【問題】
長いこと不在だった妻が何事もなく戻ってきてみんな肩を落とした。
しかし夫の愛は不動であった。
一体どういうことだろうか。
【解説】
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今は昔、天皇は皇后との間には女の子1人しかいなかったことに満足していなかった。
ついに懐妊の兆しが見えた妻は出産するために宮中から甥の邸宅へと移った。
その後、盛大な御産祈祷を始め、世間は祝賀の雰囲気で一杯になった。
しかし、1年経っても2年と経っても子供が生まれず、2年半経ってとうとう妻は宮中へと帰った。
事々しい儀式やら選定済みだった産屋や新生児の乳母・侍女などの準備も、全て意味がなくなったのため世間はがっくりきたという。
そのような困難があっても彼女は夫に末永く愛されたそうだ。
《実話》
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最終更新:2022年04月01日 15:34