【問題】
いつまで経っても帰れないでいたユミはマヤが人知れず倒れたので帰ることが出来た。
どういうこと?
【解説】
+
|
... |
ユミはかつて日本で初上演されるミュージカルに主演するはずだった女優。
しかしゲネプロ(前日など本番直前に行われる全て本番と同じ形で行われるリハーサル)の時に
装置の不備によって起こった事故により亡くなってしまった。
念願だった舞台の初日を迎えられなかったユミは強い念を残しその劇場の地縛霊となった。
その後もその劇場ではいろんなミュージカルが上演されてきたが、それらの舞台を見るたびにユミの念は強くなっていった。
数年後ユミが主演するはずだったミュージカルが再び上演されることになった。
ユミはマヤが主演女優だとわかると「私がやるはずなのよ、あんたの出る幕はないの!」と強く怨みのこもった念をぶつけた。
ユミの強い念を感じたマヤは楽屋で突然意識を失い倒れてしまった。
「これでこの役は私のものよ」とユミは倒れたマヤに憑依しマヤの生気を利用して代わりに主演女優として演じることにした。
カーテンコールで満員の観客の拍手とスポットライトを浴びたユミはようやく満足し成仏することが出来た。
ユミがマヤの体から離れるとすっかり生気を奪われたマヤはそのまま目を覚ますことなく
代わりにその舞台の地縛霊となって次の上演を待つことになるのだった。
ちなみにユミとマヤは"ガラスの仮面"の北島マヤを演じた安達祐実からとってます。
《非現実》《死》
|
最終更新:2022年09月15日 18:18