【問題】
199X年のこと。
眼の前の氷柱を見たアキは、今自分と話しているヴィチオは嘘をついていると悟った。
一体なぜ?
【解説】
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199X年、まだ携帯電話が一般的でなかった頃のお話。
とても寒い冬のある日、恋人同士であるヴィチオとアキの二人は駅前で待ち合わせをしていた。
しかし、その日アキは完全に寝坊してしまい、4時間遅れで慌てて待ち合わせ場所へ向かうこととなった。
まだ待っていてくれたヴィチオに会い、
「ごめん、待った?」と尋ねると、
「ううん。オレも丁度いま来たとこ。」
そう言う彼の鼻先には鼻水でできた立派な氷柱ができていた。
4時間もずっとこの寒空で待っていたのならそうなっても当然だろう。
私に気を遣わせないために嘘をついてくれたヴィチオに改めて惚れ直したアキであった。
《リア充》
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公式生配信切り抜きチャンネル(ゆいさん)
最終更新:2024年01月13日 15:18