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(やっと……やっと死んだか)
柊ただおは、顔の半分をぐちゃぐちゃに潰されて息絶えた波野ノリスケを感慨なく見下ろした。
自分の手には、血と皮と髪の毛がべっとりとこびり付いた鍋が握られている。
後悔は無い。こいつは、この男は、つかさを殺したのだ。
その上、自分につかさの肉を食べさせたのだ。
ただおはノリスケの亡骸の上に自分の胃の中にあったものを全て吐き出した。
自分の罪は消えない。知らなかったとはいえ、自分がしたことは人間として最低のことだろう。
「つかさ……ごめんな……」
ただ一つ残ったつかさの頭部を、ただおはきつく抱きしめた。
「これからは、ずっとお父さんが一緒にいてあげるからな……」
さっきの放送によれば、かがみもすでに死んでしまったらしい。
娘たちの笑顔をもう二度と見れないのかと思ったら、いっそ死んだほうがいいとすらも思った。
だが、まだ彼の娘は二人残っている。大切な妻もまだ生きている。
つかさたちのところに逝くのは、他の家族を守った後でもいいはずだ。
「みき、いのり、まつり。待ってろよ、お父さんが助けてやるからな」

ただおは、道端に乗り捨てられていたトラックに乗り込んだ。神社の仕事の関係で大型の免許は持っていた。
助手席につかさの頭を乗せ、アクセルを踏んだ。
家族を探し、家族を傷つけようとするあのノリスケのような人間を皆殺しにするために。

しかし、無我夢中で運転をしていたただおは、急に飛び出してきた一人の女をひき殺したことに気がつかなかった。



「ハア、ハア、ごはん、ごはん、ごはんが食べたいよう!!」
顔を半分潰された男が、哀れな獣のように道の真ん中を這いずっていた。
念願の肉のスープを全部食べ終える前に殺された彼が、そう簡単に冥土に行けるわけが無かった。
「タイコとイクラも心配だけど……そんなことより、僕は今はご飯が、ご飯が食べたいんだああああ!!」



【一日目 第二回放送直後/東京都の都心の方】
【柊ただお@らき☆すた】
状態:健康
装備:トラック、鍋
所持品:支給品一式、柊つかさの頭部
思考:
1:ずっとつかさと一緒……
2:生き残っている家族を探す
3:家族を傷つけるものは殺す
4:できれば主催を倒したい

【波野ノリスケ@サザエさん
[状態]:霊
[武装]:なし
[所持品]:支給品一式、ホットプレート
[思考]:
1:空腹を満たす
2:できれば家族と会いたい

【柊いのり@らき☆すた  死亡確認】
最終更新:2007年12月02日 13:14