【問題】
為す術もない。そう思ったヒーローは先程までの自信も嘘のように巨大化した怪人に背を向け走り出す。
避難した住民から称賛された彼は、跡形もない街中で倒れた怪人の亡骸に手を合わせた。
一体どういうことだろうか。
【解説】
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人気のない波止場にてヒーローと怪人が対峙する。
お前の悪事もそこまでだ。彼がそう言いかけたその時、未曾有の大地震が襲った。
「不測の事態に用意していた巨大薬を、まさかこのような形で使うことになるとは。」
大津波を予期した怪人は自らの命を削る巨大化で住民たちに恐怖による避難を訴えた。
大いなる自然の力の前に為す術はない、ヒーローは避難誘導へと街中へ駆り出していった。
跡形もない街中でただひとり倒れた怪人に、ただひとり悼むヒーローなのであった。
怪人の設定(不要):
現代の大量消費社会に警鐘を鳴らした元官僚。現在は子どもたちに勉強を教えている。
持ち前の頭脳で「小人薬」の開発により問題を解決しようとしている。
(※人が小さくなることで食料・材料・土地などの必要資源量を少なくできる)
その途中、「巨大薬」「強靭薬」などが副産物として精製された。
今回の事件は不調を訴えた街の人から裏治験が発覚した。
【注釈】{「不要」と言われつつ、設定のすばらしさについカットせず残してしまいましたw}
《非現実》《死》
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最終更新:2024年12月08日 18:23