【問題】
この低金利の世にもかかわらず、男の死後何十年もにわたり遺産が増え続けている。
女はそれを管理するだけで食べていける立場なのだが、あまりそれをありがたがってはいない。
なぜ?
【解説】
+
|
... |
遺産とは世界遺産。
提唱者の男(ユネスコのえらい人)は亡くなったが、世界遺産は毎年着々と増え続けている。
世界遺産に登録されると注目され、保護の予算が増えるなど喜ばしいこともあるが、
その反面、登録されることでいろいろな問題も起きており、手放しで嬉しいこととは言い難い面もある。
そんな中、とある世界遺産を管理する部署に勤めている女は、
登録後に急増した観光客の落書きとゴミのポイ捨て問題に日々頭を悩ませている。
「登録されなかった頃の方がきれいだった…」と内心思うのだが、どうしようもないのだ。
|
最終更新:2023年07月02日 20:37