【問題】
殺人事件の容疑者としてカメコという女が指名手配され、現在も逃亡を続けている。
事件から数週間後、「カメコが事件現場に戻ってきた」との目撃情報が相次ぎ、警察はそれを頼りに捜査を進めていた。
この事は各テレビ局で速報されたが、ニュースを見た人は「その目撃情報は絶対に偽物だ」と思ったという。
一体、目撃情報の真偽は何だろう?
うみたまfeat.こあらっこさん
【解説】
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「その目撃情報は絶対に偽物だ」と思った人とは他でもないカメコ本人である。
事件後すぐに海外逃亡し、それから日本には1度も帰っていない。
ネットで自分の事件のニュース記事を見ながら、逃亡生活を続けていたのだ。
では、「カメコが事件現場に戻ってきた」という目撃情報はなんだったのだろうか?
その答えはこの事件の被害者にある。
カメコは双子として生まれ、瓜二つの姉のウミコが居た。
両親が蒸発してから2人は一緒の家で暮らしていたが、元々その仲は良好ではなく、
ある日の姉妹喧嘩の末に、カメコは寝ていたウミコの首を包丁で切り裂いたのだ。
つまり、今もウミコはずっと事件現場の自宅に居て、限られた人にだけ見えていたのである。
こあらっこさんからのうみたまは
「主人公は双子。双子の姉のことが大嫌い。
自分が殺人を犯せば、ニュースなどで取り上げられるので人々に顔が知れ渡り、
同じ顔の姉が嫌な思いをするのを期待して殺人を犯そうとしている」
こあらっこさんの許諾を得、重点となる要素を残しつつ、問題内の状況を改変しました。
《死》《非現実》
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最終更新:2025年06月23日 12:30