からくりドームで繰り広げられたイチローチームと大正義巨人軍の試合後に結成された(約一匹を除いて)ドラゴンのみで構成された野球チーム。名古屋の野球チームとは関係ない。
 スタンスは対主催及び世界の救済。
 リーダーのロリコンもといオシリスの天空竜を中心に結成されたチームなのだが……集まった竜は公式での扱いに問題がある残念ドラゴンばかりであり、一見すると先行きが不安な連中である。
 しかし、残念なのはあくまで性格や公式での扱いの話。
 全員能力そのものには非常に優れており、設定上はサイヤ人とも渡り合えそうな竜がゴロゴロいる。
 そして、その高い能力を活かしてプロの野球選手だけで構成された大魔神軍に圧勝した。
 また、試合前に散々蔑まれたにも関わらず、負けたチームに自害を強要したりせずに見逃す。負傷者の多いイチローチームと同盟関係を組んだ上で護衛を引き受けるなど意外にも紳士的なヤツら。
 ただ力だけの連中ではなく、竜同士でできるテレパシーを使った『ドラゴンネットワーク』によって情報収集能力にも持っているなど、やたらハイスペックな集団。
 ところが、大和スタジアムにおいて大魔神軍を皆殺しにしたDMC狂信者ヘルカイザー亮の襲撃によって一匹が戦死し、メンバー不足によって試合が受けられなくなってしまった。
 同盟のイチローチームと共にDMC狂信者の魔の手から逃れるべく千葉へ逃走。
 しかし千葉まで逃げたところで、テラカオス化が進行したサーシェスに襲われて戦略的撤退を余儀なくされる。
 北組はサーシェス、南組はKBTITと一筋縄でいく相手ではなく、ドラゴンズの面々といえども苦戦は必至だろう。
 Bチームはかなりのダメージを受けたが、久保帯人の撃破に成功した。
 しかしAチームは多大な犠牲を出してしまい、サーシェスの撃破にこそ成功するが、野球ができる状態ではなくなってしまった。
 その後ギムレー達が新たな味方ドラゴン、サラマンディーネ達を引き連れてオシリス達と合流。
 彼女とアウラの民達のおかげで傷こそ癒えるが試合続行不可能な状況は変わらず、やむなくイチローチームとドラゴンズは合併。
 イチリュウチームとして活動していくこととなった。

 外見や性格、扱われ方にこそ難があるが、意外と思考ややってることは下手な人間の対主催よりよっぽどまともだったりする。
 比較的常識人の集りと思われた聖帝軍が揃ってとんでもなくカオスな連中となってしまったため、余計にドラゴンズがまともに見えてくる。
 さらにドラゴンズ未加入のドラゴンがドラゴンズのドラゴンとは比較にならねえ残念っぷりを晒しまくり、ドラゴンズは言うほど残念集団ではない可能性が高い。
 むしろドラゴンズのドラゴンこそが数少ないまともなドラゴンと呼べるまである。
 なのは達の合流により、ギムレーとホルスは貴重な考察材料を手に入れることができた。
 さらにはやての情報から都庁への誤解も解け、ボロボロではあるが着実に前進はできている。
 そして物置組及び元・貧乳歌姫であるツバサとの出会いにより、救済の予言の目的と化身の正体をテラカオスだと看破。
 情報不足なので都庁と違って野球とテラカオス・TC以外の情報はわかっていなかったが、その反面として都庁の持たない正気を保ったテラカオス(勇者)を所有しており、
 上手く合流できれば世界を救える可能性が見えてきた。
 さらにギムレーがオオナズチとドラゴンネットワークで交信したために事の真相がわかり、いよいよ合流の道筋が見えてきたかに見えたが、なのは絡みによるギムレーの離脱、道中に魔女化霧切が立ちふさがる。


○オシリスの天空竜改造・転生
 出典は遊戯王デュエルモンスターズ。この野球チームのリーダーを勤めるドジリスのロリコン天空竜。
 他期にも出ているが、思考がロリをレ○プするからロリにモテたいに変わっており性格は比較的マイルドになっている。
 前述のドラゴンネットワークを使い、世界を救うためには野球で試合をする必要があると知り、野球チームを結成した。
 集まった竜は残念な奴らばかりだったが、そのパワーを発揮させて見事に大魔神軍に勝利した。
 その直後、大魔神軍と試合を行った大和スタジアムにて偶然居合わせたイチローチームによりハラサンから教わった正しき予言を聞き、世界を救うには野球の試合だけではダメであると知った(ドラゴンネットワークは完璧ではなかったので、試合で優勝するだけで良いと思っていた)。
 正しき予言を知った後は、イチローチームとは試合で決着をつけて優勝するつもりはあるものの、彼らと協力して世界を救う予言の謎を解くことを決めた。
 チーム結成の動機こそロリにモテたいという不純なもので、ドラゴンネットワークの件などドジな面もあるが、行動方針はしっかりと決めてチームを引っ張っていくリーダーシップはありそうだが、ドラゴンネットワークにまた誤った情報である都庁=超危険の情報を流すミスをやらかす。
 ホルスとはなんだかんだで親友であるようで、彼の命を救いたいと思っていたが、その願いは叶わず、サーシェスとホルスを分離することは不可能であった。
 ならばせめて自分の手でと思った矢先、ホルスは自らサーシェスを道連れに命を絶つ。
 軽口を叩きあっていたが、自分にとって大切な後輩であるホルスを失ったショックは大きく、しばらくは立ち直れないほど落ち込んでしまっている。
 その後は多少は持ち直すがやはり深刻な精神的ダメージを引きずっている。
 彼もまた野球に目覚めており、拳王軍以外の野球チームならどこであっても仲間だから聖帝軍も助けたいという思いを持ち始めた。
 そして、監督のラミレスの指示により聖帝軍救助部隊に参加する。
 しかしながらネットで聖帝軍による虐殺(一部工作)と、所属していた子供は大人に化けているだけ(真実は諸事情で子供が大人に進化した)を知ってしまい、ショックを受ける。
 オシリスに限ったことではないが、どうもドラゴンネットワークの情報を過信している傾向があり、重要な情報を握っている都庁のドラゴンをアク禁にしてしまうなど致命的なドジさは変わっていない。
 そして暴走きらりんロボと都庁・聖帝軍の戦いを目撃するが、後輩を殺されたことを引きずっていたことで視野が狭まっており、後述の都庁と聖帝軍に対してギムレーとは正反対の結論に至ってしまう。
 曲解により都庁の対主催を極悪集団と一方的に見なしたオシリスは、イチローたちの制止も振り切り戦場に取り残されたフェイを遠巻きからのサンダーフォースで狙撃しようと試みる。

 ……そしてフェイにばかり気を取られたせいでドリスコルの乗るグレートゼオライマーの不意打ちを受け、胴体が真っ二つになってしまった。
 実は半身が真っ二つになったが神故の生命力でしぶとく生きながらえていた。
 だが瀕死なのは変わらず、ドリスコルに素材として捕まってしまいビッグサイトにただ一人搬送されてしまった。
 ソウルセイバーこそビッグサイトの近くにいるが戦力的に救助は無理ゲー。イチリュウチーム含む対主催勢力の疲弊具合や位置関係的に誰も向かえないと思われるので生存は絶望的である。
 オオナズチはこのオシリスのピンチを知っているが、疲弊しさらに今後の事態を想定した結果それを黙殺。
 薄情というわけではないのだが、これにより都庁からの救援は無くなり、諸々の都合から他の勢力からの救助も不可能になった。

 余談だが、オシリスの特殊能力は相手の罠・魔法・スキルを無力化する能力であり、イチローたちと連携して正面切って戦えばドリスコルのスキルを無力化してゼオライマーに勝てた可能性がある。
 逆に自分よりも単純に強い攻撃力・防御力を持つ相手に先制されるとどうにもならないので不意打ちを受けてやられたことが仲間や物置組を窮地に追いやったとも言える。
 なんという致命的ドジリス。
 しかも、捕獲されたことによってシャドウに付け入られる隙を作り出してしまい、名前を騙られることで後述の仲間の死を招いてしまった。

 実は大魔神軍戦を除くと活躍らしい活躍や対主催貢献がなく、空気や戦犯とまではいかないが長生きしているキャラの中では極めて不遇。
 特にネットに関しては輪をかけてダメダメで思い込みと過信が激しく嘘を嘘と見抜けないまま突っ走る、情報戦が重視される今期世界観最大の被害者。
 肝心のリーダーのお株もほとんど参謀のギムレーの方に食われてしまっている。
 せめてもの救いは、オオナズチやソウルセイバーから『オシリスがこんなスレを作るわけがない』と評され、結果としては散々とはいえ
 仲間達からの信頼は非常に厚い点だろうか。

 残念ながらビッグサイト内部にて彼の身体は切り刻まれ、オシリスとしての彼の生は終わりを告げた。
 そして、今度は狂信者兼黒幕の手先としてイチリュウチームの敵になろうとしている。
 そこまでは知る由もないが、対なのはに刺さる能力を持つオシリス奪還のためにギムレーが単騎で行動を開始したが、全ては遅すぎた。

○白光炎隼神ホルス
 出典はパズドラ。「~ホル」が口癖の白い方のホルス。一人称までホルである。
 ホルスの黒炎竜と区別をつけるために、ホルスBとも呼ばれる。
 都庁攻略しようとしたパズドラテイマーに従っていたが、テイマーが死亡したために逃走する。
 逃走した先で後述の黒炎竜とオシリスに会い、竜ではなく鳥という身でありながら、なし崩し的にドラゴンズに所属する。
 現在は都庁軍に所属している麒麟のサクヤとは同じテイマーに所有されていたが、仲が悪い(これはパズドラにおける両者間の扱いに起因する)。
 途中からおっぱい星人になっており、同じドラゴンズのソウルセイバーの巨乳に見とれてたり、貧乳な風鳴翼にがっかりしていたりする。
(しかし都庁のサクヤによれば、ソウルセイバーに会う前から人の胸をばかりを見る傾向はあったらしい)
 当初はそこまででもなかったが「世界救ったら巨乳の子から抱きしめて貰えるぞ」という甘言に乗るなど、手遅れなレベルの変態と化している。
 だが4属性同時攻撃で仲間の攻撃力4倍、5属性なら5倍と可変式の能力を持っており、ドラゴンズのポテンシャルの高さと合わせれば強力な攻撃が可能となる。
 ホルスの黒炎竜はうざいが助けたいと思っており、こちらもオシリスと同じようになんだかんだで仲はいいようだ。
 しかしホルスを助けることはできず、ホルスBも負傷して飛行に支障が出る状態に。
 その後アウラの民達に治療されて飛行能力は回復。
 ドラゴン縛りしていてはチームの復帰は不可能と判断してイチリュウチームとしての合併を打診した。
 そもそもドラゴンズ成立時からして、ホルス繋がりで隼の彼がチームにいる点からして無理にドラゴン縛りする必要もなかったのだが。
 放送で都庁にて別れた仲の悪いサクヤの死を知るも、素直には喜べなかった様子。
 なんだかんだで彼女を認めていたのかもしれないが、ソウルセイバーやサラへの反応を見る限り、自分が知るいいおっぱいが無くなってしまったことに対する落胆のようにも見えなくもない。
 現在は浦安遊園地でお留守番中。
 その留守番中、一般参加者が投稿したオーバーロード動画を見つける。
 そしてそこに映っていたのが、都庁で自分達を蹴散らし、ドラゴンズに所属する原因になったともいえるレストの姿であり、
 さらに彼の格好が上記のサクヤのものであったことに違和感を覚え、そこからギムレーの考察へと貢献することとなった。
 なおその際に、サクヤとの不仲の理由も判明した。

 理由……仲良くなろうと何度も声をかけてきたサクヤを邪険にあしらう。
 その後身動きがとれなくなったサクヤのおっぱいを隼なのに鷲掴みにしたから。

 うん、100パーこいつが悪い。というかソウルセイバーに遭う前からおっぱい星人じゃねえか!
 一応下記のハトホルとは結婚済みなようだが、これまでの言動を考えると浮気ととられかねないレベルである。
 都庁の情報を持っていたはやての言葉から、一応都庁の誤解は解けた。
 それでもやはり以前完敗した経験からしぶっていたのだが、はやてから儚げ巨乳(ステルスモモ)が都庁にいると聞かされた瞬間

「都庁に行くのも吝かじゃないホル」

 と真顔で言い切った。
 不信感、雪辱<(越えられない壁)<おっぱい
 大丈夫かこの鳥?
 しかし仲間を大切に思っているのは間違いなく、狂信者の奇襲の際も慌てふためくも咄嗟にラミレスを庇うなど、根はいい鳥である。
 そして鳥の身ながら、ドラゴンズの数少ない生き残りでもある。
 爆弾されたソウルセイバーの死体を投げつけられて危うく死にかけるが、ギムレーの機転のおかげで命拾いする。
 おっぱい星人ネタばかり目が行きがちだが、振り返ると何度も死にかける非常にハードな目にあい続けている。
 ついには初期メンバーで最後の生き残りとなってしまった。鳥なのに。

 余談だが、ホルスの妻とされる命神ハトホルはパズドラにおいては超爆乳キャラである。ソウルセイバー以上に、ホルスをおっぱい星人に変えた存在と思われる。
 さらに余談だが、白光炎隼神形態を超える最終形態・覚醒ホルスは全身真っ黒になる。
 そして覚醒体から転生するとまた白く戻る。

 サクヤの回想で、本当に仕えるに値する主人を求めており、死後もソウルとなり役に立ちたいとか考えていたことが判明する。
 なおホルスのソウルアーマーは、アニメ版で主人公のメイン装備となっている。
 ちなみにアニメ版のホルスはホルホル鳴かない。渋い声でかなり神々っぽい。
 でもアプリ版だとそもそも喋ることができない設定にされており、鳴き声は「キッ、キィー!」だったり。
 かと思えば唐突に謎の新形態「バーンホルス」となり「バルス!」と叫ぶだけの鳥にもされていたりする。公式が安定しなさすぎである。


○ホルスの黒炎竜Lv8
 オシリスの後輩。台詞に「wwww」が生えている黒い方のホルス。
 他の期にも度々登場しているが、基本的にキャラがぶれていない。
 さすがに現環境では最強を名乗ることはできないものの、登場時はフィールドにいるだけで全ての魔法カードを任意で無効化する能力と攻撃力3000で猛威を振るったドラゴン。
 言っておくが攻撃力3000はあの青眼と同じである。
 ひょんなことからおっぱい星人のホルスと出会い、先輩のオシリスと合流し、野球チームを結成していくことに。
 名前がややこしいため、白いホルスにあだ名をつけることとなったが、その結果はこちらが「ホルス」で白い方は「ホルスB」となった。
 台詞が厨房っぽい草だらけであり、似たような喋り方の影薄組のオオナズチとキャラが被っているというわけでオオナズチを嫌っている。
 もしオオナズチがドラゴンズに所属することになれば、ややこしくてどっちが喋っているかわからなくなりそうだ……(補足するとオオナズチはシリアスになると台詞にwはいれない傾向がある)
 テラカオス化が進行したサーシェスに寄生されてしまい、体の支配権を奪われイチローチームとドラゴンズの仲間を一人ずつ殺害してしまう。
 通常手段ではこの寄生サーシェスをはがす手段はなく、非常にピンチなのだがそれでも草を生やすことは忘れない。
 ちなみに、とある理由から拳王軍のラオウに対して軽いトラウマを抱えている。(6期参照)
 戦闘中にさらに進化したサーシェスの手で肉体改造をされてしまい、その手で多くの見方を傷つけることに。
 オシリス達が奮戦し、ロイとイドゥンの犠牲の末、ようやくルナミラクルが発動するも、これでもホルスを救うには至らなかった。
 奥の手が通用せず、ホルスの悲しみを理解したオシリスが殺してでもホルスを止めようとするが、イチローチームがこれを止める。
 そんな争いを見たホルスは、一つの決意をした。
 仲間で争ったり、自分がこれ以上仲間殺しの罪を犯してしまうのはもう耐えられないと、僅かに自由を取り戻した首をサーシェスに向ける。
 オシリス達に最期の言葉を残し、草を生やしたままサーシェスを自分もろとも焼きつくし、爆散したのであった……

 オオナズチとはあまり仲がよろしくなかったようだが、少なくともオオナズチからはライバル的な目で見られていたようである。


○ソウルセイバー・ドラゴン
 出典はヴァンガード。顔は厳ついが、乳は見事な♀のドラゴン。
 アニメでは主人公先導アイチの所有するカードの一枚でもある。
 リアガードのパワーを上昇させる能力を持つ。
 当初は都庁軍の暴虐(これは天魔王軍の情報操作を間に受けたものだと思われる)を止めるべく、動いていた。
 原作ではまともなのだが、ここではセリフや思考がほとんど「オチ○ポには絶対に負けたりしない 」であり、キャラはまんまエロゲの女騎士である残念仕様。
 とにかく上記セリフに近いことを連呼する傾向にあり、オシリスにさえちょっと黙っててくれと言われる程。
 大魔神軍との試合では、球から勝手にキンタ○を連想するなど、もう病気かもしれない。
 その言動が祟ってか、イチローチームのロイからは痴女認定された。
 サーシェスを見るなりヒゲが触手オ○ンポまみれなどと思うあたり、本当に痴女かも。
 その後も相変わらずの発言を続けながら、やはり都庁は倒すべき相手だと思い込んだ。
 彼女の魅惑の乳がホルスをおっぱい星人に変えたと言っても過言ではない。
 久保帯人をゲスオ○ンポと評し、サーシェスを触手オチ○ポ呼ばわりし、さらには伏せる位置が段々ずれ始めている。
 時間経過と共に痴女化が悪化している気がする。
 だが、この「痴女」や「女騎士」っぽさという、彼女のキャラ付けというかアイデンティティを根こそぎ奪い取るようなガチでやばいドラゴンが、ソウルセイバーのあずかり知らぬところで爆誕している。
 彼女もタガが外れてきたのか、オ○ンポだけじゃ飽き足らず○茎やらアソコをギンギンに滾らせるだの卑猥な下ネタワードが増えてきた。
 とうとうギムレーからすら、この痴女の言葉は無視して構わないと言われる始末である。
 しかし下記のファガンの破壊力が凄まじすぎて、この程度の発言では痴女とは呼べないのではないかと思ってしまう筆者は既に毒されているのかもしれない。
 機動性の問題とリオレウスと長く付き合っていたことから彼の追跡班に選ばれるが、それでもナッパとサラの龍神機にも追いつくのもやっとなレベルであり、リオレウスが呼び寄せたモブ狂信者の囮になるために一時的に離脱した。
 なお飛び出る淫語はもう普通にR18もんになっており、伏せもずれたりそもそも伏せなかったり。
 仮に生き延びたとして痴女化はもう避けられそうにない。
 ギムレーに爆砕された鬼道さんいわく、どうやらソウルセイバーは大量の狂信者の群れを単独で振り切って逃げ切った様子。
 痴女部分が目立つが、これでも高位のドラゴンなのだ。そこは覚えておいてあげよう。
 しかし狂信者を振り切ったまではいいが、放送で仲間達の死を知ってしまう。
 挫けそうな心を奮い立たせるも、ドラゴンネットワークに設置されてしまったシャドウの罠を踏んでしまう。
 本来の彼女であれば回避できたかもしれないが、死んでしまったかと思ったオシリスの安否が気になり警戒が疎かになってしまったのだと思われる。
 結果、脳に直接TCという即死攻撃を受け、「これって脳姦にゃの!?」などと脳をぶっ壊されながらもキャラをぶれさせない離れ業を見せながら息絶えた。
 しかし最後の意地でオシリスのスレを開くなというメッセージをドラゴンネットワーク内に残せた。
 彼女が死亡した時点でネットワーク使用可能者が既に相当減っているが、元から頭の回転が速いオオナズチとギムレーはこれによりシャドウの罠を回避できるだろう。

 だが意地を見せた彼女の死後、その肉体はシャドウの手先によって爆弾へと変えられてしまった。
 しかしギムレーがあえて屍兵に変えてくれたおかげで自分の骸で仲間を殺す最悪の事態だけは回避された。
 屍兵には基本自我はないが、高位の屍兵や強い未練を残した屍兵は自らの意志で行動することはでき、ディケイドを巻き込んでの自爆はおそらく彼女の意志。
 そもそもギムレーがディケイドの奇襲を回避できたのはソウルセイバーが残したメッセージが大元であるため、彼女の死に際の抵抗は無駄どころか結果としてチームの多くの命を救うことに繋がっている。
 ソウルセイバーにとっては嬉しいことだろうが、屍兵としての最期の台詞はやっぱひでえ。

○リオレウス
 出典はモンスターハンターシリーズ。モンハンの看板とも言える飛竜なのだが……
 ハンターの攻撃が届かない空からの一方的な攻撃&時間稼ぎ、近接武器が近づけばバックジャンプブレスで攻撃と同時に空を飛ぶ、
 ちょっと戦っただけですぐ逃げ出してしまう習性などから、ファンからはヘタレのイメージがついてしまっている上、嫁のリオレイアに逃げられてしまっている。
 このリオレイアだが、ドラゴンネットワーク内の会話から電竜ライゼクスに寝取られたことが判明。
 モンスターハンタークロスでは、歴代の看板キャラとクロス四天王が激しく縄張り争いをする映像が楽しめるのだが……
 ティガレックスがいつものように狙っていた餌のポポを庇うように現れたガムートは、そのままティガと激闘を繰り広げる。
 縄張りに入り込んだジンオウガに対して、微睡んでいたタマミツネは寝起きとは思えないしなやかな動きでジンオウガを翻弄。
 で、空の王者らしく空を我が物顔で飛んでいたリオレウスの縄張りにはライゼクスが侵入する。
 ここで新旧空の王者の激しい空中戦が繰り広げられる!
 と思いきや、リオレウスはあろうことか逃走。さらに撃墜されて地面に叩きつけられマウントポジションを奪われるという悲惨なことに。
 なんで他は互角の勝負なのにこいつだけこんな扱いなんだ。
 さらに集会所クエストでは『熱愛発覚!? 竜達の密会!』というクエストがあるのだが、その内容が
 ライゼクスがリオレイアに言い寄ってる現場を見てしまった。このままじゃスキャンダルだがらこの二頭を狩猟せよ。というもの。
 公式はリオレウスをどうしたいんだ。多分カオスロワではこの熱愛が成立してしまったのだろう……
 そんなヘタレイメージを払拭するためにドラゴンズに組みした。
 なお、ヘタレなイメージがついている割には新作が出る度に強化される傾向にあり、ブレスがホーミングしたり、怒り時の攻撃力上昇率がが全モンスターでもトップクラスであり、鍛え上げられたハンターを一撃でキャンプ送りにするなど、ドラゴンズとしては下位の能力だが、人間から見たら十分な実力者である。
 実際に大魔神との試合では上空に飛んだホームランボールをドラゴンズトップクラスの機動力でキャッチしている。(ポジションはおそらく外野)
 傷ついて回復手段を探す際もワールドツアーを提案している辺り、機動力に関してはギムレーとソウルセイバーを上回っているものと思われる。
 レイアのことをビッ○呼ばわりしつつも世界救済をすればきっと自分のもとに帰ってくるんじゃないかと思うあたり、かなり未練が残っている様子。
 しかしながら、そのリオレイアは大阪で拳王連合の様子を伺っている際にのび太の爆撃に巻き込まれて死亡してしまっている。
 そしてついに、ネットにあげられた動画の片隅でリオレイアがバスターガンダムの攻撃で殺される現場を見て完全に暴走してしまう。
 彼に支給されていた品は長らく不明だったが、毒ガス入り大タル爆弾だったのだ。
 仲間の制止を振り切り、自分が拳王連合には敵わないことを理解しながらもリオレイアの仇を討つために自爆特攻をしかけに拳王連合の元へと突っ込んだ。

 彼のこの行動は、残されたイチリュウチームの仲間と監督のラミレスに大きな選択を迫ることとなった。

 そして仲間の追跡を振り払い、リオレウスはついに拳王連合の元へとたどり着き爆弾を投下。
 しかし切り札であった毒ガスはダイアーさんが一身に引き受けてしまったために他のメンバーは全員無事であり、逆にダイアーさんを殺したリオレウスに殺意全開な拳王連合の攻撃にさらされることとなった。
 四肢をもがれ、地を這う芋虫のような姿にまで追い詰められてしまったが、それでもリオレウスの復讐の炎は消えることはなかった。
 救援に駆け付けたナッパに心の中で大きな感謝をするが、彼らが大切だからこそ、汚名は全部自分で引き受ける覚悟、
 つまりは生存を諦めており、自分はここで死ななければならないという結論に達していた。
 そして死ぬならば道連れだと、翔鶴を襲うがこれは熱斗に阻止される。
 だがそれはそれで構わず、リオレイアを喪った悲しみと怒りをその牙と炎に込め、熱斗を噛み砕いて殺害。
 このあと自分は殺されるということ理解しながら、笑いながら再度翔鶴を狙うが、リオレウスと同じく復讐に狂った彼女の凶刃に刻まれ、300を超える肉片にされるという凄惨な最期を迎えることとなった。
 このたった一匹で拳王連合軍に挑んだ件は事情を知らないネットの住民からは英雄視されることに繋がる。
 当初の目的であるヘタレの汚名返上が死後、しかも復讐心で目的がどうでもよくなった後に果たされるのは皮肉としか言い様がない。

 恋人の死で完全に狂ったリオレウスではあるが、追ってくる仲間や残された仲間のことを逐一気にかけており、そこら辺は某M字王子とは違うところである。
 殺されてしまったが、リオレウスに重傷を負わされたダイゴもリオレウスを憎むようなことはせず、むしろリオレウスの死を嘆いていた。
 やっぱりかつての仲間に「そのハゲの魂を渡せ!」とまで言わしめたベジータとは違う扱いである。


○神体フォーマルハウトキャッチャー
 出典はセブンスドラゴン2020-Ⅱ。仮初の姿はどす黒いが、神体では純白の巨体と虹色の翼を持つ真竜。
 クッソ情けなくズガンされた真竜ニアなんとかさんに代わって、真竜の偉大さを知らしめるべくドラゴンズに参加。
 カタコト混じりで喋る。が、実は普通に話すこともできたりする。
『腐敗』を好む性格であり、自身の毒華は勿論、部下の帝竜も超酸性雨散布による腐食攻撃などえげつない。
 さらにはニアラの部下さえもゾンビとして再生させるなど徹底している。
 ニアラを葬った英雄チームと3回に渡り戦うが、なんとそのうち2回は圧倒的な力で英雄チームを粉砕する。
 人類最後の拠点に部下と共に直接攻め込んできて、次々にキャラを殺戮していく章は出典元でも屈指の鬱展開。
 と、ここまで書けば凶悪なキャラなのだが、ニアラさえ真っ青なレベルの慢心と油断が祟ってしまい、超特効武器の作成を許してしまった挙句それに貫かれて木端微塵の最期を迎える残念ドラゴン。
戦闘曲でのみ、呪神の二つ名が載っている(ちなみにニアラは荒神)
 所有している技は状態異常にさせるものが多く、触れたら身体が崩れほぼ即死の猛毒の黒華の散布や、TNT換算80ギガトンの攻撃を持つドラゴンよりも高い地位にいるので、設定上とはいえスーパーサイヤ人とも渡り合えると思われる数少ない一匹。
 ロワ中ではイドゥンの殺人ストレートを受け止めるキャッチャーとなったり、自身の部下を幻影で召喚してヘルカイザーのキメラテックを弱体化させる等の活躍を見せている。
 しかしながら、ホルスに寄生したサーシェスに体内から焼き尽くされて死亡。
 オーバーロードは不意打ちで爆死したため、まともな戦闘で最初に死んだのはフォーマルハウトということになる。
 これではまた真竜(笑)と言われてしまいそうである。
 とはいえ、魔法主体の戦法とは相性が最悪のホルスが相手であった点などを考えれば、少なくとも都庁で無言で撃墜されたニアラよりはずっとましである。

 セブンスドラゴンⅢにて、第五真竜であることが判明する。
 が、バラバラに切り刻まれたフォーマルハウト検体は人間にいいように扱われた挙句「フォーマルハウト検体なんてもういらね。ニアラ検体欲しい」的なことを言われる。その全盛期の完全体ニアラもあっけなく爆散したりともう公式で真竜(笑)
 そしてさらに追い打ちが加わり、もう(笑)じゃ済まないことになりつつある。

 さらに、彼そのものは喰われていないが貧乳歌姫ことテラカオス・ディーヴァに能力である黒フロワロ散布を奪われた。
 この歌姫の黒フロワロが正直シャレにもならない凶悪な殺傷能力を誇り、間接的に真竜の強さを見せつけることとなっている。
 つーかフォーマルハウトさん、あんたこの能力初っ端から使えばサーシェスも楽に倒せたんじゃ……まぁ、使ったら使ったで仲間も巻き添えになるが。

 なお、第一と第二は上位存在だったのに第五と第三はこの扱いである。
 まあ食欲を卒業できているかどうかっていう大きな違いもあるし、仕方がないといえば仕方がない。


○イドゥン ピッチャー
 出典はファイアーエムブレム 封印の剣。出典元のラスボスでもある元・神竜族の娘。
 人間の少女の姿と竜の姿を持ち、野球をするには前者の方が都合がいいので、基本は人型。
 自分を闇から救ってくれたロイのため、そして過去の不甲斐ない自分と決別するためにドラゴンズに入団。
 ラスボスのくせに攻略方法が簡単過ぎるのと、武器の名称は闇のブレスなのに鷲掴みのモーションのせいでネタにされるなどの理由で残念ドラゴンの一員に。
 解説では『その息吹は天を閉ざし、その爪は大地を踏み砕く。強く、美しく、悲しい竜』という強設定になっている。
 最後の言葉でわかる通り、元は心優しい神竜族の少女だったが、それが仇となって別竜族に攫われ心を砕かれ、人類を滅ぼす戦闘竜を量産するために竜からも人からも慰み者にされ続けるなど境遇はかなり悲惨。
 ロイの封印の剣以外で倒すと絶望の中で彼女は死亡してしまうため、ベストエンドのためにあえてゲーム中では残念な弱さに設定されているようだ。
(というか、龍殺武器耐性+物防30魔防31(カンスト)のため、正攻法じゃ普通に硬くて手強い。封印の剣がぶっ飛びチートなだけである)
 逆に言えば彼女の残念さはそれだけともいえ、ラスボスとしての能力と鷲掴みの闇のブレス=高い握力をもっているとしてピッチャーに抜擢された。その実力は野球のプロである大魔神軍すら押さえ込むレベルである。
 そして再会を心強く願っていたロイがイチローチームにいたことで、戦闘を回避し和解させるに至るなど、彼女の活躍は大きい。
 さらに幸運なことに彼女はロイとめでたく支援A関係になれましたとさ。
 イチローチームとドラゴンズに都庁は危険であるという誤った情報を流すというミスをしてしまうが、悪いのはドラゴンネットワークのほうである。
 サーシェスから逃げる際に魔竜へと変身し、背中にロイを乗せて飛び立った。
 なお、そのとき内心昂ぶっていた様子。
 ロイと共に、ホルス達を救うためにサーシェスに挑む。
 善戦したものの強さを増していくサーシェスの前に敗れ、ロイを庇って地上に叩き落された挙句その際に串刺しにされてしまう。
 消えゆく命の中、愛するロイに最期の口づけを求める。
 それが優しい嘘だと気がつくことはなく、夢の中で安らかな死を迎えた。


○ギムレー
 出典はファイアーエムブレム 覚醒。同作のラストステージは彼の体の上で戦うことになるほど、シリーズでも最大の大きさを持つ邪竜。
 邪竜という名でわかる通り、世界に絶望と破滅をもたらす生粋の邪悪な存在であると共に半不死身の神に近い存在。
 イドゥンと同じく、人間と竜の姿を持ち、人間時の姿でいることが多い。
 自分を崇める宗教であるギムレー教の信者を増やすためにドラゴンズに手を貸す。
 設定的にもシリーズラスボスの中でも最高ランクの強さを持ち、実際に主人公勢を容易く皆殺しにして世界を絶望に包むだけの力はある。
 ではどこが残念かと言うと、絶望の世界から並行世界に逃げた数人の戦士を、過去で自身の復活を阻止されたらたまらんと念には念を入れて自ら追いかけたところ、なんとその際に邪竜の力をほとんど失ってしまう。
 その後もやることなすこと全てが何故か裏目にでてしまい、DLCの絶望の未来編(ギムレーの世界制圧が99%済んだ世界)でも念には念を入れて神竜の巫女を殺したところ、またそれが裏目となり討ち取られる等、自分で自分の首をやたらと締める本当に救いようがない扱いである。
 とはいえ戦闘力は極めて高く、特にルナティック以上の難易度ではカンストした高いステと広い攻撃範囲に加えて、鱗の力で常時ダメージ半減、即死技及びカウンター無効、さらにスキルで高確率でダメージ半減、火力超アップと、残念どころかシリーズぶっちぎりの強さを誇る。
 人間時の姿もとい器であるルフレが神軍師と呼ばれるほどの戦略家であった影響か、一行のブレインとなっている。
 また、人を見る目も受け継いでいたらしく、世界滅亡を企むイチローチームの監督・久保帯人のキナ臭さにいち早く気づき、警戒している。
 ヘルカイザー襲撃時に彼が巨大な邪竜に変身して二つのチームの乗り物兼盾となることで危機を脱した。
 その後もサーシェスの寄生能力やKBTITの思惑を言い当てるなどブレインとしては相変わらず優秀。
 しかし邪竜化を解いた直後、サーシェスの奇襲もあり戦力分断状態でKBTITとの戦闘に入ってしまった。
 戦闘の最中に完全催眠を打ち破る手段として自身の屍兵を持ち出し、それを囮としての総攻撃作戦を考えつく。
 かなり外道な戦術だが、思い至ったギムレーも躊躇うあたり、ナッパに続き邪悪の化身ながらも徐々に野球脳になりつつあるようだ。
 完全催眠の有効範囲、発動条件を見抜くなど相変わらず優秀な戦術眼だが、久保帯人のチート鬼道・断空は流石に想定外であり策を破られてしまう。
 オシリスがしばらくまともに機能しないため、代理でドラゴンズのリーダーを務めていた。
 話を纏めたり、頭は回るが野球経験の少なさからしっかりと監督役をラミレスに譲るなど非常に冷静である。
 冷静であるからこそ、リオレウスの暴走や聖帝の救出、首輪の解除など突如山積みとなった問題に頭を悩ませることに。
 浦安遊園地にてお留守番をしつつ情報収集を行い、聖帝軍虐殺映像は一部は工作の疑いに気づけたものの、きらりがテラカオス化したことを知らず、立川市壊滅は事実だったためにカラクリを見抜ききれなかった。
 だが、ホルスがもたらした情報から都庁の考察に入り、都庁が対主催であるかもしれないという推測を立てる。
 さらにそこから元から怪しんでいた聖帝軍虐殺についても再度疑問を持ち始め、都庁も聖帝もネットの情報を鵜呑みにするのは危険であるという結論を導き出した。
 何かと頼り切りだったドラゴンネットワークの不完全さにも気づいており、かつて戦った大魔神軍の佐々木様の言葉を思い出し、直接真実を見極めることが大切であると仲間達を説得した。
 イチリュウチーム限定状態とはいえ、これまでの情報と新たな情報から見事に都庁と聖帝の誤解を解く頭脳明晰さは流石の神軍師と言える。
 さらにギムレーの性質が破滅と絶望の化身であるため、遠方のシャドウの気配も察知。
 そこから予言がシャドウ絡みかもしれないことを考え始めたりと、全体的に優秀である。

 しかし彼の本領発揮はここから。
 安全な対主催チームを求めていたアナキン組と邂逅するが、すぐ様にアナキンの怪しさをキャッチ。
 ただ漠然と怪しむのではなく、彼が持つ力や装備、はやて達のいきさつを全て聞き推理することでなんとアナキンが主催サイドの人間であることを見破ったのである。
 流石に正体がダースベイダーであるとまではわかっていないが、凄まじい観察眼と推理力であるのは疑う余地もない。
 首輪解除により、本来の力を取り戻した軍師の目でアナキンの戦闘力と装備、スキルを見抜きさらに警戒を強めた。
 その際におまけ能力である恋人達の仲の良さを見抜く力も使いなのはとユーノのバカップルぶりと、はやての一方的なアナキンへの恋心も知る。
 このはやての恋心(信頼)があってはアナキンを疑うよう言っても無駄だと理解しており、アナキンの正体は仲間には伏せたまま。
 しかし流石にアナキンに気を取られ過ぎ、狂信者の奇襲を許してしまう失策を犯す。
 この際に目の前でダイゴを殺害されてしまったことが、邪竜の逆鱗に触れた。
 首輪解除により本来の邪竜の力を取り戻し、強力な狂信者の軍勢をまとめて地獄送りにする圧倒的な強さを見せつけた。
 本来の力を取り戻したギムレーの強さは凄まじく、まずその巨体は関東全域に闇をもたらせるほど。
 加えてぶっ飛んだステータスと鱗とスキル構成により驚異的な防御力も兼ね備え、ブレスも長射程。
 素で硬いのに物理は75パーカット、魔法は50パーカット。
 流石に都庁のレストほどまでは硬くなく、ダオスのレーザー程の射程はないが、言わばその二人を足して割ったような攻守に優れた理不尽の化身である。
 だがあまりにもその姿と力は強大過ぎ、イチローと同じく仲間などを人質にとられた場合は実力が発揮しきれない可能性もある。
 また、その大きすぎる巨体を利用して仲間がいる浦安市を覆うことで生きたシェルターとして安全地帯を作り出す。
 こうなれば確かに『通常手段』での突破は難しいだろう……と思われたが鏡の世界を移動してきた黒き獣の尖兵には潜られた。

 ディケイド襲撃前にドラゴンネットワークにおけるオシリス(なりすましの即死罠)の違和感とソウルセイバーが遺言的に立てたスレから敵がドラゴンネットワークにも侵入できることを確信。
 そしてベルナドットが持ってきたカオスロワちゃんねる管理人黒幕説を聞き、どう動くべきが考えた結果、ドラゴンネットワークにより都庁にいるオオナズチと交信する。
 その結果、予言の真実や大災害を引き起こした黒幕がいることを知り、都庁は自分たちが持っていない予言の鍵を、イチリュウチームには向こうが持っていないテラカオス(ツバサ)がいることを知り、希望への道筋を見つける。
 ディケイド撃滅後は潜伏主催アナキンとまさかの取引と協力要請をする。
 それは仲間たちに正体を明かさない代わりにテラカオス化が進むユーノを助け、自分たちに協力しろというものであった。
 アナキンも真実を知り、世界と息子の魂を守るためならとこれを承諾。水面下の対立関係から協力関係に変わったのだ。
 いくらアナキンとて超チート集団であるイチリュウチームに一人で勝てる可能性は低い……が勝てずとも反撃で多大な犠牲を出すことも可能である。
 そうなると予言に必要な野球チームが今度こそ壊滅する恐れがあるため、目先の利益や感情に囚われなかったギムレーの判断は正解だと思われる。
 なおあくまで最終目的のために手を組んだためなのか、アナキンとの間に若干のぴりぴり感は残っている。
 アナキンに大災害に比べれば雑魚と言われた時には、全裸になって九州ロボ乗っ取られた間抜けといい返している。
 この協定に踏み切った理由の一つにシャドウの送り込んだディケイドがあり、実はシャドウと同能力(死者を操り己の兵士に作り替える)
 を持っているからこそ、シャドウが全ての死者を兵士に変える危険性を感じ取ったためである。
 実際のところはシャドウ側にも制限はあるが、死者を操る滅びの存在としてシャドウの危険性を誰よりも理解しているのかもしれない。
 ところがユーノのテラカオス化の治療が成功したと同時になのはが新たにテラカオスとして覚醒。
 非常に冷徹な判断であるが、仲間を多く殺した彼女の能力から救出は不可能と判断し、正気が戻ったところで殺害しようとするが、ユーノに庇われて失敗。
 なのはの怒りを買い、二人がイチリュウチームから離脱。さらに置き土産のスターライトブレイカーを受ける。
 超防御性能で死にはしなかったが、飛び火で仲間とアウラの民に被害を与えてしまう。
 なのは殺害未遂と直後の大事故の件で仲間から顰蹙(特にはやて)を受けてしまい、チームワークに大きな罅を入れてしまった。
 しかし冷静に戦況を判断し、全滅を回避するためにはギムレーの行動は非情だが正解であったとも言える。
(テラカオスたるツバサから「もう治療はできない」というなのはに対する絶対の判断も下されている)
 それもあり、顰蹙を買いこそしたものの、ナッパやイチロー達からはまだ仲間として扱われており、
 多くのアウラの民を犠牲にしてしまったサラさえもが、自分も民を守るために同じ行動をしたかもしれないと、理解は示している。
 クリスとシマリスもギムレーやなのはを恨むのは筋違いと思われており、勃発当初こそ険悪極まりなかったがわりと丸く収まった。
 ……代償としてはやてからは凝縮された尋常ではない敵意を持たれたが。

 現在、オシリス(を利用した何か)を取り戻すべく、単騎でビッグサイトに進撃中。
 贖罪の意味合いもあったのだろうが、超規格外の身体を利用した交渉(脅迫)の策、
 つまりはオシリスを返さなきゃこの身体ぶつけんぞコラという、シンプルにして凶悪な作戦だが、割と狂信者はたまったものではない
 ギムレーは封印or死亡しても消滅せず、その巨体の躯をしっかり残すのだ。天を覆う巨体が落下すればビッグサイトはひとたまりもないのだ。
 零距離スターライトブレイカーの不意打ちを受けて生きているこいつを、跡形もなくブッ飛ばすのは生存している参加者ではほぼ不可能だろう。
 またこれまで行使している能力の関係上、おそらく器のルフレのスキル切り替えも可能であると思われ、攻撃を捨てて守りの構成になると、
 尋常じゃないしぶとさになることだけは間違いない

 ……と思われた。
 実際に最初こそ一万を越える狂信者相手に無双していたのだが、狂信者には対竜戦の切り札である竜殺剣ドリスと、防御力そのものを無効化できるセルベリアにより一転攻勢。
 それでも殺してしまうと竜の体がそのままビッグサイトに落下してしまうことにより殺害自体は思い留めさせたので質量作戦そのものは有効だったが、セルベリアが時間稼ぎした結果、狂信者サイドの秘密兵器であるディー用に魔改造したネオ・ジオングが起動。
 モブ狂信者の力を借りたサイコ・フィールドによるスキル封殺・装甲を強引に無効化する超兵器で潰されて死亡。
 質量も海に誘導されてしまったしまったので、意味はなかった。
 スキルと能力に頼った戦闘、襲撃のタイミング、何より護衛となる仲間を誰も連れてこなかったことが不運に繋がってしまった。
 救出予定であったオシリスも既に改造されて都庁に送られた上に同時刻に死亡しており、彼個人で見ると踏んだり蹴ったりな展開であるが、狂信者の中でおそらく唯一まともなセルベリアに世界に迫る破滅と黒幕の件を教えることができ、ギムレーも意図してないところで影薄組の狂信者の中枢への侵入を支援した。
 決して無駄死にではあるまい。


 なおアナキンやギムレーの言葉から、出典元と同じように体内にまだ器のルフレの魂が残っている可能性が高い。
 これまでの経緯から、邪竜ながら仲間を思い破滅の未来を回避しようとするギムレーに対し、ルフレも神軍師の力を貸しているのかもしれない。
 口調が稀に変化していたり、自身(ギムレー)への呼びかけを見るに、ルフレ人格がそもそも表に出ていることもあるのかもしれない。


 邪竜への変身はイチローチームのウルトラマンゼロと同じく、制限時間が設けられているようだ。
 死んだ人間を自身の忠実な下僕、屍兵へと変える力を持っているが、蘇生呪文使用不可の制限にかかり通常手段では使用不可能になっている。
 新鮮な死体に直接魔力を流し込むことで、短時間だけ稼動可能な個体を生み出すことは可能。
 首輪解除により多少は緩和されたようだが、やはり無尽蔵には生み出せず、さらに既に操られている死者には支配が及ばない模様。
 だがアナキンの監視役としても機能したりと、色々と応用のきく便利な能力である。

 完全に余談となるが、彼の出展はファイアーエムブレム覚醒だが、後に外伝のリメイク作であるエコーズでもなんと再度出演。
 覚醒世界の数千年前がエコーズの舞台だが、実はその時代からギムレーは存在しており、また人工的に作られた生命体であることが判明した。
 その際の素材に神竜の一部が用いられたために同格の邪竜へと変貌を遂げたようだ。
 なお当然エコーズにおいてもギムレーと戦えるが、生まれてまだ日の浅い彼はとても小型。(それでも人間達よりも遥かにでかいが)
 既にこの時から半不死身の能力を持っているため倒し切れず、長い年月をかけて彼は成長して覚醒時代において聖王達と刃を交えることとなる。


○ドラゴニック・オーバーロード“The Яe-birth”
 出典はヴァンガードで拳王軍にいる櫂トシキの切り札。二丁の銃と一対の剣を持ったドラゴン。
 他期にも出ているドラゴニック・オーバーロードがパワーアップした姿。
 仲間のリアガードを呪縛(ロック)することでパワーが上がり、2回攻撃が可能となる。
 オバロ自身はガチで強くあらゆる派生形態が出ているため残念な部分は見当たらないが(むしろ優遇)、何故か口調が前期と同じく後輩口調なのが唯一の残念所。
 主要出場者紹介に載るためにドラゴンズで頑張っていた。
 しかし、ヘルカイザーが召喚したキメラテック・オーバードラゴンを知り合いということで油断し討ち取られ、ドラゴンズで最初の犠牲者になってしまった。
 せめてもの救いは死後とはいえ、こうして主要出場者紹介に載る夢が叶ったことか。
 よく見ると大半のドラゴンズキャラがグロ死しているので、そういう面でも恵まれてたりする。
 と思いきや、いつの間にかシャドウに魂を吸収された挙句、消滅してしまった。不憫。

○サラマンディーネ
 出展はクロスアンジュ 天使と竜の輪舞。アウラの末裔にしてフレイヤの一族のCVラクスな巫女姫。
 非常に聡明かつ多才。時に甘さにも繋がってしまうが常に民のことを考え、その民からの人望も厚い心優しい姫君である。
 原作では様々なあだ名で呼ばれているが、ロワ中では最も呼びやすいサラの名で呼ばれている。
 ギムレーがオシリス達と合流する前に出会い、引き連れていたアウラの民達(今回は支給品扱い)と瀕死のナッパ達を救って見せた。
 アンジュとテニスやら野球やらその他諸々で勝負している点からもわかる通り、このドラゴンズにおいては唯一の野球経験者である。
 はっきり言ってしまうと原作の時点でとんでもない便利屋であり、高すぎるスペックが災いして出番があまり貰えていなかったりする。
 実はアニメ開始後すぐに姿は見せているのだが、正式な出番が貰えたのは数か月後。これでは次回予告でちょっと不満を漏らしても仕方がない。
 非常に高い化学技術力を持ち、今回のロワでも首輪解除可能な数少ない参加者である。
 とはいえ流石に祐一郎さんには劣る(というかあの人がぶっ飛びすぎ)が、2時間しっかり解析できれば解除できるレベル。
 アンジュとは人とドラゴンの種族を超えた絆で結ばれており、またイチローチーム(人)とドラゴンズ(ドラゴン)の合併もまたそれを体現することとなった。
 しかし加入と同時に、何かを犠牲にしなくてはいけない大きな選択の現場に出くわしてしまった。

 なお、高スペックの聡明かつ民想いな姫君ながら、その格好は非常にアグレッシブというかなんというか……結構痴女手前だったりする。
 まあドラゴンである関係上、尻尾と翼を完全に引っ込めることができない=着れる服が制限されるのだが。
 それを踏まえてなお、特に上半身の露出は凄い。ホルスが見惚れたように、ナイス横乳である。
 その美貌と優しさからか、助けたナッパからも一目惚れされている模様。
 その後はロボットである焔龍號に乗って、前述のソウルセイバー、ナッパと共にリオレウスを追跡中。
 だがリオレウスを止めることはできず、そればかりか拳王の強化された波動を受けて愛機を一発でスクラップにされた挙句その際に両羽も喪ってしまう。
 さらにとどめの追撃でレーザービームのターゲットにされてしまうが、これはスーパーサイヤ人に覚醒したナッパが身を挺して庇うことでなんとか防がれ、九死に一生を得た。
 ボロボロのナッパをポッドで救出後、痛みに耐えながら浦安の遊園地に引き返すこととなった。
 その後は考察を行い、ツバサの力でも助けられなかったユーノらテラカオス化被害者のためにブリーフ博士・アナキンと協力して特効薬を作ることに。
 ブリーフ博士や祐一郎さんの影に埋もれがちだが、彼との協力でたった30分で特効薬を作り上げてしまうあたり、科学技術面ではやはりチート。
 だが、ブリーフ博士がまさかの事態によって殺害されたため、貴重なチート科学者キャラが黒幕以外では彼女一人になってしまった。
 しかも、ギムレーのなのは殺害失敗により引き連れていたアウラの民数名が犠牲になったため、はやてほどではないがチームメイトであるはずのギムレーに不信感を抱いてしまう。
 しかし状況を聞き、やはり民の犠牲を出したことこそ許せないがギムレーへの行動への理解は示している様子。
 やはり芯の強い姫君である。
 ギムレーが戦死してしまったのでドラゴンズの竜では最後の生き残りである……厳密には竜に進化した人類だし、竜形態は原作未登場だけど。

 初登場時は救済の予言に関してはかなり慎重派というか否定的で、予言の遂行には乗り気ではなかった。
 これは予言を信じてないのではなく、予言が達成された先に待つものを警戒しているためである。
 実はこの考えはけっこうニアピンであり、予言そのものが果たされた先は確かに大災害から世界が救済されるが、この予言=テラカオス強化手段を利用して全てを手に入れようとする黒幕の野望が待ち構えており、何も知らずに予言を遂行しようとしたら彼女の考えた通りの破滅の未来が待っていたであろう。
 原作で歴史を隠蔽し続けてきたエンブリヲのケースもあるので、経験が生きたとも言える。

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最終更新:2020年03月28日 08:18