【問題】
お金持ちのカメオは大きくて美しい生き物を皆に自慢した。
タカフミはカメオを素手でぎゃふんと言わせた。
状況を補完してください。
【解説】
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カメオは小学生の男の子。そして彼はお金持ちの家の息子である。
今日はペットを自慢するために友人達を自宅へ集めていた。
カメオ「どうだい?うちのコンスタンティン(犬の名前)は?こんなにも大きく、こんなにも美しい……!
この世で最も魅力に溢れた犬だ!そうは思わないかい?」
タカフミ「全然思わねえよ。」
カメオ「あ?」
タカフミ「だから、全然思わねえっつってんだ。」
カメオ「だ、だったら、うちのコンちゃんよりも大きくて美しい犬を見せてみろよ!できないだろ!」
タカフミ「できるさ。その代わり今は無理だ。夜になったらまた来る。」
カメオ「ふっ、出来もしないことを……。」
カメコ「大丈夫なの、タカフミくん……?」
その日の夜、タカフミは手ぶらでカメオの家を再び訪れた。
カメオ「おい、タカフミ。犬はどうした?やっぱりハッタリだったみたいだな。」
タカフミ「何言ってる?それならもう見えてるだろ。」
タカフミはそう言うと、右手の人差し指で夜空を指差した。
カメオ「?」
タカフミ「おおいぬ座だよ。さすがにどんな犬でも星座に大きさで勝てるはずがない。
それにおおいぬ座のシリウスは全天で最も明るく輝く星だ。この美しさに勝るものなど存在しない。」
カメオ「ぐぬぬ……。」
タカフミ「さあ、俺の犬より大きく、そして美しい犬を用意できるか?カメオ。」
カメオ「ぎゃ、ぎゃ……ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ、ぎゃふん!」
物陰から見ていたカメコ「タカフミくん、カッコいい!」
この出来事があってから、カメオは何かを自慢することをやめたとさ。
めでたしめでたし。
【おまけ】
- 指一本で十分だ→人差し指で夜空を指差すイメージから。
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最終更新:2024年08月11日 17:01