関係があるとみられるもの
宇佐見蓮子(伊弉諾物質ほか)
マエリベリー・ハーン(伊弉諾物質ほか)
四季映姫ヤマザナドゥ(東方花映塚ほか)
住所
〒380-0851 長野県長野市長野元善町491
長野電鉄善光寺下駅から徒歩12分程度
JR長野駅から善光寺口バスロータリー「1番のりば(善光寺方面行き)」発の路線バスで善光寺大門へ、善光寺大門のバス停から善光寺本堂までは、徒歩5分程度
善光寺
※ZUN氏も訪れた本堂
一光三尊阿弥陀如来を本尊とする無宗派の単立寺院。現存する本堂は、宝永四年(1707年)に再建されたものである。
善光寺の本尊であたる一光三尊阿弥陀如来は、インドから朝鮮半島百済国へと渡り、欽明天皇十三年(552年)、
仏教伝来の折りに百済から日本へ伝えられた日本最古の仏像といわれている(『善光寺縁起』)。
この仏像は廃仏派の物部氏によって難波の堀江へと打ち捨てられたが、
後に信濃国司の従者として都に上った本田善光がはじめに今の長野県飯田市(元善光寺)に祀り、
後の皇極天皇元年(642年)に現在の地に遷座したという。
現在では絶対秘仏となっており、誰もその姿を見ることはできない。
※善光寺信仰の本質は無宗派性にあり、庶民の願いの結集であるとも言われる。
牛に引かれて善光寺参り
「伊弉諾物質」の曲の一つにもなっている話であるが、詳細は次の通りである。
ある所に信仰心の無い老婆がいた。
老婆が白い布を川で晒していると、一頭の牛が現れて、角に布を引っ掛けて走り去ってしまった。
老婆は牛を追いかけたが、追いつくことはできず、遂には善光寺まで来てしまった。
辺りは既に暗く牛の姿も見えない。
老婆が目を凝らしていると、突然御堂の中から光が溢れ出し、気付けばその場にひれ伏していた。
善光寺如来の威光に目覚めたのである。
この話は長野県小諸市の布引観音の伝説だが、舞台を善光寺付近とする説がある。
また、話の主人公を老婆ではなく未亡人とする説もある。
東方projectとの関わり
地震柱
音楽CD「伊弉諾物質 Neo-traditionalism of Japan.」のブックレット中の2曲目
「牛に引かれて善光寺参り」の項に登場する。
地震柱と呼ばれる柱は本堂正面の四本ある柱の内、左脇のものがそうである。
本堂再建の際に木がねじれることを計算して立てられたといわれる。
閻魔大王像
※怖い
正面から本堂に入り、向かって左側に進むと閻魔大王像及び十王像がある。
「伊弉諾物質 Neo-traditionalism of Japan.」の4曲目「六十年目の東方裁判」の項に登場。
戒壇巡り
どうもZUNです。久しぶりではありませんね。
私は信州の出ですので、長野の善光寺には何度が行った事があります。
あそこは戒壇巡りという、真っ暗な通路を手探りで歩く施設があります。
「真っ暗、って言っても、観光客が多いんだから安全性を考慮して非常口の灯りくらいはあるんでしょ?」
いえいえ、本当に真っ暗です。あの中で事件が起きたら目撃者ゼロです。
その真っ暗な通路の中で、極楽の錠前を握ることが出来ればミッションクリアです。
「伊弉諾物質 Neo-traditionalism of Japan.」よりばっすい
戒壇巡りとは、本頁で紹介する長野市の善光寺のほかいくつかの同系列の寺院で体験できる、宗教的アトラクションのことを言う。
多くの場合、寺社内の地下など全く光の届かない真っ暗闇の中を歩くことで、非日常感覚を得ることを目的とするものである。
本頁の善光寺における戒段巡りでは、本堂の内々陣の脇から地下空間へと潜り、本当に何も見えない暗闇の中を歩く。
通路は意外なほど広いので、壁をタッチしながら普通に歩いていけば、天井や壁にしこたま体をぶつけるようなことはない。
一切の光が届かない闇の世界は、最初のうちはけっこう怖い。ただ、やがて恐怖心が飽和し、心が無に近づく気がするから不思議である。
ブックレット中でZUN氏が語っている極楽の錠前は、壁を腰のあたりで触りながら戒壇巡りの廊下を進んで行くと、握ることができる。
なお、戒段巡りに入場するには内陣券が必要。大学生以上は500円である。予約不要。
最終更新:2017年03月28日 01:23