2020年9月15日
出題者:かちわりの種
タイトル:鬼籍に忍ぶ


【問題】
タカシ、ミキ、タキローと離ればなれになったヒトシ。
ヒトシは一人、暗い世界で息を殺していた。

「バレたら終わりだ...」

ヒトシの頭の中には、そんな恐怖のような感情が渦巻く。
そして数十分がたったころ、足音が聞こえてきた...。
その足音はどんどんヒトシの方に近づいてきていた。
ドクッ...ドクッ...と心臓の音がうるさいくらいに鳴る。
しかし、ヒトシは最後まで気づかれなかった。

...気づかれてたら良かったのにね。



【解説】
+ ...
ヒトシは同じ幼稚園の友達とかくれんぼをしていた。
ヒトシは鬼であるタキローに見つからないように、とある隠れ場所を選んだ。
それは、自動車の下だった。
ヒトシは友達にも、足音の主である車の所有者にも気づかれず、車は動いてしまい、
ヒトシは轢かれてしまった。

《死》《ブラック》

最終更新:2022年01月06日 22:48