関係あるとみられるもの
霊烏路空(東方地霊殿)
綿月依姫(東方儚月抄)
洩矢諏訪子ほか(東方風神録)
住所
〒606-0807 京都市左京区下鴨泉川町59
京阪鴨東線「出町柳」より徒歩12分
京都市バス1, 4, 205系統「下鴨神社前」または「糺の森」より徒歩すぐ
有料駐車場有(150台)
下鴨神社
正式には「賀茂御祖神社」という神社で、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と玉依媛命(たまよりひめのみこと)とを祭神とする。
境内には多数の摂社や末社があり、それらすべてが「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録されている。
歴史等は書くと長い割にあまり関係ないので
下鴨神社公式HPや
Wikipedia先生にお任せする。
西殿の祭神となっている賀茂建角見命は、賀茂御祖神社由緒記御神徳によると
『日本書紀』『古事記』では、金鵄八咫烏として表し農耕をひろめ民生の安定に努められた
とされる。
神武天皇を大和の地まで導いた八咫烏、そして神武天皇の弓の先で光り輝いた金鵄が、賀茂建角見命の化身であったという説がある。
「山城国風土記」(逸文)によれば、その後大和から岡田の賀茂を経て現在の下鴨神社がある場所に鎮まったとされる。
「『
地霊殿』おまけ.txt」では、地獄鴉だった空が八坂神奈子の手により八咫烏の力と融合したと書かれているが、
賀茂建角見命との関係は明らかではない。
東殿の祭神となっている玉依媛命は、先述の賀茂建角見命の娘であり、同由緒記には
『風土記』山城国逸文に婦道の守護神、縁結び、安産、育児さらに水を司る神
と書かれている。
「玉依姫」という名前は固有名詞ではなく「巫女」を指す言葉であり、神話上に何度も登場することからしばしば同一視される。(参考
Wikipedia:タマヨリビメ)
この主祭神の「玉依姫」は上記の加茂建角見命の子であり、綿月依姫の元ネタとされる「綿津見大神」の娘(豊玉姫の妹)の「玉依姫」とは異なる。
しかし鴨長明ゆかりの摂社河合神社の祭神である「玉依姫」は後者の方を示しているらしい。ややこしい。
河合神社ではこの玉依姫が女性の守護神とされ、絵馬の代わりに手鏡型の「鏡絵馬」に顔を描いて自分のメイク道具で化粧をさせて奉納する。
夜中に見たら絶対怖い。参道から見ただけだけどこの神社はたまに夜中に霧が出るのでより一層怖かった。
河合神社境内には八咫烏を祀った「任部社(とべしゃ)」もある。
本殿の西側には摂社の三井神社があり、そのさらに境内社のうちの一つに「諏訪社」が存在する。
平安時代の社頭絵図「鴨社古図」に描かれている神社ではあるが、現在でもなおその場所はわかっておらず
江戸時代の寛永6年に造替され現在の位置に小さな社殿が作られた。
三井神社の説明の看板にはこの諏訪社の祭神が「建御名方神」であると書かれている。
建御名方命を祀る神社は
長野県の
諏訪大社を総本社とする諏訪信仰であると分類されるが、現地には特にそういった説明はなかった。
諏訪信仰自体は全国に広く存在し、またこのような大社には各地の有力な神霊が文例として祀られることが多い。
神社内には儀式などの際以外は立ち入ることができないが、棟門からは見ることができる。ただし写真撮影禁止(2015/08/13確認)。
三井神社の西社と中社の祭神はそれぞれ「玉依媛命」と「建角身命」となっているが、本殿の祭神との関係は不明。
先述の河合神社境内にも「三井社」として三井神社の西社・中社・東社と同じ神が祀られている。
あと境内を流れる御手洗川では、毎年3月3日に雛流しが行われる。
配られる桟俵(さんだわら)は家に持ち帰り、1年後のこの祭りで流すらしい。といいつつその日に流してもいいらしい。
桟俵は円盤状に組んだ藁の上に雛人形が乗っている。回りやすそう。
他にも住吉社や十二支を祀る言社など列挙に暇がない。
最終更新:2024年09月14日 22:30