【問題】
ある日、タカフミは人の心を読める能力を手に入れた。
この能力を使い、真実を知ったタカフミは、自ら命を断ってしまった。
一体なぜ?
【解説】
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神のいたずらか、タカフミは人の心を読める能力を手に入れた。
早速、身近な人にその力を使ってみたが、全く読めない。
街に出て、群衆で使ってみたがやはり読めない。
それもそのはず、タカフミの力は「人の心を読む能力」であり、非生物の場合、そもそも心が無いから読むことができないのである。
そう、この世界のタカフミ以外の人間は全てアンドロイドだったのだ。
何十年も会う人会う人に力を使い続け、遂にその真相に辿り着いたタカフミは、絶望して自ら命を断ってしまった。
全ては神のいたずらだったのだろう。
タカフミが命を断つその瞬間、この世界の空には笑い声が響き渡った。
《非現実》《死》《ブラック》
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最終更新:2023年02月12日 09:47