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「しまっちゃうおじさんも再び死にましたか……あの小早川という子も死んだようですし、うまくいかないものですね」
月明かりの下で、一人の中世西洋風の服装をした男がため息をついていた。
仮眠を取っている最中に聞こえてきた第七回放送で、すっかり眠気も気勢も削がれてしまった。
死んだ人間を生き返らせて手駒にするという自分の作戦そのものは良かった筈だ。なのに一向に成果は上がらない。
せいぜい小早川という少女に何人かの参加者を殺させたことくらいである。
コックも命を落としたようだし、王様ともまだ再会できないままだ。
大臣は足取りも重く夜の街を歩き始めた。
「そういえば、昨日の今頃あの男に逢いましたね……彼も、果たして私の指示通りに動いているのやら」
出来ればあの男と、どうやら一緒にいるらしいツンデレとかいう女を捕まえて信長に突き出して
王様と一緒に自分の世界に帰りたい。
そのためにも、やはり一人でも「手駒」が欲しい。
「今までの駒は自分勝手に動きすぎて困りましたからね。どこかにないですかね、勝手に動き回ったりしない死体が……」
死体なら道端にいくらでもあった。だが、生き返らせたところで勝手にまた死なれては意味が無い。
と―――
「あれは……なかなか、残酷ですねえ」
大臣が発見したのは少女の生首だった。ショートカットに黄色いリボンをつけたなかなか愛らしい少女だ。
これはいけるかもしれない。首だけなら勝手に動き回って勝手に死ぬこともないし、自分が運ばないと移動できないのだから恩を着せやすい。
問題は利用価値があるかどうかだが、しゃべる生首となれば十分他の参加者を威圧する道具にはなる。
「では、失礼して」
大臣は荷物からふっかつそうを取り出すと、その少女の口に加えさせた。
みるみるうちに少女の顔に生気が戻り、驚いたように瞬きをした。
「お目覚めですかな? 長いお眠りだったでしょう。どうです、久々の空気の味は……」
「あはは~バルサミコ酢~♪」
「……もうし遅れました。私のことは大臣とでもお呼び下さい。あなたを生き返らせた男です。ものはご相談ですが……」
「バルサミコ~ス、バルサミコ~ス♪(アンインストールのメロディーで)」
「いえ、あの、もしよろしければ私と行動を……」
「♪ちんちんちんちんちんちんちんちんちんちん!!」
「……」
「お餅うにょ~ん」
「……あの、ところであなたのお名前は……」
「あっはははっはははっは、バルサミコ酢~♪」
そこで、大臣の頭のなかで何かが「ぶちっ」と切れた。


「バルサミコ酢~」
「ふぉっふぉっふぉっ、バルサミコ酢~」
「でもそんなの関係ねえ!!」
「王様、どんだけ~!!」
「ちんちんうにょ~ん」
「やっさい!!もっさい!!」
「ヨーグルトですか?」
いいえ、ケフィアです
つかさの影響で完全にアレになった大臣は、つかさの生首を抱えて大声で歌い踊りながら月明かりの下を練り歩いていった。
そのすぐ先で、692氏と>>やおいたちによる死闘が繰り広げられているとも知らずに。

【一日目 午前三時半/埼玉県】
【大臣@僕は王さま】
状態:全身打撲、発狂
装備:ドラグノフ、狼牙棍、柊つかさの頭部
所持品:ふっかつそう@ポケットモンスター×996個
思考: 発狂
(発狂前の思考)
1:王様を生かすため、ツンデレコンビを捕らえ、殺し合いを止める
2:死体を生き返らせ、利用できるだけ利用する

【柊つかさ@らき☆すた】
状態:首から下なし、発狂
装備:なし
武器:なし
思考:発狂
※多分正気には死んでも戻りません
※首輪が無いので、「集団行動禁止ルール」ではカウントされません
最終更新:2008年02月09日 04:11