2021年12月8日
出題者:金剛石
タイトル:「交流の恐ろしさ」


【問題】
ある商人が客に商品を売った。
商品は順調に売れていったが、ある時を境に、使っている人は増えているものの商品は一向に売れなくなった。
何があった?



【解説】
+ ...
実は商人が売っているのはインチキ商品。
「そばに置いておくだけで体調がよくなる」という触れ込みのもと、
何の変哲もない装飾を施した入れ物を200万円で販売し売り続けていたわけだが、
ある時、「絶対に開けてはいけない」と注意したにも関わらず、
客の一人が興味本位で中身を見てしまった。
その中身はただの粘土だった。

このことはすぐコミュニティ内に広まったわけだが、
ここで客は「インチキじゃないか」と怒るのではなく
「中身がこれならもしかして自分たちで作れるのでは?正規品は高いし」と思い、
みんなそれぞれの入れ物にパワーストーンなりの装飾を施して自作してしまった。
結果として使う人は増えていったのだが買う人はいなくなってしまったのであった。

※元ネタは「テスラ缶」と呼ばれる置物。これにまつわる話はまだ続きがあるのですが、それは各自でお確かめください。
※交流→交流発電→ニコラ・テスラ

《実話》

最終更新:2022年01月14日 00:46