「ここまで来れば、一先ずは……」
「安全ですか……?」
「安全ではない、カオスロワで安全地帯など基本存在しない」
「それにしてもなんで野球場……?」
「球場には医務室がある、それだけだ」
大阪のとあるドーム球場。
今のところ野球をやっているチームはいない。
だが、それは逆に彼らに安息するにはラッキーであった。
気絶した熱斗を寝かせて、二人とロックマンは話し込む。
ついでにシグナムは着替えた、懐かしの赤いジャージに。
『パパやみんなは大丈夫だろうか……』
「もし放送で呼ばれたら……」
「いや、放送はまだ流れないだろう」
「何故ですか?」
「主催者側の対応がいくら何でも遅すぎる」
超人血盟軍が奇襲を仕掛けてもう結構な時間が経つ。
成功にしても失敗したにせよ、そろそろ何らかアクションを起こすに違いない。
何期もカオスロワに出ているシグナムが言っているのだ、多分そういうことなんだろう。
「……主催者側も一枚岩ではない、というのは飛竜さんから聞いた」
「『ユウキ=テルミ』ですか?」
「ああ、私にはさっぱりわからんが、そいつが大体悪いらしい」
名前だけを使死者スレの崩壊間際に聞いたが……。
どんな奴なのか彼女たちにはさっぱり見当がつかない。
『その飛竜さんって強かったんですか?』
「ああ、主催者を殺すことに関しては奴以上に過激な奴は私は知らない。
……だが、その飛竜さんを殺すとなると……間違いなくそいつは『バケモノ』の類だ」
「そんな……シグナムさんでも勝てないってことですか?」
「さぁな……だが、一つ言えるのは、勝てても何か裏があるってことだ」
「―――ほう……『奴』がいるのか」
背後から凄まじいまで殺気を二人(+PET内のロックマン)は感じた。
それでも熱斗は起きない。
「ハ、ハクメンさん……?」
「貴様、知っていることを全て話せ、全てだ……!」
明らかなまでに殺意。
殺気でその空間の大気が震える。
そこにいたのは白い鎧に白い仮面の侍・ハクメンがいた。
「まあ待て、順をおって話す、まず武器を収めろ。
……それに貴様がここにいるということは『死国』で何かあったのか?」
◆
「なるほどな、あの同性愛者たちが裏切ったか」
「『テルミ』が裏で手を引いてるのであれば……あの総理とやらが道化となっているのは納得がいく」
『悪いやつなんですね』
「奴は必ず滅ぼさねばならぬ……!」
「で、そのテルミっていうのはセイバーですか?」
「多分違うが」
「提督や他の皆さんは……?」
「それは……わからんな」
「そんな……」
「だが……奴らならば……」
「で、その中には剣を使うセイバーはいますか?」
「いないな」
気絶した熱斗をよそにして4人とロックマンは情報交換をする。
……4人?
『ちょっと待ってください、貴女は誰ですか!』
「むっ、セイバー忍法気配遮断をしていたのですが、バレてしまいましたか」
「ハクメンさんの知り合いですか?」
「知らんな」
「私は気づいていたんだがな、あえてスルーしてた」
『なんでですか!?』
「最初に言ったろ私は『面白いことは大好きだ』からな」
三人から距離を取ったその少女。
青い帽子を突き抜けた金髪のアホ毛。
青いジャージにその手には見事なまでに聖剣。
「さぁ、覚悟しなさい! ピンクのセイバーに白のセイバー!!
最優のセイバーである私が今この場で最優であることを証明しましょう!!」
「待て、セイバーはそっちのハクメンしかいない、どちらかといえば私はアーチャーだ!」
「貴様……何者だ、というかセイバーとは何だ?」
「名乗るほどの者ではない!
が、強いて言うならセイバーの中のセイバー!
コードネームは『ヒロインX』、セイバーの中のセイバー『ヒロインX』です!!!!」
『いや、なんで戦うんですか!?』
「セイバーには戦わなければならない時があるんです!
そこの白いアーチャーは少年とそのおもちゃと一緒に少し離れててください!
……あなた方のセイバーとしての実力を図らせていただきます。
さあ、勝負です! 私が勝ったら私に手伝ってもらいます。
もし私が負けた場合はなんでも……とは言いませんが、何かします」
「え、えぇーっ…」
『誰がおもちゃだ!』
「仕方ない、二人は離れていろ……このニート臭がする青ジャージは私が……「そんなことを言ってるときが隙だらけだカリバー!!」
光の聖剣が不意打ち気味で放たれた。
光の速度は光速である。
速いよ、光速なんて言ったって光速だからね。
「ズェア!!!!」
だが、それでもハクメンはその不意打ちカリバーを叩き斬った。
切断した光はドーム状に拡散し、大阪ドームに開放的な穴を開ける。
その間に素早くXはハクメンに接近。
それと同時に斬りにかかる。
「ふっ! やっ! セイバーっ!!!」
「フン!!」
だが、すぐさまに斬り返される。
「ちっ、マーダーなのか、貴様は!」
「マーダーではないです!! セイバーです!!!」
シグナムの竹刀をXの聖剣が受け流す。
それとほぼ同時にハクメンはXに攻撃を仕掛けるが……。
いつのまにか現れていた左手に持った黒い聖剣でガードされる。
竹刀はシグナムの念能力で強化してあるので折れることはない。
凄まじいまでの三者の撃ち合いで起きる風圧で大阪ドームの屋根が飛ぶ。
「す、すごい……あのシグナムさんとハクメンさんの二人相手に互角に……」
「うーん、おはよー……なんか騒がしいけど何かあったの?」
「熱斗さん!」
『熱斗くん! 今ちょっと大変なことが!』
「まさかまたデカオが死んだの!?」
「いえ、デカオさんは生きてます……多分。
そんなことよりもしっかり捕まってください!」
「えっ、翔鶴さんのどこに捕まってもいいの!?」
「どこでもいいです!」
「やったぜ」
『熱斗君、最低だよ……』
光兄妹の最低な会話を他所に闘いは激化の一手を辿る。
剣圧でありとあらゆるものが文字通りに吹っ飛ぶ。
最優のセイバーを名乗るだけあってヒロインXの技量は凄まじいの一言に尽きる。
紛れもなくトップクラスの実力者二人を同時にするくらいの強者である。
(ヒロインX……一体、何トリア・ペンドラゴンなんだ)
シグナムのそんな思考を遮るように聖剣は振られる。
しかし、シグナムは紙一重で回避し、すぐさまに反撃に移る。
上段、中断、下段の三段をほぼ同時に攻撃する。
「踏み込みが甘いですね!!」
「ああ、わざとだ……そこに誘い込むためのな」
避けた先にはハクメンが構えている。
しかし、Xの持つ直感スキルでそれは読んでいた。
(打たれる前に打つ! 私以外のセイバーぶっ飛ばす!)
体を素早く反転。
その勢いのまま斬りに行く。
だが、それがX唯一の悪手だった
「せぇぇぇぇい!!!」
「!?」
ワンハンド・ブレーンバスター。
ハクメンの超反応での当身投げ。
Xの顔面が地面に叩きつけられる。
そのまま、シグナムにマウントポジションを取られた。
で、そのまま首元に竹刀を突き付けられた。
これが決まり手となった。
「……私の負けというわけですか」
「世間一般的に言えば、そうらしいな……」
「さて、貴様の目的を教えてもらおうか?」
「……その前にどいて貰えませんか?」
「やだ」
仕方ないのでヒロインXはシグナムにマウントポジションを取られた状態で語り始めた。
◆
あれは私がいつも通りに私以外のセイバーを狩る仕事をしている時でした。
「何!? 貴様はニートではないのか!? 定職に着いていたのか!?」
「シグナムさん、落ち着いてください」
『回想シーンの邪魔しちゃだめですよ』
……続けていいですか?
その時、とある噂を耳にしたのです。
【まもなく世界が滅びる】
流石にそんな馬鹿な話があるわけないとその時は思ったのですが……。
そして、独自調査を続けていたのですか……。
なんやかんやで、私はここの星に辿り着きました。
そこで私が見たのは最悪の状況でした。
この土地(日本)しか残っていない状況ですよ?
信じられますか?
恐らくは何かあると思って来てみれば殺し合いですよ。
私としてはセイバーを合法的に処理できると最初は喜々として数々のセイバー倒していました。
「貴様……殺し合いに乗っているのか?」
乗ってはいません、私は自分の仕事をしていただけです。
私は対主催です。誰がなんと言おうと私は対主催です。
と、途中までそんな感じでやってたのですが……
私はまたある噂を耳にしました。
【DMC狂信者とか狂った連中の中にセイバーを名乗る奴がいる】
これは私としては見逃せない事実なので一先ず大阪でライブをしていたというこの地に来ました。
しかし、その後の調査で分かったのはそいつらの本拠地は東京にあるということでした。
だが、流石に私一人で叩き潰すのは無理が生じるということは明白でした。
愛機『ドゥ・スタリオンⅡ号』も途中で壊れてしまいましたね。
そこで私はまずこの地で
DMC狂信者のセイバーを倒すために仲間を集めることにしました。
出来ればセイバー属性以外の人たちがよかったのですが……。
ええ、セイバーは私一人でいいですからね。
妥協に妥協を重ねて、仕方なく私は貴方たちに声を掛けました。
以上です。
◆
「お願いします。一緒に東京に来てDMC狂信者を叩き潰してください!」
「……断る、我はこの地に来るとらしい『風鳴翼』を滅せねばならぬ」
「私はどっちでもいいかな……基本戦いたくないし」
『熱斗君、翔鶴さん、僕たちはどうする?』
「私はお二方の判断にお任せします」
「うーん……」
「DMC狂信者を抹殺した後なら主催者でもぶっ飛ばしますから」
未だにマウントポジションを取られた状態で懇願する。
己の手でセイバーを殺すためならプライドは投げ捨てる。
それくらい安いプライドは持ち合わせている。
「じゃあ、俺たちも東京に行こう!」
『熱斗君……でも、パパたちやデカオ君たちがまだ……』
「兄さん、皆を信じよう……!
それで、セ……Xさん、東京に行く何か方法は?」
「ふっ……ノープランだ」
「……死国にある祐一郎たちが作ったという高速艇を使え」
「よし、そうしよう」
そして、熱斗、ロックマン、翔鶴、シグナム、ヒロインXは死国に向かって移動し始めた。
「あれ、ハクメンさんは?」
「あの白いセイバーならもう行きましたよ」
いつの間にかハクメンはいなくなっていた。
『うーん……』
「どうしたんだ、ロックマン?」
『ハクメンさんとそのユウキ=テルミってどんな関係なんだろう?』
「因縁関係と一言でいうには浅はかならぬ関係ということは言える」
【
二日目・10時30分/大阪ドーム跡地】
【光熱斗@ロックマンエグゼ】
【状態】ダメージ(中)、首輪解除
【装備】自分のPET(ロックマン入り)
【道具】支給品一式×2、デカオ(ロックマンエグゼ3)が作ったおべんとう(腐っている)、チップトレーダー@ロックマンエグゼ、
大量のガッツマンのチップとバグのかけら、ガンデルソル3(実物)ネオバリアブル(実物)
各種ナビカスタマイザーパーツ、大量の金、シンクロチップ、他不明
【思考】基本:主催者たちにネットバトルを挑んで勝つ!
0:死国に戻る
1:プリズムとフォレストボムのチップを探す
2:その為に色んな人にネットバトルを挑む
3:大災害で死んだネットバトラーやネットナビ達のためにも、早く殺し合いを終わらせて世界を平和にし、ネットバトルの面白さを再び世界に広めたい
4:新たな家族として翔鶴は大切にしたい
※スタメン落ち確定です。野球の公式試合には一軍では参加できません。
※大山デカオ@ロックマンエグゼ、ロックマンエグゼ2、ロックマンエグゼ3(BLACK版)、ロックマンエグゼ5チームオブブルースは死国にいるようです
※熱斗やヒノケンなど一部を除く多くのネットバトラーが大災害で命を落としているようです。
まだ生存しているネットバトラーの面子については次の書き手氏にお任せします。
【ロックマン(光彩斗)@ロックマンエグゼ】
【状態】HP70%
【装備】ロックバスター、サイトパッチ&試製甲板カタパルトのデータ
【道具】なし
【思考】基本;熱斗をサポートする
0:僕に妹が出来たぞォ!
1:主催者たちがネットバトルを受けてくれるか、心配。
2:新たな家族として翔鶴さんは大切にしたい
3:シグナムさん……こんなに強かったんだ。
※PETの中にいます
【翔鶴(光翔鶴)@艦これ】
【状態】ダメージ(中)
【装備】彩雲、紫電改二、流星改、 零式艦戦62型
【道具】なし
【思考】基本:提督(祐一郎)に従う、妹として熱斗達と共に戦う
1:襲い掛かる者たちを殲滅する
2:二人の妹として彩斗さん(ロックマン)と熱斗さんはお守りする
3:二人に何かあった場合は二人の願いを引き継ぐ
※熱斗とロックマンより、二人の過去についての話を聞き、自身を光翔鶴と名乗るようになりました
【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康、自称フリーター、首輪解除
【装備】赤いジャージ、ストロング・ザ・武道の竹刀
【道具】なし
【思考】基本:対主催
1:熱斗たちを導く
2:主催者たちは倒す
3:本気にさせたな。
4:『ユウキ=テルミ』を殺すか
※今までとは別人ですが記憶(と一部能力)を受け継いでいます
※PSP版の技は使えませんが、念能力が使えます。
※キン肉マンの知識があります。
※首輪解除の技術を持っています。
※死者スレを破壊しました。
【謎のヒロインX@Fate/Grand Order】
【状態】健康
【装備】無銘勝利剣
【道具】ドゥ・スタリオンⅡ号(故障中)、スマホ(FGOをやってる)
【思考】基本:私以外のセイバーを殺すが、その前に対主催しておいて他の対主催者と協力関係を築いておく。
1:宇宙の平和が第一ですね
2:DMC信者にいるらしいセイバーは確実に殺す(ついでにDMC狂信者を殺す)
※彼女のクラスはアサシンです。
※謎のヒロインXです。その正体は謎って言ったら謎です。
「――――テルミがいるならば……」
「我は此の忌まわしい『力』に頼らねばならぬ使命が有る」
「……貴様の全てを滅すると謂う『使命』がな……!」
白き侍は漆黒の蛇を滅する。
倒すのでもなく、殺すでもなく、滅する。
白きスサノオが再び、黒き地を馳せていく。
【ハクメン@BLAZBLUE】
【状態】健康、unlimitedモード
【装備】斬魔・鳴神
【道具】支給品一式
【思考】基本:『ユウキ=テルミ』及び『悪』を全て滅する
1:主催及び世界に災いをもたらす者を『刈り取る』
2:風鳴翼は滅する
※勾玉ゲージ等の状態は次の書き手に任せます
※unlimitedモードに入りました
最終更新:2016年04月05日 21:12