【問題】
妻の浮気を疑った男は現場を押さえようと思い、
仕事もそこそこに家へ飛んで帰り、こっそり物陰に隠れた。
家の電話が鳴り、何も知らない妻はいそいそと応対する。
電話の後、男は2つの誤解に気がついた。
それは何?
【解説】
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... |
妻が浮気しているかもしれない。
早く帰って、現行犯でつかまえてやろう。
そう思った僕は、社用車で外回りの途中だったが
いても立ってもいられず、家へ急いだ。
物陰から見ていると、普段は全く鳴らない家の電話のベルが鳴った。
いそいそと声を作る妻の姿に、僕はまた顔を歪める。
電話は短かった。
受話器を置いた妻は泣き崩れ、僕の名を呼びつづけた。
それでわかった。
妻は浮気なんてしてなかったことが。
僕が帰宅の途中の記憶がないわけが。
《非現実》《死》
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最終更新:2024年01月13日 14:57