2025年5月31日
出題者:従業員よっしー
タイトル:「ロッシーニ風」


【問題】
大好きな飛騨牛の最高級シャトーブリアンのステーキ(以下ステーキ)が食べたかった男は、
予想よりたくさんステーキを食べられたのにがっかり。一体なぜ?
※シャトーブリアン…ひれ肉の中心部




【解説】
+ ...
あるところに、願い事を3つ叶えてくれる魔法のランプを手に入れた男がいました。
本当に願い事が叶うのかどうか確かめるために、空腹のためとりあえず大好きなステーキを食べたいと思った男は、
ランプに「飛騨牛の最高級シャトーブリアンのステーキが食べたい!」と願いました。

ランプの中(魔人)(なになに、飛騨牛の最高級シャトーブリアンのステーキが食べたい…、ダッシュで買い物して肉に下味をつけて……)
男「あれ……出てこないな。飛騨牛の最高級シャトーブリアンのステーキが食べたい!」
ランプの中(魔人)(え…!まだ作ってる途中なのに!もう1つ注文!??忙しいなぁ……)
男「願い方間違えてるのかなぁ?飛騨牛の、最高級、シャトーブリアンの、ステーキが、食べたい!!」
ランプの中(魔人)(今作ってるよ~!!3つも注文するなんてよっぽど好きなんだな…急いで作らないと。エッホエッホ)
男「……あ~あ、やっぱり偽物だったのかよ…、だまされた~」

数分後、男の前には、魔人シェフ特製のおいしい焼きたてステーキが3皿並びました。

男「願いが叶った!!!やった!!!ホンモノだったんだ!!!!2つ願いごとしないと!
巨万の富を手に入れたお金持ちになりたい!!あとは…願いが10個叶うようにしてほしい!!」

ランプの中(魔人)(もう願いは3つとも叶えたぞ…また力が溜まるまでゆっくり休むとするか……)

男がこのあと何回ランプに願い事を唱えても、当然叶いません。
男が3皿のステーキが、「3回ともステーキを食べたいという願い事が叶った結果」だと気づき、絶望したのはそれから数分後のことでした。

めでたしめでたし。

《非現実》

最終更新:2025年06月23日 12:36