【問題】
聖人の安らかな死。 枕元には盲目の老人が立っている。
自分の謙虚さを少し悔やみながら。
何があったのか?
【解説】
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老人は生まれつき盲目だったが、聖人が死の床に伏していると聞いて遠い道をはるばるやってきたのだ。
「ああ、一目でいいから聖人様のお姿をこの目で見ることができたら」
そのとき奇跡が起きた。
老人の目が開き、聖人の顔を見ることができたのだ。
喜ぶ老人の声を聞きながら、聖人は息をひきとった。
次の瞬間、老人の目はもう見えなくなっていた。
…本当に一目見れただけかよ…素直に「目が見えるようになりたいです!」って言えばよかったよ……
《非現実》《言葉》《死》
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最終更新:2022年01月05日 08:52