......、っ......
......あぁ......
(どう、して......?死ぬことも......できない......
それに......感じる。リリちゃんも......プレシアちゃんも。
どこかで......戦っている。すごく、がんばってる。
苦しみながら......血を、流しながら。
わたしの分まで......必死に......みんなのために。世界を守るために。罪を、償うために。
......償い、なんて。そんなこと。考えなくて、いいのに。だって......
わたしが悪いのに。初めての冒険のときに......わたしがワガママを言って。
回復役を、サボったから。だから......
リリちゃんのきれいな手を。わたしが穢したのに。
プレシアちゃんのお父さんを、わたしが奪ったようなものなのに......
なのに......ふたりとも。あんなに、必死に......。
......助けて、あげたい.....。わたしなんかでも、近くにいたら......。
少しくらいは、助けになるはず......。
......あぁ。でも......。......わたしには、もう......そんな資格......ない。
そう おま えに はそ んな しか くは ない
つみ ぶか きあ ほに しか くな んて ない
しつ かく ふご うか くだ その まま きえ れば よか つた のに
あの ぶた のせ いで
......エリスさんの「端末」として。
たくさんのプレイヤーを傷つけて、殺して、ロストさせてしまったこと。
わたしは、罪悪感まみれになってしまったリリちゃんと、違って――
――ちょっとだけ、嬉しかったんです。
......優しくて真面目な、二人と違って。わたしは......
人を傷つけて、自分が『聖女』扱いされなくなることを、喜ぶような。
身勝手で、ワガママな、最低の人間......
その感情を利用され、死んだ扱いにされて
黒い研究者にわたしの冒涜が作られ......
猛威を振るっては、尊敬破壊まで......
それに......
......この。二人を、助けてあげたいって気持ちも。ほんとに、ほんとなのかも......。
みんなと楽しく過ごす、こんな時間が......
いつまでも続けられたら、いいですね。
「はい、リアさん。......『現実』に戻っても。必ずや......
あのときの、リリちゃんの言葉に――わたしは、返事をしなかった。......できなかった。
......だって。もし、『現実』に戻っても、わたしを待っているのは......
『りあの能力は本当に素晴らしいわねぇ。流石は私たちの子だわ』
『人脈も、資産も、いくらでも引っ張ってこれる。まさしく奇跡の力だ』
『えぇ、けど、できるだけ秘密にしなくちゃ。安売りするなんて――』
そう いや しの ちか らだ かい ふく する ちか らだ
その ちか らが すべ てを こわ した
おま えは さい てい のか いふ くや くだ
なん なら おま えは たん くだ
ッーー......
......お父さん。お母さん......わたしのことを閉じ込めて。
お金稼ぎの道具としか......、見てくれない人たち......
わたしを『普通の子』として扱ってくれたおばあちゃんは......死んじゃって。もう、いない......
警察によりますと、30代の男性は「よそ見をしていた」とのことで、
デパートに行こうとしていた際、よそ見をして車に激突したと見られています。
だから――現実に、戻っても。わたしは......『聖女』に、戻るだけ......
っ...... ......や、だ......
やだ。やだ。
やだやだやだやだ......
......もう、やだよぉ......
たすけて。だれかわたしを。たすけて......おねがい。おねがいです......
で、でも......こんなわたしを助けてくれるひとなんて......誰もいないよね。
だって......リリちゃんも。プレシアちゃんも。モネちゃんも。
......お兄さんも。D2ndさんも。観阿弥さんも。みんな......わたしが傷つけちゃったんだから......
......ぐすっ。ぅ、ふぅぅぅっ......
おえ つす るな うる さい この ふつ うせ いじ よが
その なき ごえ がう るさ いん だよ この ばか
......あぁ。やっぱりわたしなんて。うまれてこなければ、よかったな......
......おばあ、ちゃん――......
......
『......――りあ』
ヒント:冒涜への洗礼の瞬間を鳴らせ