2021年1月30日
出題者:mi
タイトル:「芍薬、牡丹、百合の花束を」


【問題】
彼女の美しい黒髪、艷やかな肢体、歩く姿に、つい二度見した。
俺の中で彼女が一番だった。他の女など目もくれない。
しかし、俺以外の男達は別の女にぞっこんだ。
皆こぞってその女を一番だと言う。
結果的に他の男達の言うことが正しかったのだ。
俺は無知なばかりに、自ら貧乏くじをひいてしまった。
一体どういうこと?



【解説】
+ ...
俺は友人に誘われ競馬場に来ていた。競馬は初めてだ。
そこで一目惚れした牝馬「セイジンシテマスネ」。
これも何かの縁だろう、この馬で単勝に賭けよう!思い切って1万円だ!
しかし、友人や近くにいたおっさんは俺にこう言った。
「いやいや、その馬はよくないよ。あの『セイジンシテマスカ』の子供だぞ?」
「ここはやっぱり『アリーヴェデルチ』だろ!」
結果、彼らの選んだ馬が一着、俺の選んだ馬は最下位だった。
それでも、俺は彼女をこれからも応援しよう。がんばれ!セイジンシテマスネ!

《瞬殺》

最終更新:2022年04月01日 17:04