インストールマニュアル

インストール & 構成 マニュアル
TestLink version 1.7








Copyright ? 2004,2005,2006 TestLink Development Community
Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document under the terms of the GNU Free Documentation License, Version 1.2 published by the Free Software Foundation; with no Invariant Sections, no Front-Cover Texts, and no Back-Cover Texts. The license is available in "GNU Free Documentation License" homepage.
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翻訳: Testing Engineer's Forum (TEF) - ソフトウェアテスト技術者交流会 -
「TEF有志によるTestLink日本語化プロジェクト」部会
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1 このドキュメントの範囲

このドキュメントは、TestLink 1.7のインストールと構成方法に関するリファレンスと知識基盤を提供します。初めの部分は、インストールの手順、次の部分は構成方法の説明になっています。
最新のドキュメントは TestLinkのホームページで参照することができます。さらに TestLink フォーラムで問題の解決方法を質問することもできます。

インストール手順の概要:

1.Install background services
2.Tranfer and uncompress files into web directory
3.Generate database tables and add data (create default or transfer from previous db)
4.Edit configuration files
5.PHP File extensions
6.Login

1.使用するサービス環境のインストール
2.Webserverへの展開
3.データベーステーブルの作成とデータの追加(新規作成、または、以前のデータベースからの移行)
4.設定ファイルの編集
5.PHPの拡張設定
6.ログイン

2 必要とするシステム資源

TestLink requires these applications as background:
Database
MySQL 4.1.x and higher (4.0.x doesn't support UTF-8)
Postgres
MS SQL
php 5.x and higher (version 5.2 is recommended)
Webserver (Apache 1.3.x or 2.x and higher, IIS 3 and higher, etc.). See <php_root>/install.txt for more information.
There is no requirement about your operating system (tested on Linux and MS Win32).
You can use also MySQL on different server than TestLink.

TestLinkに必要な環境は以下の通りです:
データベース
MySQL 4.1.x もしくはそれ以上のバージョン
(4.0.x はUTF-8をサポートしていないため使用できません)
PostgresSQL
MS SQL

スクリプト
PHP 5.x以上(推奨は5.2です)

Webserver
Apache 1.3.x。 2.x またはそれ以上
IIS 3 以上
その他

使用環境
OSには依存しません(LinuxとWin32環境では確認済みです)
MySQLは様々なサーバで使用できるのでお勧めです

3 インストールの準備
インストールを始める前に、以下のことを行ってください。
1.  環境のインストール:Webserver, php4, MySQL
    これらの製品のドキュメントを参照してください。
    また、これらの製品全てのインストールするパッケージを
    見つけて、インストールしてください。
    例  XAMPP, EasyPHP, Uniform Server など

2.  あなたの使う webserver に TestLink のインストールファイルを
    一番やりやすい方法で転送してください。(ftp, scp, 等)
    次のステップでは telnet か ssh がサーバーマシンに入っていることが
    必要です。

3.  次に、好きなディレクトリに untar か gunzip で解凍します。
    通常は以下のようなものです。(1 step):
    # tar zxvf <filename.tar.gz>
    もしくは
    # gunzip <filename.tar.gz>
    # tar xvf <filename.tar>
    Winzip や Stuffit などの他の解凍プログラムでも同じような操作で
    アーカイブを解凍できます。

    解凍したら、mv や rendir で、ディレクトリ名を単なる testlink に
    変えてください。
    (Windows の場合はコマンドラインの ren やエクスプローラで変えます)
    # mv <directory_name> testlink

4.  インストールやアップグレードを続行します。

4 インストール

自動でのインストール、手動でのインストールのどちらでもできます。
もし、前バージョンの TestLink をアップグレードするのなら
アップグレードの章を読んでください。

4.1 自働でのインストール

システムにインストールするための基本的な手順を以下に示します。
命令の記述は unix を主な対象としていますが、Windows でも同じように
行ってください。
コンパイルなしで使えるのなら、インストール、コンフィギュレーションを行って
TestLink を使えるようになるまでにかかる時間は、10 分から 30 分程度です。
このインストール手順はリリース 1.6 で変更されました。
次からは、database tables と basic configuration file を作成することが
必要になります。

1.  Web ブラウザで http://<yoursite>/testlink/install/index.php に
    アクセスします。

2.  このページは以下のステップのリハーサルをします(walk through):
    web server 、php のコンフィギュレーション、DB バージョンの
    基本的なパラメータのチェック。
    データベースのタイプや位置、ユーザやパスワードの指定。
    インストールには、アドミニストレータ権限を持つユーザとパスワードが
    必要です。変更、選択、挿入、更新の各操作を行う権利を要求するためです。
    また、インストールには、データベースや(データ)テーブルを生成するために
    インデックス、生成、削除、中断(DROP)操作を行う権利も必要です。
    警告:
    デフォルトのアドミニストレータレベルのアカウントは生成されています。
    アカウント名とパスワードは右のものです:admin / admin
    TestLink に最初にログインするときは、これを使用してください。
    ログイン後、まず最初に、最低でも一つのアドミニストレータレベルの
    アカウントを生成してください。そして最初のアドミニストレータの
    アカウント(admin)を無効にするか、削除してください。
    あなたは、この最初のアドミニストレータのアカウントを再生成できますが
    Testlink に対するクッキー文字列を使った犯罪(trick)を避けるために
    このアカウント(admin)は削除することを強くお勧めします。
    このアカウント(admin)は永久に使用しないことがお勧めです。
    覚えておいてください:パッケージの設定後、システム上でインストール後の
    操作を行う前に、デフォルトのアドミニストレータのアカウントを削除することを。

3.  更新が成功したら、セキュリティ上の理由のため、
    下記のディレクトリ以下を削除してください。
    <testlinkwebdir>/install/

4.  次のパートでは固有のセットアップ事項に基づいた
    コンフィギュレーションを行います。


4.1.1 手動でのインストール

もし、手動でのインストールを行うなら(非推奨)、以下の手順で行ってください。
データベースのインストールは、MySQL のインストールで使用したコマンドライン
ツールか、MySQL のデータベースクライアント (例 phpMyAdmin) が選べます。

コマンドラインツールでの MySQL の準備:
新しい空の MySQL データベースを生成します。
MySQL は 4.1 以上(UTF8 の場合) で、testlink のデータベースの生成を行います。
文字セットは utf8_general_ci に UTF8 を選択することでutf8 で照合します。
また、<testlinkdir>/config.inc.php の中のDB_SUPPORTS_UTF8 の値も
TRUE に変えてください。
詳細については、コンフィギュレーション(Configuration)を参照してください。
以下の書式で、新しく生成したデータベース用のテーブルを生成します。
# mysql -u <user> -p<password> <dbname> < <testlinkdir>/install/sql/testlink_create_tables.sql
例 # mysql -u testlink -ppass testlink < /var/www/html/testlink/install/sql/testlink_create_tables.sql
以下の書式で、新しく生成したデータベース用の初期データを投入します。
(デフォルトはアドミンのアカウントです)
# mysql -u <user> -p<password> <dbname> < <testlinkdir>/install/sql/testlink_create_default_data.sql

phpMyAdmin を使用する場合:
main page から新しいデータベースを生成します(UTF-8 文字セットを推奨)。
データベースの生成では、オプションで、新しいユーザの生成と権限の
割り当てが行えます。
左側のペイン(ウィンドウ枠)で、データベースの生成を選んでください。
SQL window がナビゲイトします。

/install/sql/testlink_create_tables.sql ファイルの SQL 要求を
アップロードして、そのスクリプトを実行します。
/install/sql/testlink_create_default_data.sql ファイルの SQL 要求を
アップロードして、そのスクリプトを実行します。
<テストリンクディレクトリ>/config_db.inc.php を生成して、
以下の例を参考にデータを設定してください:
<?php // Automatically Generated by TestLink Installer
define('DB_TYPE', 'mysql');
define('DB_USER', 'testlinker');
define('DB_PASS', 'testlink_pass');
define('DB_HOST', 'localhost');
define('DB_NAME', 'tl_master');
?>

(オプション)TestLink から繋ぐことのできるDB ユーザーを生成します。
ユーザーにはデータベース生成の権限を与えることを忘れないように!
(最低限の権限は選択、挿入、更新、削除です)
ユーザーは config_db.inc.php で定義されていることが必要です。
そのほかの点では、MySQL データベースの権限を他のユーザーと同じように
使えます。
Linux / UNIX 上では、webserver によって書き込みが可能なように
templates_c ディレクトリのパーミッションを変えてください。
TestLink のルートディレクトリから以下のように実行します。
# chmod 777 gui/templates_c

TestLink のデフォルトでのログインは以下を使用します:
user: admin; pass: admin
このパスワードは、安全のためにログインしたらすぐに変更すべきです。
もし、変更しなければ TestLink から通告されます。
アップグレード成功後は、安全のために
<testlinkwebdir>/install/ ディレクトリは削除してください。

次にやることはあなたの環境に合わせたコンフィギュレーションです。
コンフィギュレーション可能なパラメータについては
コンフィギュレーション セクションを参照してください。

問題点やフィードバックに関しては、TestLink Bug tracking system ページに
報告をお願いします。


4.2 プログラムのバージョンアップ

主要なバージョンアップ:手動と自動(スクリプト経由)のどちらでも可能です。
どちらの方法であっても、TL 1.6, 1.5, 1.0.4に対してデータベースのいくつかの変更があるため、
直接にオリジナルのデータベースを使う事はできません。
Hot-Fix(修正)バージョンへのバージョンアップは必須ではありません (例:1.7.0 -> 1.7.2)。

4.2.1 Hot-Fixリリース(修正プログラム)へのアップグレード

例えば1.6.0 -> 1.6.1のように保守(バグ修正)プログラムを公開することがあります。
この場合はデータベーススキーマは変更されません。
前のバージョンのファイルを保存してください。(別のディレクトリに)
すべてのファイルをディレクトリから削除してください。
同じディレクトリに新しいバージョンをコピーしてください。
新しいファイル構造に対してconfig_dbファイルをコピーするとともに、
前のバージョンに適用していた設定に沿って構成パラメータを修正してください。
これで更新完了です。

4.2.2 メジャーバージョンへの自動アップグレード

まず次のプレインストール手順を行ってください。
ブラウザからhttp://<testlinkwebdir>/install/index.phpを表示してください。
'アップグレード インストール'リンクを選択してください。
スクリプトが実行されるので終了まで待ちます。
アップグレードに成功したのち、<testlinkwebdir>/install/ディレクトリはセキュリティの問題があるので削除してください。
次は個別のセットアップ環境の構成インストールです。設定パラメータを記述している設定の節を参照してください。
TestLinkバグ追跡システムページのインストールの結果やフィードバックが作成されます。

4.2.3 手動でのバージョンアップ

この章は前のバージョンを考慮して変更することを記述しています。
自動アップグレードを推奨しています。
この章の内容は特殊なケースやわずかな構成の場合に使用します。
データベース変更やインストールスクリプトの学習後にこれらを行うことができるようになります。
(現在のバージョンと新しいバージョンの)DB作成SQLファイルを比較することは良い考えになるでしょう。

4.2.4 データベーススキーマ変更

ユーザパスワードは暗号化されています。(1.5)
SRS機能のための新しいテーブル:要件、req_coverage、requirement_doc (1.6)
添付ファイル(1.7)
カスタムフィールド(1.7)

4.2.5 旧バージョンとの互換性

テストリンク 1.0.4 はテスト計画とプロダクトに連携がありません。
テストリンク 1.6 では、テーブル内に field Product ID を含めることで、
テスト計画と製品を連携させるようにしています。
そのため、旧バージョンのテスト計画では Product ID value = 0 になります。

config.inc.php のコンフィギュレーション:
$g_show_tp_without_prodid=1;
$g_ui_show_check_filter_tp_by_product = 1;

4.2.5.1 アルファベットから UTF-8 拡張への変換(1.5 以下からの更新)

TestLink 1.6 は、UTF-8 に対応しています。そのため、拡張キャラクタデータが
データベース内に含まれている可能性があります。
けれども 1.5 では 1.6 に対応したデータベースの拡張キャラクタデータを
表示させることができません。
<テストリンクディレクトリ>/config.inc.php ファイルの値を変更することで、
testlink で UTF-8 のサポートをしないようには出来ますが、それは ASCII 以外の
文字を使えなくしてしまうことになってしまいます。

もし、同じ問題を抱えているなら、以降の手順(instructions)を読んで
1.6 への更新(upgrade)をしてください。
UTF-8 をサポートすることで、拡張キャラクタを表示できるようにします。
また、この演習(exercise)は、開発システムで実行する前にテストマシン上で
試すようにしてください。

この手順(instructions)に従えば、データベースから non-ASCII キャラクターを
削除して、UTF-8 をサポートすることができるようになるでしょう。

まず、最初に mysqldump を使って、現在のデータベースをバックアップします。
# /usr/bin/mysqldump -u root testlink15 -p > testlink15.backup

それから、testlink15.backup 内のutf8 をエンコードするための
各テーブルのスキーマ定義を編集します。
そのために各テーブルのCHARSET をlatin1 から utf8 へ変更します。
例えばテーブル定義の以下のような行です:
ENGINE=MyISAM DEFAULT CHARSET=latin1 COMMENT='This table holds the bugs filed for each result';
これを以下のように変更してください。
ENGINE=MyISAM DEFAULT CHARSET=utf8 COMMENT='This table holds the bugs filed for each result';
それから testlink15.backup を以下のようなパールスクリプトにかけます:
/replaceScript.pl < testlink15.backup > testlink15.cleaned
@replaceScript.pl は以下のような内容です:
#!/usr/bin/perl
while (<>) {
        chomp;
        tr/\000-\177/\040/cs;
        print $_, "\n";
}

それから、以下のようにして、空の testlink16 データベースを utf8 で生成します:
CREATE DATABASE testlink16 CHARACTER SET utf8;

新しいデータベースに変更したテーブルをインストールしてください。
# mysql testlink16 -u root -p < testlink15.cleaned

以下のようなコマンドを使うことで、"データベースのキャラクタセット" に
utf8 が設定されたかどうか調べることができます:

login to mysql
use testlink16
mysql> \s
--------------
mysql  Ver 14.7 Distrib 4.1.11, for redhat-linux-gnu (i386)
Connection id:          26
Current database:       testlink15
Current user:           bugz@localhost
SSL:                    Not in use
Current pager:          stdout
Using outfile:          ''
Using delimiter:        ;
Server version:         4.1.11
Protocol version:       10
Connection:             Localhost via UNIX socket
Server characterset:    latin1
Db     characterset:    utf8
Client characterset:    latin1
Conn.  characterset:    latin1
UNIX socket:            /var/lib/mysql/mysql.sock
Uptime:                 36 min 55 sec


Testlink 1.6 で更新(upgrade)を実行してください。


参照リンク:
UTF-8 とは何か?
http://www.joelonsoftware.com/articles/Unicode.html
8進数テーブル(8進数の 000 - 177 の値は "一般のASCII" キャラクタ)
8進数を検索するようにする perl スクリプト
http://web.cs.mun.ca/~michael/c/ascii-table.html
perl の tr 操作についての説明
http://www.unix.org.ua/orelly/perl/learn/ch15_05.htm

5 コンフィグレーション

5.1 コンフィグレーションファイル

すべての構成パラメータはconfig.inc.phpファイルにあります。このリリース(1.6)では、下記が構成ファイルになります。
<testlink installation directory>/config.inc.php
<testlink installation directory>/config_db.inc.php
<testlink installation directory>/cfg/<bug_tracking_system>.cfg.php

config.inc.php
メインの構成ファイルです。下記を参照して下さい。

config_db.inc.php
データベースにアクセスするための構成ファイルです。このファイルはインストーラにより、インストールあるいはアップグレード中に作成されます。通常このファイルをユーザが変更することはありません。

/cfg/bugzilla.cfg.php
/cfg/mantis.cfg.php
/cfg/jira.cfg.php
これらはそれぞれ、bugzilla, mantis, jiraのバグトレースシステムにアクセスするための構成ファイルです。
テストリンクからのこれらのシステムにアクセスしたい場合にはこれらのファイルを編集する必要があります。
この機能を使用したい場合には、config.inc.phpのパラメータをあわせて変更する必要があります。

5.2 構成パラメータ

DB_SUPPORTS_UTF8
MYSQLのバージョンが4.1以前のとき(UTF8サポートなし)の場合にはFALSEを設定してください。これによりすべてのページでキャラクタセットがISO-8859-1に設定されます。またデータベース内のキャラクタセットはlatin1に設定されます。

MySQLのバージョンが >= 4.1ならばTRUEに設定してください。それによりすべてのページでUTF-8がサポートされ、データベース内のデータのキャラクタセットはUTF8二設定されます。
TL_LOG_LEVEL_DEFAULT
デフォルトのログ出力レベル(NONE, ERROR, INFO, DEBUG)を設定します。TestLinkは出力されたログのファイルサイズをチェックします。
例)DEBUGレベルは開発もしくはバグの調査のみに使用し、ディスク使用量を少なめにします。ERRORが通常のログ出力レベルが推奨されます。
TL_LOG_PATH
TestLinkから出力されるログのパスとファイル名を指定します。
例)/tmp/testlink.log
MAIN_PAGE_METRICS_ENABLED
このパラメータはメトリクステーブルがメインのページに表示されるかを指定します。
TRUEもしくはFALSEを指定してください。

TL_INTERFACE_BUGS
このパラメータはバグトラッキングへのインタフェースを設定します。値としては以下が設定できます。'NO', 'BUGZILLA', 'MANTIS', 'JIRA' (TestLink >= 1.6)
bugzillaの構成についてはcfg/bugzilla.cfg.phpを参照して下さい。Supported version: 0.19.1
mantisの構成についてはcfg/mantis.cfg.phpを参照してください。Supported version: 1.0.0.a3
JIRAの構成についてはcfg/jira.cfg.phpを参照してください。Supported version: JIRA 3.1.1
TL_TREE_KIND
このパラメータはTestLinkで使用されているツリー形式のメニューを設定します。値としては以下が設定されます。'LAYERSMENU', 'DTREE', 'JTREE'。LAYERSMENUがデフォルト値です。このコンポーネントはJTREEでもっともよいパフォーマンスが期待できます。その他の値では、最後にカーソルが当たっていた場所を保存できます。

TL_IMPORT_LIMIT
アップロードできる最大のファイルサイズを設定します。デフォルト値は200000です。この値を増やすことで、より大きいファイルをアップロードできます。パラメータしてTL_IMPORT_ROW_MAXがあります。このパラメータはエクスポートファイルの1行の最大サイズを設定します。この値のデフォルトは10000が設定されています。
$g_fckeditor_toolbar
fckeditorツールバーの定義をします。このパラメータによりfckeditorツールバーを構成できます。より詳細な情報についてはfckeditorのホームページを参照してください。

TL_TPL_CHARSET
中国語のユーザのみに適用されます。この値を以下のように設定します。Set: define('TL_TPL_CHARSET', 'gb2312'); これにより正しいキャラクタセットが設定されます。その他の言語ではこのパラメータを設定する必要がありません。

TL_DEFAULT_LOCALE
このパラメータではデフォルトロケールを設定します。このパラメータに設定する値は$g_localesに設定されているいづれかの値です。(同じ構成ファイルで設定されています)。デフォルト値はen_GBが設定されています。

TL_COMPANY, TL_DOC_COPYRIGHT, TL_DOC_CONFIDENT
このパラメータに設定された文字列は印刷されたドキュメントの表紙に出力されます(Version 1.6以降で有効です)。使用されない場合には、ブランクにしてください。

5.3 カスタマイズ

5.3.1 カスケーディング・スタイル・シート

TestLinkの外観はカスケーディング・スタイル・シート(CSS)を独自に作成することで変更できます。
このためには以下の定数を変更する必要があります。
define('TL_LOGIN_CSS','gui/css/tl_login.css'); - ログイン/ログアウトページのCSS
define('TL_TESTLINK_CSS','gui/css/testlink.css'); - 主に使われるCSS
define('TL_DOC_BASIC_CSS','gui/css/tl_doc_basic.css'); - レポートで使われるCSS
注意: CSSへのパスは<TestLinkインストールディレクトリ>からの相対パスになります。
独自のCSSを使用する場合には以下の手順で作業を進めます。
1.guiディレクトリ内に新しいディレクトリを作成します。例 gui/css/my_css/
2.TestLinkで使われているオリジナルのファイルを1)で作成したディレクトリにコピーします。必要に応じて名前を変更します。
3.2)でコピーしたファイルをカスタマイズします。
4.config.inc.phpを編集します。
// Original configuration
//define('TL_LOGIN_CSS','gui/css/tl_login.css'); //define('TL_TESTLINK_CSS','gui/css/testlink.css'); //define('TL_DOC_BASIC_CSS','gui/css/tl_doc_basic.css');  define('TL_LOGIN_CSS','gui/css/my_css/tl_login_acqua.css'); define('TL_TESTLINK_CSS','gui/css/my_css/testlink_acqua.css'); define('TL_DOC_BASIC_CSS','gui/css/my_css/tl_doc_basic.css');

5.3.2 プロダクト、コンポーネント、カテゴリー、テストケースの重複

プロダクト、コンポーネント、カテゴリ、テストケースについてはすでにあるものからコピーすることができます。
ユーザはどのようにコピーするかを構成ファイルにより設定することができます。
$g_check_names_for_duplicates=TRUEと設定することで、以下のチェックをすることができます。
1.プロダクト名が重複しない。
2.プロロダクトに紐づいているコンポーネントが重複しない。
3.コンポーネントに紐づいているカテゴリが重複しない。
4.カテゴリに紐づいているテストケースが重複しない。
$g_check_names_for_duplicates=TRUEが設定された場合に, 重複する名前が見つかった場合にどのように処理するかについては、$g_action_on_duplicate_nameで設定します。
以下の設定値があります。
'allow_repeat' : 名前の繰り返しが許可されます(過去のversion 1.0.4および1.5.xとの互換性)。
'generate_new' : $g_prefix_name_for_copyおよびコピー元のオブジェクト名から新しい名前を生成します。
'block' : エラーを戻します。
フォーマットの例:
$g_action_on_duplicate_name='allow_repeat';
$g_prefix_name_for_copy= strftime("%Y%m%d-%H:%M:%S", time());

5.3.3 テスト計画とプロダクトとの関係

バージョン 1.6 で初めてテスト計画を作るときには、
デフォルトでテスト計画は現在選択されたプロダクトと関連づけられます。
これはプロダクト毎にテスト計画をフィルタリングできることを意味します。
Teslink 1.6 以前では、テスト計画は、特定のプロダクトと関連づけられていません。
1.5.x から 1.6 へ更新するときは、インストーラはテスト計画がどのプロダクトと
関連づけられているかを知ることができませんので、Product ID は 0 に設定されます。
その結果、古いテスト計画を見つけることができなくなります!!!
この問題を解決するには、以下のコンフィギュレーションパラメータを追加します:
$g_show_tp_without_prodid=TRUE;
また、旧バージョンのデータを使うには、DB 管理(administration)経由で
手動で割り当てるということも可能です。

5.3.4 テスト計画のプロダクトによるフィルタリング

バージョン 1.6 の変更前のデフォルトでは、テスト計画はプロダクトによるフィルタリングがされます。
それには、このコンフィギュレーションパラメータが使われます:$g_ui_show_check_filter_tp_by_product
変更可能:
テスト計画の表示は、プロダクトによるフィルタリングを有効/無効にすることが可能です。
テスト計画のボックス上にチェックボックスが表示されます。
($g_ui_show_check_filter_tp_by_product = TRUE)
テスト計画のフィルタリングを行わないように変更します。
$g_ui_show_check_filter_tp_by_product = FALSE;

5.3.5 キーワードの制御(Management)

同じキーワードを一プロダクトで複数回生成することを望まない場合の設定:
$g_allow_duplicate_keywords=FALSE;

5.3.6 地域ごとの日付と時間設定

For every defined locale, you can set the format for date and time presentation. This is configured using the following associative arrays: $g_locales_date_format and $g_locales_timestamp_format.
At time of this writting the configuration is :
$g_locales_date_format = array(
'en_GB' => "%d/%m/%Y", 'it_IT' => "%d/%m/%Y",
'es_AR' => "%d/%m/%Y", 'es_ES' => "%d/%m/%Y",
'de_DE' => "%d.%m.%Y", 'fr_FR' => "%d/%m/%Y",
'pt_BR' => "%d/%m/%Y" );
$g_locales_timestamp_format = array(
'en_GB' => "%d/%m/%Y %H:%M:%S",
'it_IT' => "%d/%m/%Y %H:%M:%S",
'es_AR' => "%d/%m/%Y %H:%M:%S",
'es_ES' => "%d/%m/%Y %H:%M:%S",
'de_DE' => "%d.%m.%Y %H:%M:%S",
'fr_FR' => "%d/%m/%Y %H:%M:%S",
'pt_BR' => "%d/%m/%Y %H:%M:%S", );
If there is no entry in the previous arrays, the value of the following configuration variables will be used: $g_date_format and $g_timestamp_format.
Example of formatting:
$g_date_format ="%d/%m/%Y";
$g_timestamp_format = "%d/%m/%Y %H:%M:%S";

>>> begin >>>
全ての違う地域の日付と時間の表示フォーマットを設定できます。
次の結合配列を使用して設定してください: $g_locales_date_format,$g_locales_timestamp_format
時間設定に関しては以下を参照してください:
$g_locales_date_format = array(
'en_GB' => "%d/%m/%Y", 'it_IT' => "%d/%m/%Y",
'es_AR' => "%d/%m/%Y", 'es_ES' => "%d/%m/%Y",
'de_DE' => "%d.%m.%Y", 'fr_FR' => "%d/%m/%Y",
'pt_BR' => "%d/%m/%Y" );
$g_locales_timestamp_format = array(
'en_GB' => "%d/%m/%Y %H:%M:%S",
'it_IT' => "%d/%m/%Y %H:%M:%S",
'es_AR' => "%d/%m/%Y %H:%M:%S",
'es_ES' => "%d/%m/%Y %H:%M:%S",
'de_DE' => "%d.%m.%Y %H:%M:%S",
'fr_FR' => "%d/%m/%Y %H:%M:%S",
'pt_BR' => "%d/%m/%Y %H:%M:%S", );
もし、これらの配列にあなたの地域がないとしたら次の設定変数を使用してください: $g_date_format, $g_timestamp_format
フォーマット例:
$g_date_format ="%d/%m/%Y";
$g_timestamp_format = "%d/%m/%Y %H:%M:%S";
>>> end >>>

5.3.7 要件からのテストケース作成

One of the unique features of Test Link is Requirement Management. After creating the Software Requirements Specifications (SRS), and populating it with requirements you can choose to create test cases for every requirement (Component and Category are also created).
Using the configuration object: $g_req_cfg, you can configure :
Name to give to the Component created:
$g_req_cfg->default_component_name="Component Created by Requirement - Auto";
Component's Scope
$g_req_cfg->scope_for_component="Component/Category/Test Cases generated from Requirements";
Name to give to the Category created:
$g_req_cfg->default_category_name="TODO";
Category's Objective description:
$g_req_cfg->objective_for_category="Category/Test Cases generated from Requirements";
For the Category name you can configure the following options:
$g_req_cfg->use_req_spec_as_category_name=TRUE;
Then REQuirement Specification Title is used a Category name.
$g_req_cfg->use_req_spec_as_category_name=FALSE;
Then $g_req_cfg->default_category_name is used a Category name.

>>> begin >>>
TestLinkの特徴的な機能として要件管理があります。
ソフトウェア要件仕様(SRS)を作成、要件定義後でもすべての要件の
テストケースを作成し選択することができます。
(コンポーネント、カテゴリーが既に作成されていても)
設定オブジェクト$g_req_cfgを使用してコンポーネント作成のための
命名を設定できます。
$g_req_cfg->default_component_name="Component Created by Requirement - Auto";
コンポーネントのスコープ
$g_req_cfg->scope_for_component="Component/Category/Test Cases generated from Requirements";
カテゴリ作成のための命名:
$g_req_cfg->default_category_name="TODO";
カテゴリオブジェクト記述:
$g_req_cfg->objective_for_category="Category/Test Cases generated from Requirements";
次のオプションでカテゴリ命名を設定できます:
$g_req_cfg->use_req_spec_as_category_name=TRUE;
要件仕様タイトルはカテゴリ名を使用します。
$g_req_cfg->use_req_spec_as_category_name=FALSE;
その後 $g_req_cfg->default_category_name として使用できます。
>>> end >>>

5.3.8 Smartyテンプレートを使用するには(GUI定義)

If You want to test a different solution for the user interface, you can develop your own Smarty Templates. At the time of this writting we have defined the following configuration array:
$g_tpl
with the following entries:
$g_tpl['tcView']
$g_tpl['tcSearchView']
$g_tpl['tcEdit']
$g_tpl['tcNew']
$g_tpl['execSetResults']
This allows you to create templates with different names that the original Testlink, without the risk to overwrite them, during the next upgrade.
Important: Not all TestLink pages are ready for this kind of configuration.
The standard configuration:
$g_tpl['tcView'] = "tcView.tpl";
$g_tpl['tcSearchView'] = "tcSearchView.tpl";
$g_tpl['tcEdit'] = "tcEdit.tpl";
$g_tpl['tcNew'] = "tcNew.tpl";
$g_tpl['execSetResults'] = "execSetResults.tpl";

>>> begin >>>
もしユーザインターフェースのために違うテストソリューションを使用したいと思うなら、
Smartyテンプレートを使用して開発することができます。
以下にTestLinkとの構成配列の差異を示します。
$g_tpl
次のように入力してください:
$g_tpl['tcView']
$g_tpl['tcSearchView']
$g_tpl['tcEdit']
$g_tpl['tcNew']
$g_tpl['execSetResults']
これらのテンプレートは上書きの危険性を避けるため次のアップグレードまで
TestLinkオリジナルのテンプレートとは違う名前で作成してください。
重要:これらの構成設定はTestLink全ページに準備されているわけではありません。
標準の設定:
$g_tpl['tcView'] = "tcView.tpl";
$g_tpl['tcSearchView'] = "tcSearchView.tpl";
$g_tpl['tcEdit'] = "tcEdit.tpl";
$g_tpl['tcNew'] = "tcNew.tpl";
$g_tpl['execSetResults'] = "execSetResults.tpl";
>>> end >>>

6 FAQ

しばしば発生する問題を掲載しました。TestLink forumも同様にご確認下さい。

旧バージョンからアップグレードしたら、ログインできなくなった

あなたのデータベースは異なったcharsetかもしれません。
バージョン1.6より、デフォルトのcharsetはUTF-8です。config.inc.phpにて、
DB_SUPPORTS_UTF8 を FALSE に切り替えてみて下さい。

ログインページの代わりにSmarty errorが表示される

Linux/unixユーザー: temp ディレクトリに正しい許可が与えられているか確認して下さい。
(default: <testlink_root>/gui/template_c/).

Revision History:
#
Description
Date
Author
1.0
Initial creation of the document in DocXML
2005/03/12
A. Morsing
1.1
Corrected title, updated structure and added new sections.
2005/04/12
M. Havlat
1.2
Added some words for MySQL 4.1, UTF8 support
2005/06/27
A. Morsing
1.3
Updated automatic installation part
2005/09/12
F. Mancardi
1.4
Updated for TL 1.6.; added configuration parameters; restructured (created pre-installation steps section); corrected layout; added phpMyAdmin steps description
2005/09/13
M. Havlat
2.0
Converted to OO2 format; added DB Charset update explanation from Kevin
2005/12/04
M. Havlat
2.1
Corrected layout for export to HTML and PDF
2005/12/11
M. Havlat
2.2
Some small changes
2005/12/17
A. Morsing
2.3
Minor layout and grammar update
2006/02/14
M. Havlat
2.4
Updated for TL 1.7
06/11/17
M. Havl?t
最終更新:2007年11月12日 19:13
ツールボックス

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