2025年3月15日
出題者:かちわりの種
タイトル:「天地を揺るがす雷」


【問題】
ある朝、ニューヨークで損傷の激しい死体が発見された。
調査によると東京で停電が起きたことが原因だという。
一体どういうことだろうか?




【解説】
+ ...
遠い未来では人類の夢であるワープ技術が開発され、一家に1台はワープゲートがあるのが当たり前になった。
その日、東京は台風に見舞われており、嫌気が差したタカフミは、晴天のニューヨークに行こうと自宅のワープゲートを使った。

しかしワープゲートにはこのような注意点がある。
停電の可能性がある場合は使用しないこと。
他人がゲートを通過している最中は絶対に電源を切らないこと。
彼はこれを軽視していたのだ。

タカフミがゲート内に足を踏み入れた瞬間、落雷により停電が発生し、ゲートの電源も切れた。
彼の『身体の前半身だけ』がニューヨークに転送され、もう半身は転送されず家に残った。

結果、ニューヨークにある出口にはタカフミの切断死体が出現。
このような「ワープ事故」は年に数回起きているそうだ。

《非現実》《死》

最終更新:2025年04月17日 10:29