関係あるとみられるもの

豊郷耳神子(東方神霊廟)
摩多羅隠岐奈(東方天空璋)


住所

〒616-0000 京都府京都市右京区太秦蜂岡町32

京福電鉄嵐山線「太秦広隆寺」より徒歩すぐ
市バス・京都バス「太秦広隆寺前」より徒歩すぐ
JR嵯峨野線「太秦」より南へ徒歩約13分


広隆寺



真言宗の寺院で、「秘仏聖徳太子立像」を本尊とする。
創建は7世紀初頭で、平安京遷都以前から存在する京都最古の寺院である。
路面電車(京福電鉄)が山門のすぐ前を通っており、写真スポットとしても名高い。

寺伝では聖徳太子によって建立された七大寺のひとつであるとしているが、日本書紀には秦河勝が建立したとするエピソードが書かれている。
また創建当初は弥勒菩薩が本尊であったものの、平安遷都前後から薬師如来に代わり、さらに聖徳太子信仰が高まったことで
現在の聖徳太子立像が本尊とされるに至った。

本堂の右脇にある太秦殿には、広隆寺を建立した秦河勝(太秦明神)が奉られており、
漢織女(あやはとりめ)、呉織女(くれはとりめ)も合祀されている。

京都三大奇祭のひとつとして知られる「牛祭」は、広隆寺境内およびその周辺で行われる。
牛祭について詳しくは後述。


大酒神社



広隆寺のすぐ東に位置する神社。
祭神は秦始皇帝、弓月王(ゆんずのきみ)、秦酒公(はたのさけきみ)。

由緒書には創建や祭神について、仲哀天皇8年(西暦356年)に皇帝十四世の孫である功満王が秦始皇帝の神霊を勧請したことに始まり、
功満王の子が「弓月王」、弓月王の孫が「酒公」であるとしている。
また酒公の姓については「秦氏諸族を率いて蚕を養い、呉服漢織に依って絹綾錦の類を夥しく織出し朝廷に奉る。
絹布宮中に満積して山の如く岡の如し。天皇満悦の余り、埋益(うずまさる)と言う意味で禹豆麻佐(うずまさ)の姓を賜」ったとしている。

この付近は「太秦」の地名が示す通り、秦河勝率いる渡来人一族「秦氏」が平安京遷都以前から拠点としていた場所で、
この祭神は秦河勝の神格化であるという説がある。

延喜式には「(元名)大辟神社」と書かれているほか、「大避神社」と書かれることもある。
兵庫県大避神社の記事も参照。

広隆寺が建立されてのち桂宮院境内に鎮守の社として祀られていたが、明治の神仏分離によって現在の場所に改められた。
広隆寺境内で行われる「牛祭」は、広隆寺の伽藍神であったこの神社の祭である。


牛祭

旧暦9月12日ごろに、広隆寺境内で行われる祭り。
近年は不定期開催となっており、最近では2003年を最後に祭は行われていない。
京都三大奇祭のひとつといわれ、京都市の登録無形民俗文化財に指定されている。

祭の概要は次のようなものらしい。
太秦牛祭は、10月10日に右京区太秦蜂岡町の広隆寺において催される祭で、鞍馬の火祭、今宮神社のやすらい祭とともに京都の三大奇祭の一つとされています。本来は、広隆寺の隣に鎮座する秦氏の氏神、大酒(おおさけ)神社で、10月12日の深夜に行われていたとも伝えられています。大酒神社はもともと広隆寺の桂宮院(けいきゅういん)境内にありましたが、明治の神仏分離で現在地に移されました。
牛祭の起源は、平安時代中期に恵心僧都源信(えしんそうずげんしん)が、摩多羅神(まだらしん)を守護神として、五穀豊穣、国家安寧を祈念して始めたとされています。
祭では、紙の仮面をつけた摩多羅神が牛に乗り、鉾を持った赤鬼・青鬼の四天王を従えて登場します。
摩多羅神は矛を持った赤鬼・青鬼の四天王を従えて境内を一巡し、境内祖師堂前で長い祭文を約一時間かけて読み上げます。
祭文が終わると、観衆に仮面を奪われないよう摩多羅神と四天王は祖師堂へ走りこみます。仮面が招福除疫のお守りとなり、観衆が仮面を奪おうと殺到するためです。
現在、牛祭は諸事情により中止されています。



摩多羅神と秦河勝

書きかけの項目です。

後戸ってなに? → ただの仏堂の後ろ側にある出入り口の事だよ。
後戸の神ってなに? → 後戸が神秘的だと思った人が祀り始めた神様だよ。ここお寺だけどね。
摩多羅神ってなに? → わかんないよ。いろいろあって後戸の神ってことになってるよ。他にもいろんな顔があるよ。
秦河勝の神格化ってなに? → すごい人はのちの人たちによって神様にされることがあるよ。菅原道真みたいに。
大酒神社の祭神ってだれ? → 秦河勝っぽいよね。でも祭で出てくるのは河勝じゃなくて摩多羅神だよ。
摩多羅神の他の顔ってなに? → 一番有名なのは歌舞芸能の神だよ。
なんで芸能神なの? → 世阿弥が後戸で猿楽が始まった起源について書いたからだよ。
なんで後戸で猿楽やってたの? → 世阿弥が書いた話はたぶん創作だよ。でも世阿弥以前から後戸でやってたよ。理由はわからないよ。
摩多羅神の他の顔ってなに? → 障碍神だよ。天空璋で出てくるよ。
障碍神ってなに? → めっちゃきつい修行してる人とか極楽往生したい人とかを邪魔する神様だよ。邪魔しないでほしいから祀られたよ。
摩多羅神の他の顔ってなに? → 中世に大流行したセックスカルト教団の本尊に祭り上げられてたよ。
摩多羅神の他の顔ってなに? → インド神話の神様と読み方が似てるから同一視されることがあるよ。

なんでこんなにたくさんの顔があるの?
→ そもそも仏教にも神道にもちゃんとした由来を持っていない。
 → 天台宗の密教的性質のおかげで狭く細くしか伝えられていなかったので資料が少ない。
  → セックスカルト流行で中途半端に広まった。
   → 邪教として弾圧されて資料が減った。残ってるやつも正しいかどうかわからない。
→ 世阿弥がいらんこと書いた。
 → そして世阿弥が能楽を大成して有名になった。
  → いらんことの混じった本が歌舞芸能関係者のバイブル的存在になった。
   → 収拾がつかなくなった。


結局のところ摩多羅神って何なの? → わからないよ。


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最終更新:2017年09月29日 09:12
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