十神は命じた。

「その次にはいよいよ、奴らとの戦いだ。それで奴らに立ち向かうのための作戦がある。
まずはホライゾン、アイギス。お前たちがネットで収集した情報を開示しろ」
「jud.つい先ほど、拳王軍の一団が死国から降り立って大阪の街で略奪の限りを尽くしていると情報がありました」
「その数はおよそ10人ほど、これは集団のおよそ半数にあたり、戦力が死国内と略奪集団で二分されているということであります」
「つまりはだ、戦力が二分されている今こそ、奴らを叩ける絶好の機会というわけだ」
「仲間がいる以上は、広島や兵庫県に対して行ってような強力な爆撃はできないと考えられます」
「さらに略奪集団の中には光裕一郎の子息である光熱斗の姿が確認されています。なおさら死国から市街地への攻撃は難しいでありましょう」

死国自体が理不尽の塊と言えども、戦力が分割されては理不尽さも半減する。
熱斗組が大阪にいるため、裕一郎達は強力すぎる破壊兵器を大阪には使わないというのが十神達の見通しだ。
逆に言えば、この機を逃せばホワイトベースが死国を攻勢をかけられる機会を失ってしまうかもしれないのだ。

「そこで、部隊を三つにわける。
市街地で略奪を行う者達に攻撃を仕掛ける班。
その班を支援するこのホワイトベース。
そして、ホワイトベースと市街地の班が敵の目を引きつけている内に死国の内部に潜入し、内分の駆逐を行う班によって三方向から攻撃を仕掛ける」
「十神っち、そんなことをしなくても片一方を全員で袋叩きにすりゃいいんじゃないべか?」
「葉隠、それだと略奪グループを殲滅した瞬間、祐一郎は迷わず大阪に爆撃を行うぞ。
光熱斗達は敵であると同時に、俺達を守る盾にもなるんだ。
逆に死国だけを攻めても市街地のグループが死国にすぐ戻ってくるだけだ。
三方向からの同時侵攻し、一方の部隊が市街地の熱斗組を足止めし、片方の部隊が内部から死国を破壊して市街地への砲撃を防ぐ。
そうすれば奴らの動きを止めやすくでき、お互いの部隊をカバーしあえる」
「な、なるへそ……」

祐一郎達は県一つを爆破できる兵器をもっているらしく、それを避けるには単純な各個撃破ではダメなのだ。
そのような説明で葉隠の懸念を払拭し、十神は全員に告げる。

「部隊分けだがホワイトベースは俺、犬(腐川)、ホライゾン、アイギスが担当するとして、死国への潜入を行う者達は潜入技術がある者や、狭い艦内で戦うことを想定して白兵戦能力に長けている者がいい」
「なら、スネークほどではないにしろ多くの潜入ミッションをこなしている俺の出番だな」
「白兵戦なら我ら、このラーメンマンそして烈、ジョンス、美鈴が担当しよう」
「私は一向に構わんッッッ!!!」
「俺もそれでいい」
「美鈴、私とお嬢様がいなくてもしっかりやるのよ」
「任せてください咲夜さん。お嬢様達には一発の砲弾も死国には撃たせません」
「十神よ、ワシはどうしても仲間を殺した拳王なる男をこの手で討ちたい。
潜入グループにワシも入れさせてもらうぞ」
「……いいだろう。これで潜入班は決まりだ」

死国へ潜入する班は白兵戦に長けた、雷電、ラーメンマン、烈海王、ジョンス、美鈴、そして衝撃のアルベルトに決定した。

「残りは市街地の攻撃に回ってもらう。
それから苗木と葉隠もこっちで戦ってもらう」
「ええ?! 二軍の僕が?」
「お、俺も戦うんだべか!?」

十神の言葉に驚く苗木と葉隠。
二人とも仮面ライダーに変身できるとはいえ、戦闘に関しては素人であり今まで戦力に数えられてなかったからである。

「そうだ、万全を期すためにお前達にも戦ってもらう。奴らを確実に潰すには頭数は多いほうがいい。
お前達程度のゾウリムシでも弱っている敵は倒せるだろうし、他の連中の背後を守ることや、最低でも肉壁ぐらいにはなるだろう」
「肉壁、ってオイ!」
「いや、僕はやるよ」
「苗木っち?!」
「修造さん達に戦って欲しいって頼んでおきながら、自分だけ指をくわえて見てたくはないからね。
こんな僕でもウィザードには変身できる。皆の足を引っ張らない程度には頑張るよ」

苗木は死国と戦う覚悟を決めていた。
多くの仲間を殺された怒りと出会った仲間を守りたいという正義感が、彼の中に進んで戦う意思を生み出したのだ。
さっきのマーダーとの戦いで負った傷も回復薬で治して体調も万全となり、それなりには戦えるだろう。
とはいえ、死国と戦うことに全く恐怖を感じてないわけではなく、苗木の肩は些か震えていた。
そんな彼の肩をポンと叩き、ぶっきらぼうなりに優しく声をかけた乾巧であった。

「心配すんな。何かあったら俺が守ってやる」
「乾さん……」

先輩ライダーの優しさと頼もしさが苗木にはとても嬉しかった。

「十神っち、俺はちょっと腹の調子が(ry」
「葉隠、俺の手足として働けばおまえが抱えている多額の借金を全て立て替えてやる契約……あれを白紙にしてやってもいいぞ。
戦闘の途中で勝手に逃げ出しても同じく契約破棄だ。
その後、ヤクザにどんな痛い目に合わされようが臓器を販売するハメになろうが俺は一切手助けしないからな」
「仮面ライダービースト葉隠! いつでも覚悟完了だべ! ……トホホ」

止むにやまれない事情もあって、葉隠も戦列に加わることに渋々承諾した。

こうして市街地の略奪チームを襲撃する班は、修造&ヒートマン、大尉&ビーストマン、レミリア、咲夜、乾巧、オートバジン、苗木、葉隠、そしてデュエルガンダムに乗る出来杉に決定した。

「チーム分けはこれでいい。予定通りホワイトベースとガンダムの修復に取り掛かるぞ」
「十神っち、ところでバーベキューは……?」
「……」←無言でバーベキューセットを出す大尉
「やるわけないだろ、作戦を聞いてなかったのか?! モタモタしてたら略奪チームが死国に戻ってしまうぞ。
そうすれば祐一郎は破壊兵器をバラ撒き放題になって俺達の勝機は薄くなり、周辺の被害も拡大する。
悠長に食事をしている時間なんてない」
「!?」←バーベキューが無くなったことにショックを受ける大尉
「皆の親睦を深めるために必要だと思ったんだが……」
「俺達はこれから死国に遊びにに行くわけじゃないんだぞ? もっと緊張感もてよ!」
「えーッ?!」「ブーブー!」
「まあまあ、落ち着くんだ皆。大事な作戦の前に豪華な食事を食いすぎた軍隊が、結果として動きが鈍って敵の格好の的になってしまい、以後その軍隊は大きな作戦前の食事は豪華な物から粗食に切り替えたという逸話もある。
殺し合いさえ終われば好きなだけ食事を取れるさ。今はパンと水で我慢しよう」

バーベキューをするしないでまたチーム内でこじれそうになるが、そこは兵士としての経験と知識がある雷電が作戦前の豪華な食事は危険であると説明し、とりなした。

そして、いよいよ十神達は船となるホワイトベースの修復に取り掛かる。

 :

――格納庫。

「……できた!」

出来杉の目の前には、このホワイトベース唯一の機動兵器となり、彼の搭乗機であるデュエルガンダムがあった。
バスターガンダムのサテライトキャノンで吹き飛ばされた半身も、苗木達の持ってきた部品によって完全に修理されていた。
さらに修理だけに留まらず、このガンダムは改造まで施されていた。
見た目はただのアサルトシュラウド装備のデュエルだが、内部には仲間達にもたらされた部品によって魔改造が施されている――彼の仲間の多くを殺したバスターのように、改造はガンプラ並に自由でいいのだ。
果たしてどんな機能をデュエルに施したか……出来杉は今は仲間にも秘密にしている。

(後からアイギスさんから聞いた話によると市街地に出ている略奪グループの中には、研くん達を殺したあのガンダムがいると知った。
あのガンダムだけは絶対に許さない……! アイツだけは必ず僕と、僕の新しい力『魔改造デュエルガンダム』で倒してやる!
……待ってて研くん、必ず君の仇を取りに行くよ。そして僕の手でのび太くん達を守るんだ!)

出来杉は以前の敗北から復讐心と力への渇望を抱いており、改造されたデュエルガンダムはその感情の体現であった。
そのガンダムが出来杉にもたらすのは生か死か、勝利か敗北か、希望か絶望か……果たして?

 :

――とある廊下。
そこには二人の機械の少女、ホライゾンとアイギスがいた。

「ホライゾンさん、本当にもう大丈夫でありますか?」
「jud.、トーリ様が亡くなられた事はホライゾンにとっては今でも悲しいです。
ですがそれをいつまでも引きずるわけにはいきません。
ホライゾンもホワイトベースの一員として平和のために戦っていくつもりです」

ホライゾンは前々回の放送で恋人である葵・トーリの死を知った。
だが、マシンである彼女は同じくマシンであるアイギスと共にホワイトベースに接続することでオペレーター、砲座、エンジン操作を担っている(余談だが、操舵もやろうと思えばできるが、腐川が頑なにやりたがるので操舵だけは彼女に任せている)。
よって今ホライゾンが抜けてしまうと、その役目を全てアイギスに押し付けてしまい性能は激減、ホワイトベースが機能不全に陥る可能性も上がる。
それを理解しているホライゾンは恋人の死は今はこらえて仲間と共に戦う道を選択した。



……泣けるねえ、恋人を失っても戦い続ける少女のシチュエーション、そんな友を支える少女。
だけど! 君達の魅力はゆうかりんの足元にも及ばねぇよ!

「な、なんであります くぁwせdrftgyふじこlp;@:」
「いきなり後ろから くぁwせdrftgyふじこlp;@:」

大尉つまり俺は背後から二人にこっそりと忍び寄り、彼女らがホワイトベース操作にも使っている端子(どこにあるかはご想像にお任せする)にビーストマンが入っているPETをプラグインし、二人のシステムにハッキングして即座に本部から転送されたウィルスを流し込んだ。
……おっと、おまえら深読みすんなよ! 上の行動に性的な表現は一切ないからなw

二人には当然ウィルスを防ぐためのセキュリティがあるわけだが、修造さんのおかげでネットバトルの技術が向上している俺はハッキング技術も向上しており、ファイアウォール程度ならショウジドに等しいのだ。


『パパパッとイッて、終わりっ!』

ビーストマン先輩がハッキング作業が終わったことを報告し、俺はすぐにその場から離れることにした。
工作のために俺に襲われた(非性的な意味で)数秒前までの記憶部分は抹消しておいた。
そうとは知らないメカ娘達が再起動する。

「――ゾンさん、本当にもう大丈夫でありますか?」
「jud.、トーリ様が亡くなられた事はホライゾンにとっては今でも悲しいです。
ですがそれをいつまでも引きずるわけ――」

おまえら、その台詞二回言ってるぞ。
二人はウィルスは仕込まれたことに気づいていない。
誰かに見られている様子はなく、監視カメラも死角を通った。俺の工作に抜かりはない。



ドーモ、読み手=サン。大尉です。
今回は俺が主役じゃないのでタイトルは『汝は大尉なりや?』ではないです、が、俺も話に大きく関わるっぽいのでこのSSの裏タイトルは『汝は大尉なりや? part3.5』だと思ってくだせえ。
この度、皆様の応援のおかげでワタクシは無事にホワイトベースに忍び込むことができました。
そしてたった今、二人のいたいけな少女にウィルスを流し込みました(ゲス顔)。

具体的にアイギスとホライゾンにどんなウィルスを使ったのかというと、特定の状況になると発動するタイプのプログラムだ。
死国との戦闘において、ホワイトベース側が戦況を覆せないほど不利になると、二人が腐川から操縦を奪い死国に特攻するように仕向けてある。
勝てないならいっそ、カミカゼをやってもらおうという寸法だ。
ちなみにこのホワイトベースの動力は熱核エンジン。
死国にぶつかれば核爆発がおこり、少なくとも周辺の市街地……つまり熱斗達のいる場所も吹き飛ぶだろう。
……それって市街地で戦う事になっている大尉もヤバくね? って思っているそこの貴方、心配ご無用モーマンタイです。
その時には本部にいるデウス隊長の転送技術で本部の九州ロボに戻れる手はずになっているからだ。まさに護身完成!
現場で今頑張ってる新城さん達も風魔のどこでもドアで容易く撤収できるだろうから向こうさんの心配もいらない。

あ、ちなみにホワイトベース側が勝っても、航行不能に陥っても戦艦のエンジンを暴走させて自爆させるプログラムも仕込んであるから、結局ホワイトベースは沈む運命にある。
殺し合いの運営に邪魔な二つの対主催勢力は綺麗さっぱり消えてもらいましょう。

『どうあがいても死ぬ運命にあるのは悲しいなぁ……』
特にホラ子は悲惨だな、恋人を殺されてた悲しみを振り払って戦うと決めた矢先に自分が仲間を殺すウィルスを、知らず知らずの内に仕込まれるとは。
『しかも、それをやったのは恋人であるトーリを殺した大尉であるし、彼女は恋人を殺した男が目の前にいたことも知らず仲間として迎え入れて毒牙にかかった……皮肉過ぎてなんか芸術的』
対主催であったこととリア充であったのが二人の運の尽きだ。
ホライゾンはトーリのいる天国に逝けるように祈ってはやるよ……いや訂正、リア充はやっぱ爆発して然るべき、二人共地獄に落ちろ。
『人狼の屑がこの野郎』


工作はこれでいい。
欲を張りすぎると他の連中に俺がジョーカーであることに気づかれてしまう
幸い物資収集の折にバトルチップも大量に手に入れた以上、奴と戦う武器は大量にある。
後は己と修造さんに授けられた技術を信じて、熱斗と決着を付けるだけだ。
『いよいよですね』
ああ、いよいよだ。
俺は早く熱斗と戦いたい。
そのためにホワイトベースには飛んでもらわなきゃ困るし、そろそろ修繕作業に戻るか。

「―――」

ん?
『どうしたんです大尉?』
今、幽香さんの声が聞こえた気がするんだが……『犬にしてはお利口さんね、その調子で頑張りなさい』って……
『やべぇよやべぇよ。この大尉、虐待姉貴に惚れ込みすぎてとうとう幻聴まで聞きやがった(ドン引き)』

確かにゆうかりん成分が不足気味な俺だが、幻聴でも幽香さんが俺を褒めてくるとなんか不安になるな。
いちおう幽香さんへのホットラインを持ってるし、今から内部工作の進み具合を連絡しておくか?
ついでにゆうかりん成分もといユウカリウムを補充できるでござるなwどんな言葉で俺を虐めてくれるのやらwww

……ダメだ。ホワイトベースにはサイボーグ忍者の雷電がいる。
奴に通信を傍受されでもしたら計画が水の泡だ。
プロとして、そんなミスは許せない。
幽香さんのご褒美は、今はグッと堪えて帰還するまで我慢するしかない。

幽香さん、俺は精一杯頑張りますよ。
だから帰ったらご褒美として俺を虐めてください。
幻聴でも他人を褒めるあなたは似合わない……犬は厳しく躾られてこそ、主人のために戦う忠犬でいられるんですから。

 :

「まさかここまで早く終わるとは……最低でも一時間はかかると思っていたぞ」
「白夜様、その代わり艦内のあちこち鼻血塗れです」

ホワイトベースの修復は十神の予想以上に早く進んだ。
元々、体力自慢の参加者が多く、特に咲夜の時を止める程度の能力と、修造&ヒートマン・大尉&ビーストマンの火のバトルチップによる溶接技術が大きく貢献し、ホワイトベースの修復は見る見る内に完了した。
15分で戦艦を建造した祐一郎一行と比べれば遅いが、それでも30分以内には納まっているのは驚異的であった。
これにてホワイトベースはいつでも発進可能になった。

「せっかく時間を短縮できたんだ、生まれたアドバンテージを無駄にしないためにも、今すぐ戦地へ向かうぞ。
アイギス! ホライゾン! エンジンを始動させろ!」
「了解であります」「jud.」

十神の指示に従い、アイギスとホライゾンはホワイトベースに接続し、エンジンを始動させた。
エンジン始動と同時に他のメンバーも急いで艦内に乗り込む。
全員乗り込んだのを見計らって、十神は艦内に放送を流した。

『お前たちのおかげでホワイトベースが戦える状態まで戻った。
この十神が感謝してやろう。だが、問題はここからだ。
俺達はいよいよ死国との全面戦争に入る』

開戦間近という空気に艦内は緊張が走る。

『ホワイトベースの航行速度ならここ京都から戦場になる大阪まで30分ぐらいで付く。
それまでに覚悟を決めておけ。
死国は広島も兵庫も焼き、大阪すら瓦礫に変えようとした冷酷な破壊集団だ。
奴らによる死傷者は既に一万人単位で出ている。
そんな奴らに情け容赦は一切するな! 命乞いは無視しろ! 油断すれば背後を取られて死ぬことになるぞ!
奴らは首輪を外す技術も持っていて、こちらの首輪を外してやるといっても信じるな。
きっと首輪じゃなくて首が外されるぞ!
それだけ冷酷で残忍なことに留まらず実力も高いときている危険な存在だ。皆、心してかかれ。
心配するな、この俺がお前達が勝てるようにしっかりと指揮してやる。十神の名にかけてな。
だからこそ全力を尽くして戦え。話は以上だ。
それではホワイトベース、発進!』

十神の艦内放送が終わり、戦艦ホワイトベースは京都から発進した。
そして艦内の全員がいつでも出陣できるように戦闘の準備をするのだった。

破壊の権化と化した死国に立ち向かう多くの戦士達と、一人と一体の悪意を乗せて大阪に向かう。



ホワイトベース対死国による第二次大戦……勃発は間近!


【一日目・7時30分/日本・京都上空】

【ホワイトベース組】
※30分後には大阪に居る死国組との交戦に入ります。

指揮・艦砲支援担当班
※ホワイトベースの砲撃によって空から地上の部隊を援護します
※ただし、戦艦と接続しているアイギス・ホライゾン両名がウィルスに感染させられています
 戦況が覆せないほど不利になる、あるいは戦艦が致命的な打撃を受けると、自動的に死国に特攻します
 逆に、戦いに勝利した場合でも戦艦を自爆させるようにセットされています


【十神白夜@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】
【腐川冬子@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】※十神の支給品扱い
【アイギス@ペルソナ3】 ※大尉によりウィルスを仕掛けられました
【ホライゾン・アリアダスト@境界線上のホライゾン】※ 大尉によりウィルスを仕掛けられました


○市街地攻撃部隊
※市街地に出ている死国組のメンバー(熱斗組+α)に攻撃を仕掛ける部隊です

【出来杉英才@ドラえもん】※デュエルガンダムが魔改造されました(見た目はただのアサルトシュラウド) 具体的にどのような改造が施されたかは次の書き手氏にお任せ致します
【大尉@HELLSING】※ジョーカーです、アイギスとホライゾンにウィルスを仕掛けました
【ビーストマン@ロックマエグゼ3】※大量のバトルチップを入手しました
【松岡修造@現実】
【ヒートマン@ロックマンエグゼ2】
【苗木誠@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】※ダメージは物資収集時に手に入れた薬などで回復しました
【葉隠康比呂@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】※ダメージは物資収集時に手に入れた薬などで回復しました
【レミリア・スカーレット@東方project】
【十六夜咲夜@東方project】
【乾巧@仮面ライダー555】※支給品扱いです
【オートバジン@仮面ライダー555】


○死国潜入部隊
※ホワイトベースや市街地を攻撃する班が敵の目を引きつけているうちに、死国に潜入して内部の敵(拳王軍+α)を掃討する班です

【雷電@METAL GEAR RISING】
【衝撃のアルベルト@ジャイアントロボ】
【ラーメンマン@キン肉マン】 ※ホワイトベース組がテリーマンを殺したことに気づいていません(ホワイトベース側も然り)
【烈海王@範馬刃牙】
【紅美鈴@東方project】
【ジョンス・リー@エアマスター】
最終更新:2014年10月18日 02:24