「死者スレから人がいなくなってしまった……」
がらんとした部屋の中でこなたはどこか呆れたような顔をしてポリポリと頬を掻く。
さっきまで数百人以上もの死者がここに集まっていたというのに、老賢者の魔法により全員向こうへ戻っていってしまった。
「ひよりんが
野比玉子症候群にかかったかと思ったらこれかあ。ドサクサに紛れて
織田信長たちもいなくなってるし。
全く、どうせほとんどの人はズガンされてすぐ戻ってくるだろうのに……学習しないなあ」
とかいいつつも、すっかり広々とした死者スレを満喫できてご満悦のこなた。
その隣には一台の電話ボックスがあった。
「……そういえば、殺し合いが始まっちゃってからもう二日も立つんだっけ。
まさかこんなことになるとは流石に計算外だったよ。ちょっと漫画
みたいな体験をしてみたいって思っただけなのに。
……にしても、まさか本物だったとはねえ。この『もしもボックス』」
あれは一週間ほど前、いつものようにネットサーフィンを楽しんでいたときのことだった。
ただの興味本位で見ていたオークションサイトに、
ドラえもんの『もしもボックス』が出品されているのを発見したのだ。
この手のイタズラというかジョークをする人はたまにいて、タイムマシンなどを売りに出している人もいる。
こなたも当然本気にはしなかったのだが、その場の
ノリと勢いで軽い気持ちで入札してしまったのだ。
ちなみに入札価格は三百円。
そしたら五日後、差出人不明の荷物でこのもしもボックスが送られてきたというわけだ。
「私がこれを使えば今すぐ殺し合いも終わるんだろうけど……流石にそれじゃあ面白くないよねえ?
第一それじゃあ私は死に損だし。もっとみんなを弄って楽しませてもらうとするよ」
何しろ今まで出たロワでは全部対主催だったから、今度はマーダーにでもなろうかななどと考えていた
矢先にまさかの一話ズガンを食らったのだ。
このままで引き下がれるわけがない。
幸いもしもボックスはこちらの手元にある。
これを使えば、まだ生きている参加者の運命を操るのも思いのままというわけだ。
「まずは、私をあっけなく殺してくれちゃったゆーちゃんにきついお灸を据えないとね……さっそく向こうへ戻っていったからね。
お父さんを殺したあの女にも仕返ししてやろう。
ああそうそう、前に私の貞操を奪おうとしたかがみんと何故かかがみんに入れ込んでるらしい6/ってトリの人にも
もうちょっと痛い目にあってもらおうかな♪」
【
二日目・午後三時/死者スレ】
【
泉こなた@らき☆すた】(※死者扱い)
[状態]:死亡
[武装]:なし
[所持品]:もしもボックス
[思考]:
1:自分を殺したゆたかと、そうじろうを殺した女にもしもボックスを使って復讐する
2:かがみと6/氏をいじめて楽しむ
3:死者スレからカオスロワを眺めて楽しむ
最終更新:2008年02月21日 11:03