2022年9月28日
出題者:金剛石
タイトル:「命の値段」


【問題】
依頼人は殺し屋にタカフミの命を奪うよう頼み、大金を渡した。
しかし、殺し屋たちは誰一人として、タカフミを殺すことはできなかった。
なぜ?



【解説】
+ ...
依頼人は殺し屋に殺しの依頼をして大金を渡した。
するとその殺し屋は、下請けの殺し屋にタカフミの命を奪うよう依頼した。
そしてその下請けの殺し屋は、更に下の孫請けの殺し屋に依頼。
こうして繰り返していった結果、5次請けの殺し屋になる頃には、
元請けの時点では大金だった金額もかなりの小額になっていた。

こんな小額で人の命を奪いたくないと感じた5次請けの殺し屋は、
なんと標的であるはずのタカフミに「死んだふりをしてもらいたい」と協力を仰いだのだ。
タカフミは言われた通りに死んだふりをして、
5次請けの殺し屋は、その様子を写真で撮って「任務を遂行した」と送ったのだった。

※中国で実際にあった話。
なお、ターゲットの人は、5次請けの殺し屋がうっかり忘れていった携帯を持って警察に提出。
これにより、元請けから5次請けまでの殺し屋全員とその依頼人は御用となった。
※この事件は、後に「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる賞」イグノーベル賞にて2020年に経営学賞を貰っている。

《実話》

最終更新:2022年10月07日 10:21