2024年9月14日
出題者:Ubno
タイトル:「思い出のブランコ」


【問題】
自分が20年以上も前に卒業している小学校の校舎が
もうすぐ取り壊されると聞いた男は、その小学校で
過ごしてきた6年間の日々に原因があると確信した。
どういうことだろう。




【解説】
+ ...
事業に失敗し職も家も失った男は、すでに廃校となっている
自分が卒業した小学校の校舎内で勝手に生活していた。
男が6年も廃校舎に住み続けた結果、町の住民たちの間では
廃校舎に出入りする不審者=男の目撃情報が後を絶たず、
自治体は治安悪化を防ぐため廃校舎の取り壊しを決定した。

「ここ不審者が出るから取り壊すんだって」と話しながら
通り過ぎていく住民の声を校舎内から聞いていた男は
「この不審者って絶対自分のことだろうなあ」と確信し、
荷物をまとめてそそくさと小学校から立ち去るのだった。

  • 6年間の日々=廃校舎に住んでいた期間

最終更新:2024年10月07日 00:50