2020年8月22日
出題者:耳


【問題】
女と見れば声をかける浮気な男に
悩まされ続けてきた妻。
「こんなところに来てまで浮気?
しかも声をかけるだけじゃなくて手まで出したですって?
もういい加減にしてよ!
結婚したときあんなに約束したのに。私の一生、詐欺に逢い続けたような気分よ…」
男は不敵に笑う。
「こんなところに来たからこそさ。もうあんな約束は通用しないよ」

腹を立てる妻。
しかし彼女は知っている。もうすぐ2人は一緒にいられなくなることを。
どういう状況?



【解説】
+ ...
「一生詐欺に逢い続けて、やっと一生が終わったのに…
天国に来てまで浮気ってどういうことよ!」
「そんなこと言っても無駄さ。俺たちの約束は『死が二人を分かつまで』だったはずだよ」

しかし、ここは天国。
浮気を繰り返す男がここに居られるのも時間の問題である。
ざまあみろと思いつつも、長年連れ添った夫と離れるのは寂しくもあり
内心複雑な妻であった。

《非現実》《死》《言葉》

最終更新:2022年02月24日 13:03