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比那名居天子とイチローの一騎打ち、先手はイチロー、構えたバッドにボールを連続で上げ打ち抜いて行く。
それに対し天子は盾を構え一気に距離を詰めようとする。
技は使えない、確かに今の天子は高い防御力を誇るが自身のダメージが大きくともそこはイチロー、その攻撃力は高い。
技を使おうとすればたちまちのうちにイチローによって自分は死ぬと予感したからだ。

「少しはやると感心するが、そんなものナイトのダメージにはならない」
「くっ」

天子は致命に至る一撃を器用に防ぎ、最小限のダメージで済ませる。
それ以外の攻撃は確かに天子に当たってはいるがダメージにはならない。

(さすがにドリスコルの時のダメージは無視できないか……!)

そう、ここに来る前のドリスコルとの戦いにより大きなダメージを負い、更に疲労しているイチローでは本調子ではない。
それ故に本来であれば致死でなくともダメージを入れられる攻撃であっても、天子の高い防御力も合わさりノーダメージとなる。
しかし、ナイトはFF11の初期ステータスでは鈍足である、ガラントアーマー+1は少しは補正できるがやはり鈍足である。
これでその速さを補正できるアイテムがあれば別であったが生憎と今は持っていないのであった。

「でもそんなの関係ニィ、そんな凡百ナイトよりも私は早い」
「そうだ!」「そうだ!」「そうだ!」

天子がそう言えば狂信者達が肯定するように叫ぶ、実際危ない所にカカッと参上したのだから。
一言で言えばあれは気合いだ、気合いで自分の移動速度を上げたのだ、さすがナイトである格が違った。
そのため今回も気合を込めたためその速度は凡百のナイトとは違い、勢いよくイチローとの間を詰めていく。

「予想よりも早い!」

イチローは歯噛みする、せめてレーザービームを投げれたと、しかしその隙を相手は見逃さない。
そうすれば自分が破れ仲間達が死んでしまう、それだけは絶対に避けなければならない。

「ふん!」
「くぅ!」

そうこうしているうちに距離を詰めた天子がグラットンソードを振りぬきそれをイチローがバットで受ける。
意外とバッドは頑丈でありグラットンソードを問題なく受け止めた。

「ふふん、だがいつまで持つかな」

天子が言ってさらに力を込めれば、イチローが押された。ここで疲労とダメージの性費が響いてきたのだ、
更に首輪解除されてパワーアップした天子である、流石のイチローも抑え込めない。
だが、それでもメジャーで活躍してきた選手である、押される鍔迫り合いから自分から一気にバッドを後ろに引いた。

「おわっ!?」

流石のナイトもこれは予想外、一気にバッドを引いたイチローは剣がギリギリのところで当たる寸前だったが柔らかい身のこなしで回避し、
バランスを崩したナイトに追撃をかける。

「!」

しかし天子も唯のナイトではない、その一撃を感で見切りダメージの薄い場所に当てさせた、ナイトだからこそできる技である。
そして、イチローがすぐさま天子から距離を取り、再び勝負は最初の盤面へと戻った。
だが、その状況は天子が有利なのは明らかだ。

(彼女はほとんどダメージを受けていなくても疲労がない、それに比べて僕はダメージも疲労も大きいこのままでは)
「ここで一気に勝負を決めるべきそうすべき」

そう言って天子は両手を重ねた構える、それは孫悟空が得意とした技かめはめ波によく似た構えだ。
イチローはその技はまずいと直感、それを阻止すべくボールを投げようとするが。

「がっ」

投げなれなかった、ドリスコル戦からすぐの戦闘によってイチローにも限界が来たのだ。
そのままイチローは片膝を付いた。

「イチローさん!」
「安心しろ、楽にSATUGAIしてやる」

そう言って、天子はその構えを最大限にまで上げて――

「 サ ァ イ コ ビ ィ ー ム ! 」

一気に両手を勢いよく前方に突き出す!その両手からビームが発射された。
その威力はイチローとその後ろにいる者達を消失させることが可能なほどに高い。

(ここまでか、すまないみんな……)

事ここに至りイチローの心に諦めが支配し、己の死の運命を受け入れる。
そして、その様子を見ていた者達もまたこのまま死にゆくと確信し悔しがった――、一人を除いて。

「変、身!」

その一言共にサイコビームがイチロー達に直撃した。

◇ ◇ ◇


イチローと天子の戦いが始まり、その戦いを固唾を飲んで見守っていたイチロー物置。
その直後、ツバサの頭の中で何か声が響いてきた。
声は小さくしかし、徐々に徐々に大きくなってくる、不思議に思いツバサは頭を触った。

「おい、どうしたツバサの嬢ちゃん?」
「ああ……いえ何でもありません」

その事に気づいたのは短いながらも同じ物置組に居たベルナドットだ。
だがツバサは他の人たちを不安にさせたくない為、その事を否定したのだった。

「…………そうかい」

少し悩んでベルナドットはそれ以上の追及を避け、イチローと天子の戦いを見守る。
やはり自分たちの命運がかかる一戦だ、だからこそ気になる度合いが違いすぎる故其れも致し方なかった。
何でもないと言ったツバサだが、その声はさらにさらに大きくなってきて、今、この場の音が仲間たちの声が遠くなってゆく。
そしてツバサは自然と目をつむって――次に目を開ければそこは何もない空間だった。

「……えっ」

理解できなかった、自分はさっきまでは確かに遊園地付近にいた、しかし今目に入る光景は何もないのだ。
それでもツバサは何かないかキョロキョロと辺りを見回して一歩ずつ歩き出す。

「ここは、どこ?……早く戻らないと」

そのような疑問を口にし、戻る為に何かがないかを探してまた一歩一歩、歩き続ける。
すると、今まで何もない空間が少しづつ、色づいてきた。
そしてその奥に見えるものがあった。

「黒い……太陽?」

そう、ツバサが見たのは黒い太陽、それがこの空間の上に存在していた。
少し先に進むことを躊躇した、しかし進まなければずっとこの空間にいることになるかもしれないと思い再び歩き出す。
一歩一歩進めば、黒い太陽へと近づいていく、それがたまらずに不安であった。

「でも……ここで止まってはいられないから」

そう言って少しづつ、少しづつではあるが黒い太陽へと近づいていく。

「……ッ!?」

しかし、その途中で強いプレッシャーを感じた、まるで自分を拒絶するかのように。
その事を感じた彼女は少し怯えたように体を抱く、そして無自覚ながらも呼吸が荒くなっていた。

「ハァ、ハァ、クッ」

それでも彼女は前に進むことをやめない、ここから出るために、仲間たちの元に戻る為に。
そうして歩いて歩いて――黒い太陽の元にたどり着いた。

「ここが、終点かな?」
「――ほう、ようやくたどり着いたか」

その重々しい声が響くと共に威圧が最高潮に達し、ツバサが少し悲鳴を出した。
コツン、コツンと足音が響くツバサの元にやってくるように。

「あな、たは?」
「私かそうだな私は――」

姿が見えた――その姿は仮面ライダーBLACKRXの姿をしていた。

「――キングストーンとでも言っておこう」
「キングストーン?」

ツバサが分からずに首をこてんと傾げた。

「……なるほど、どうやら記憶の欠陥は深いようだな」

そう、キングストーンと名乗った者は息を吐いた。

「あの、その、聞いてもらいたいことが」
「元の場所に戻してほしいであろう?」

その一言にツバサは大きく反応した。
しかしキングストーンはそれに対して首を振った。

「それは聞けぬ話だ」
「何でですか!」

ツバサの威圧すら跳ね返すほどの怒号に対しキングストーンは落ち着きを払って答える。

「貴様を危険視してるからだ、ディーヴァの残滓よ」

そう言って、一息ついてからキングストーンは話し始めた。

「貴様はテラカオス・ディーヴァから分かたれた存在、即ち貴様はディーヴァに戻りえる素質を持つ」
「だから、どうしたと言うんです」
「……ディーヴァは凶悪な存在であった、自身が多くの人を救済すると言いながら捕食と言う手段を用いるな」
「…………」

ツバサは押し黙る、ディーヴァの人を助けるという意志を否定されたように言われ腹が立ったがそれを抑える。
抗議するのは話をすべて聞いてからにしようと思って。

「救済心は本心からのものであったのだろう、だが奴のその心は暴走していたのだ」
「暴走ですか」
「ああ、たった一人で多くの人々を救済するというな」

キングストーンは一旦話を切り、再び話し始める。


「それ故にだ、奴は立ちふさがるがらずとも多くの者達を捕食し殺していった」
「………ッ」

殺すという言葉にツバサは何も言えなかった、事実ディーヴァは何人もの参加者たちを捕食で食い殺している。

「そしてその捕食は全ての者達を食らうまで終わらなかったであろう、沖縄で敗北しなければな」
「……即ち私を危険視する理由、それは」
「ディーヴァと同じように人々を救済するという大義名分を暴走させ人々を捕食するということだ、それを私は見過ごせん」
「なぜです」
「それは私が南光太郎と言う男と人類を守る為に戦ったからだ」

キングストーンは嘗ての自身の適合者たる南光太郎と共に戦った、それ故にキングストーンはその意思を尊重する。
それが南光太郎と言う男の最後の願いだった故に。

「……私はそうはなりません」
「ほう、なぜそう言える」
「私は確かにディーヴァから分かたれた存在、けれどその全てが同じじゃない」

そう言い切ったツバサ、それを興味深そうに面白そうにキングストーンは見つめる。
自身の適合者が言ったように、もしかしたら希望があるかもしれないと思い。

「いや、私は私、ディーヴァとは違う」
「ほう、何が違う?」
「……私にはディーヴァのような力も意思も理想もない、結局夢の中で言われたことをやってるだけ」

ツバサの手に力がこもった、自分が生まれて間もないがそれでも自分には何もないと思えて。
けれど、ディーヴァとは違うものが一つあった。

「けど、ディーヴァとは違って私には隣に人がいますから、たとえそれが偶然であってもそこはディーヴァと違う所です」

そう、ツバサは断言する、その瞳には一切の迷いなどはなかった。

「そうか、だが戻った所でお前はどうする?今のお前にはお前自身が言った通り力などない、それでどうやって戦う」
「……そうですね、だから頼みます」

言って、ツバサはキングストーンを再び見上げて。
姿勢よく、頭を下げた。

「私に力を貸してください」
「クッ、ハッハッハッハッハッハ、ハッハッハッハ!」

キングストーンは笑った、笑ってツバサを見る。
自らの非力を認め、己に力を貸してほしいという今は唯の少女を。

「なるほどなるほど、自身の非力さを認め力を貸してほしいか、未だかつてそのように私に言ったものはいない
 ――――よかろう、ならば存分に振るって見せるが良い」

そう言ってキングストーンは手を伸ばす、その手をツバサは取った。
すると手と手が合わさった時、中央にて光が輝いた。

(ふっ、光太郎よお前が言った通り希望が生まれるのかもな)

キングストーンは思い出す、ディーヴァが敗北しその魂が削り取られる場面を。
その中で唯一ディーヴァの取りこんだ魂の中で目覚めた光太郎が自身の力を振り絞りキングストーンをツバサの魂に投げ込む姿を。
希望は生まれると、光太郎が言ったその言葉をしっかりと心に刻んで。

そしてツバサは現実へと帰還する。

◇ ◇ ◇

煙が濃くイチロー達がいた場所に覆っていた。
サイコビームの一撃は今までの人生の中でも最大の威力であった、それ故に天子はイチロー達を殺せたと確信できた。

「中々やる奴らではあったが所詮私の敵ではなかった」
「さすが!ナイト!」「ナイト!」「ナイト!」

狂信者達が天子を褒めたたえる、それに気を良くした天子は狂信者達の方を振り向き勝利のポーズを決める。
それを見た狂信者達のテンションはさらに上がった。

「さあ、皆私達の任務は終わった、いったんビッグサイトに――」

そう言いかけて天子は背後に気配を感じて一気に振り向いた。
それに釣られて狂信者達も天子が向いた先を見た。
徐々に徐々に煙が晴れて行く、そしてその場所に立っていたのは。

「大丈夫ですか、イチローさん」
「あ、ああ、だが……君に何が」
「話はあとです、今は下がっていて」

そうツバサに促され逡巡した後にイチローは翼の言う通りに後ろへと下がった。

「おいィ、折角私がもう終わらせようと思ったのに何でまだ生きてるんですかねぇ」
「決まっています、こんなところで終わりたくないからです」

そう言ってツバサは構える、その姿はツバサの元となったディーヴァの更に元となった風鳴翼が使っていたシンフォギア、天羽々斬と似た武装を装備している。
だがしかしそのメインカラーは青ではなく白となっている。
更に今構えている武器はRXが使っていた剣、リボルケインだ。

「ふん、まぁいい、所詮は付け焼き刃あの時死ななかったことを後悔するべき」
「それはどうでしょうね」

剣呑な空気が流れる、二人ともしばし相手を見てから、動き出す。


先手は天子、超低姿勢になり剣に炎を纏わせ燃え盛させる。
この技はミレニアムファルコンのコックピットをぶち抜いた技、その威力でツバサを殺すのはたやすい。
――過去のツバサであるのならばである。

「つぅいげきのぉグランドヴァイパァ!」
「……ふぅ~」

ツバサはその攻撃に慌てず、騒がず、その攻撃の動作をよく見る。
そして、リボルケインをその攻撃に合わせて振るえば、攻撃が相殺される。

「なに、クッ」

天子はそれに驚くがツバサが間髪入れずに接近し攻撃を仕掛けてくる。
それに対し天子は良く反応し、その攻撃をグラットンソードで受け止めた、がしかし天子は嫌なものを感じた

(下手にこのまま鍔迫り合いを行っていると何かまずいことが起きるかもしれニィ、ならここは)

そう言って天子は足蹴りをツバサに仕掛けた、しかしツバサはこれに反応し鍔迫り合いをやめ回避する。
それと同時に天子もツバサが回避したことを確認し自身も後ろへ下がった。
そしてグラットンソードを確認する。

「……ッ、罅が」
「どうやら、その剣は貴方ほど硬くはなかったようですね」

そう言ってツバサはリボルケインを再び構え成す、それを見た天子も構える。
だが、今不利なのは自身であると薄々天子は悟っている。

(ここは引くべき、けれど相手は逃がしてくれ、ない!)

今までの優位が一転、こちらが不利になったことを認識する。
何故かはわからない、だが直感がツバサが危険だとここから撤退すべきだと告げているが逃げられそうもなかった。
その隙を相手は与えず、すぐに動き出す。

「ハァァァァ!!」

気合いがこもった叫びと共にリボルケインを用いて連撃をツバサは繰り出していく。
天子もまたそれに対して対応するものの、歴代の適合者の戦闘記憶を引き継いだツバサに押されてゆく。
本来であれば記憶引継ぎなど行われない、しかしツバサの場合はキングストーンと対話したことで引き継ぐことが出来たのだ。

「くぅぅぅぅぅ」

その連撃に押し込まれてゆく天子、確かにナイトの防御力は驚異的なものだ。
しかしツバサが持つリボルケインはその防御を無視してダメージを与える。

「ナイトがやばい!」「助けるぞ!」

狂信者達が天子を助ける為に動きだす、それは狂信者としての仲間意識であり今まで助けられた故の恩もあった。
だがしかし、狂信者達は戦闘に夢中になって忘れていたのだ、ツバサにも仲間がいるのを。

「後ろの連中が出てきたな」
「よし、ならそいつらは俺達で片づけうようぜ、あのツバサって子だけに任せるわけにもいかないからな!」
「でぇす!」

先程の遭遇戦での6/とシマリスのクルミ投擲をこの戦いで頼りになるナイトがいたことですっかり忘れていた狂信者達。
その事が仇になり、天子が率いていた残り30人の狂信者達は全滅した。

「くぅ……!」
「これで終わりです、貴方も!」

そう言ってダメ押しをツバサは食らわせる、速く、されど浅く天子に斬撃を食らわせた。
ガラントアーマーが破損し、胸部からわずかな血が流れる。

「何の、つもりよ?」
「……貴方を知っている人がいますから、降伏を」

そう言ってリボルケインを向けながら言うツバサ。
シマリスが知っている人物だからこそ、狂信者の彼女を何とか出来ると思ったからツバサは止めまで持って行かなかった。

「そうでぇす!話を聞いてださい!」
「――いやよ」

シマリスが話を聞いてくれと懇願するが、天子はそれを一蹴し無造作にツバサを斬りつける。
それをツバサは余裕で回避した。

「な、なんででぇすか!!」
「決まっているじゃない、貴方達をクラウザーさんの生贄にしてクラウザーさんをよみがえらせるためよ」

迷いなく、天子はそう言った、そこにあるのは狂信者としての狂信だけでなく、純粋なものもあった。

「あの人の歌が好きだから、あの人の歌をもう一度聞きたいから、だからそうするのそれはもう決めたことよ」
「そ、そんな」
「……シマリス、ありゃダメだアレは覚悟が決まってる奴だどんなこと言っても揺らぐことはないな」

ベルナドットがシマリスに天子の説得は不可能だとそう言った。
シマリスもまた天子のその思いの強さに説得する言葉が見つからなかった。

「…………衣玖には悪いけれどね」

少々の後悔を滲ませて剣を構える天子、それを見てツバサもまたリボルケインを構える。
少しの間が空き二人は一気に距離を詰めて、一閃。

「あーあ、やっぱり……だめ、だったわ」

そう言って天子が倒れた。

【比那名居天子@東方project】  死亡確認


「終ったか……」

ベルナドットがそう言って一息ついた、そこにツバサが向かって来る。
変身は向かって来る途中で解除された。

「色々と聞きたいことはあるが、ありがとう助かったよ」
「いえ、イチローさんが時間を稼いでくれたおかげでもありますから」

そう言ってツバサは後ろを振り向く、自身が倒した存在にしばし思いを馳せその死を悼んだ。
もしかしたら仲間になれたかもしれなかったという思いを持ちながら。

「しかし、ここからは徒歩で遊園地に向かうのか、皆ボロボロだから一苦労だぜ」
「いや、そうでもないみたいだよ」

そう言ったイチローが見据えた先には強大な竜がこちらに向かってきた。

「敵か!?」
「いや、あれは味方だよ、僕たちの頼れるね」

イチロー以外の者達がギムレーの邪竜体を見てすぐさま再び臨戦態勢を取るがイチローがそれを制した。
イチローの物言いに旧物置組はびっくりしたが事実である。
そしてギムレー邪竜体が地上に着地し、器のギムレーが降りてきた。

「どうやら来て正解だったようだ、……見慣れない者達もいるが」
「その事に関しては本拠地で話すよ、僕達もクタクタだからね」
「分かった、それじゃイチロー達とその一緒にいる人たちも乗ってくれ、速くここから出たいからね」

そう言って邪龍ギムレーに乗るように促された旧物置組はしばし考えた後にその言葉に従った。
今の自分たちはイチロー達しか頼れないからである。

そうして全員乗ったことを確認したギムレーは邪龍の方を動かし上空に移動、その後無事に遊園地へと向かった。
今度の空旅は襲撃してきた狂信者達が全滅したこともあり何事もなく遊園地へと到達することが出来たのであった。

二日目・18時25分/千葉・遊園地跡地・上空】

【ギムレー@ファイアーエムブレム 覚醒】
【状態】健康、人間形態、シャドウだった者へ若干の恐怖心、首輪解除
【装備】トロンの書、鋼の剣、邪竜ギムレー
【道具】支給品一式、不明品、スクーナー級×500、ガレオン級×30、首輪×10、首輪のスクラップ×40、首輪解除方法(未完成)を書いたメモ
【思考】基本:自分以外がもたらす破滅(未来の大災害)の阻止
0:まずは本拠地に戻る、都庁に行くにしてもイチロー達がこうもボロボロだとね。
1:『正確な』情報を集めて仲間をフォローする。アナキンは要警戒だが今は誰にも話さない
2:試合の邪魔をするDMC狂信者を倒すために、本拠であるビッグサイトを攻略したい
3:予言に対して少し懐疑的
4:都庁がまともな場所と判明したのは僥倖。変態の巣窟でも文句はないさ
5:サラが死亡した場合はアウラの民の指揮を引き継ぐ
6:西の邪悪な気配は警戒を続ける
7:ネット上の乳神に若干嫉妬
※外見はデフォルト設定の銀髪青年です
※首輪を外したとしても、屍兵は簡単には生み出せません
※首輪解除により、人間の姿のまま、自分自身である邪竜ギムレーを操れるようになりました

【イチロー@現実?】
【状態】ダメージ(大)、疲労(中) 、非常に強い悔しさ
【装備】野球道具
【道具】支給品一式
【思考】基本:イチリュウチームを優勝させる?
0:一先ず休息をとる
1:DMC狂信者を倒すために多くの仲間を集める
2:邪魔をしてくるDMC狂信者を倒すまでは試合は保留
3:予言に対しては慎重に考える
4:DMC狂信者の本拠であるビッグサイトを攻略したい
5:主催者は予言のことを知っているんだろうか?
6:オシリスやゼクスたちの犠牲を無駄にしない
※ネオ・レーザービームは使用すると腕に多大な負担がかかり、あと二球以上使用すると選手生命が終わる危険があります
 いかなる回復手段を持ってもこれは回復できません
※オシリスが死んだと思っています(他のチームメイトも同様)

【◆6/WWxs901s氏@カオスロワ書き手】
【状態】ダメージ(大)、疲労(中)、怒りと悲しみ
【装備】胡桃1500個
【道具】支給品一式
【思考】基本:ハラサンの意思を継ぎ、チームを優勝させる
0:新生したイチリュウチームで予言の完遂を果たす
1:ハラサン……ありがとう
2:大正義を忘れない
3:目立つことも忘れない
4:予言に対して盲信気味
5:DMC信者は絶許。本当に絶許
6:なんかシマリスから俺と同じ臭いがする
7:色々とあったからとりあえず回復と休息を取りたい


【美堂蛮@GetBackers-奪還屋-】
【状態】ダメージ(特大)、疲労(大)、気絶中
【装備】サングラス
【道具】支給品一式、マスターソード、魔竜石、リザイアの書、不明品
【思考】
0:(気絶中)
1:DMC狂信者、その他マーダーと達と戦う
※邪眼を一回使いました


【伊吹萃香@しゅわスパ大作戦】
【状態】ダメージ(特大)、疲労(大)、気絶中、強い悲しみと怒り
【装備】なし
【道具】支給品一式、日本酒×50
【思考】
基本:イチリュウチームについていく
0:(気絶中)
1:KBTITとかいうクソホモは忘れる
2:なんかロワが始まってから私全然活躍できてなくね!?

【テラカオス・ディーヴァの残滓『ツバサ』@テラカオスバトルロワイアル十周目】
【状態】ダメージ(小)、完全TC耐性、キングストーンにより変身可能
【装備】キングストーン
【道具】リボルケイン
【思考】基本:テラカオスの因子を集める。
0:もう悲しんでいるのだけはやめた、この力で守れるものを守る。
1:どうして人はあんなに残酷に殺しあえるんだろう……
2:Lさん、ゼクスさん……貴方達の犠牲を忘れません。
3:あの人も状況が違えば仲間にできたのかな。
※ディーヴァが持っていた能力はキングストーン以外が使用不可。
※一度、テラカオスになったことにより完全なTC耐性を保持、テラカオス候補者のTCを回収できます。
※死んだことによりディーヴァの性格を引き継いでいません、これからどうなるかは不明。
※記憶を大半喪失していますが、生みの親の名前、風鳴翼が捕食で世界を救おうとしたこと、都庁での悪い思い出、沖縄で敵が現れ敗北したこと、夢で出会った男(才人)のことは朧げながら覚えています。
※仮称としてツバサという名前が与えられました

【シマリス@ぼのぼの】
【状態】ダメージ(大)、疲労(中)、天子を救えなかった悲しみ。
【装備】胡桃×1500
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:仲間と共に生き残る
0:天子ちゃん……
1:近日中に来る天変地異のことをより多くの者に伝える
2:胡桃の扱いを極める
3:衣玖さん、ごめんなさいでぃす……
4:クリスちゃんとは友達でぃす!
5:拳王連合軍、悪い奴じゃなければ良いんですが
6:ゼクスさんたちには死んで欲しくなかったでぃす……
7:6/さんを見ているとなぜかホッとする

【雪音クリス@戦姫絶唱シンフォギア】
【状態】気絶、変身解除
【装備】イチイバル
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:仲間を探して現状を打破する
0:(気絶中)
1:シマリスの無事を祈る
2:翼を見つけ出し食人について問いただす
3:近日中に来る天変地異のことをより多くの者に伝える
4:もっと強くなりてぇ
5:衣玖の代わりに比那名居天子を保護する
6:拳王連合軍にはちょっと懐疑的
※テラカオス化が進行していましたがディーヴァの残滓によって回収され正常に戻りました。
※気絶しているので状況が把握できていません

【ピップ・ベルナドット@HELLSING】
【状態】ダメージ(中)、疲労(小)
【装備】自動式拳銃×2、M16
【道具】支給品一式、スピーダー、手榴弾×25、ノートパソコン、TCホール観察日記、カオスロワちゃんねるに関する考察メモ
【思考】基本:バトルロワイヤルを生き残る
0:仲間の仇を取ってやりたいが……
1:生存確率が上がりそうなので今はイチローについていく
2:拳王連合軍と組むのは有りだと思っている
3:正直、ドリスコルには勝てる気はしないが……
4:とりあえず、状況を整理する時間と回復と休息をしたいもんだ
5:そういやLからもらったメモ読んどかないとな。


イチロー達がちょうど遊園地に到着した時と同時刻に遊園地近くの海上にて一つのポッドが浮上した。

「どうやら無事に遊園地にまでこれたようですね」
「ああ、後はこのまま行くだけだな」

ナッパとサラマンディーネの二人だ、あれから二時間一五分悪戦苦闘しつつも何とか遊園地まで移動していたのだ。
流石の狂信者と言えど海にいる存在を探す者達は限られており、更に都庁の決戦に備えている段階だ。
それ故に海に回す人員はいなかったのである。

「やれやれ、緊張の連続でしたね、狂信者に見つかれば私達は終わりですから」
「だが油断は禁物だ、もしかしたら敵がいるかもしれないからな」
「ええ、分かっています最後まで慎重にですね」

そう言ってポッドを動かす、だがその時上空から音が聞こえた。

「ッ!?敵か!」
「いえ、どうやら民たちが私達に気づいてくれたようです」

サラマンディーネが空を指さす、指さされた先にいるのは竜達、そうアウラの民達だ。
その種類はガレオン級とスクーナー級、その数匹だ、ギムレーから許可をもらいこちらに飛んできたのだ。

「どうやら一安心だな」
「これでようやく一息付けますね」

二人は安堵した様子でこちらに向かって来るドラゴンを見ていた。

その後、ドラゴンたちに回収され、ナッパとサラマンディーネも遊園地へと帰還した。

【二日目・18時25分/千葉・遊園地跡地・上空】

【ナッパ様@ドラゴンボールZ】
【状態】ダメージ(特大)、疲労(特大)、尻尾切断、全裸、野球脳、激しい怒りと悲しみ
【装備】なし
【道具】なし
【思考】基本:ハラサンの意思を継ぎ、チームを優勝させる
0:とにかく休息とダメージの治療がしたい
1:野球を邪魔するDMCは許さない
2:ベジータはそのうち探す
3:また多くの仲間が死んじまった……自分の無力さが不甲斐ない
4:生きていてくれソウルセイバー!
5:サラマンディーネにも迷惑かけちまった……
6:拳王連合軍は本当に悪逆集団なのか?
7:あのガキ(光熱斗)には野球で報復したかった
※回復した場合、戦闘力がとても大幅に上昇します
※一瞬だけスーパーサイヤ人化しました
 首輪解除ができればいつでも覚醒できますが本人は気づいていません

【サラマンディーネ@クロスアンジュ 天使と竜の輪舞】
【状態】ダメージ(中)、両羽喪失
【装備】なし
【道具】一人用ポッド
【思考】基本:対主催
0:遊園地につき次第、怪我の治療を。
1:イチリュウチームについていく
2:滅亡を止めたいとは思うものの、予言に関しては懐疑的
3:後で首輪解除のためにゆっくりできる時間が二時間ほど欲しい
4:リオレウス様……
5:ナッパ様の髭が一瞬だけ金色になったのを目撃しましたがあれは一体……
※予言には主催者も関わっていると推測しています
※首輪解除技術を持っていますが、技術面で祐一郎さんやブリーフ博士を下回っているため、解除方法を見つけるまでに最低二時間以上かかります
最終更新:2018年06月20日 20:34