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2026年7月4日
出題者:かちわりの種
タイトル:「ジュライの王様」




【問題】
タカフミは誕生日を迎えると、盛大な誕生日パーティーを楽しむのが恒例となっている。
パーティーの参加者は総勢100人に及び、豪華な酒や食事も用意され、歌ったり踊ったり皆でバカ騒ぎする。
しかしその参加者の中には、酒を一切飲まない者が19人、常に座ったままの者が12人、金欠に困っている者が1人、必ず居る。
タカフミはその状況をおかしいとは思わない。一体なぜ?




【解説】
+ ...
「もうすぐ51歳の誕生日だ。ついに開催する年が来たな……
会場も料理も用意しなきゃいけないし、とんでもない出費だ。
でも、このパーティーにはこれまで50回参加してきたし、これからも50回楽しむんだ。
せっかくなら盛大にやりたいよな……」

タカフミが51歳になる年は、タイムマシンが実用化されるようになる記念すべき年でもある。
誕生日を祝ってもらうような友達がひとりもいない彼は、
「それなら自分で自分の誕生日を祝えばいい」と考え、
1歳から100歳までの『誕生日を迎えた自分自身』を集め、盛大な誕生日パーティーを開いた。
つまり100人いる参加者は全員、過去・現代・未来のタカフミ本人である。
実際にはある年に一度しかパーティーは行われていないが、
タカフミにとって、誕生日にパーティーを楽しむことは毎年の恒例行事となっていた。

酒を飲まない19人とは、飲酒できない年齢である1~19歳のタカフミたち。
常に座ったままの12人とは、高齢で足腰が衰え、車椅子生活を送っている89~100歳のタカフミたち。
そして金欠に困っている1人とは、パーティーの開催費用で貯金の大半を使ってしまった現代のタカフミ。
それらの事情を全員が知っていたため誰も変に思わなかった。

ちなみに過去や未来の自分との金銭の受け渡しは、時空法律によって禁止されている。
そのため他の99人のタカフミから資金援助を受けることはできず、
開催費用を51歳のタカフミが全て負担したのだった。

【さらに余談】
ドラえもんの『ドラえもんだらけ』という話を参考に作成しました

《非現実》

最終更新:2026年10月19日 10:58