妖怪横丁の外れ、鬼太郎ハウスでは鬼太郎親子、それに真紅と雛苺の4人でつつましやかに正月を祝っていた。
鬼太郎「さあ、お雑煮が出来たよ。今年は奮発したんだ」
目玉親父「こりゃあ豪勢じゃ、何とも美味そうじゃのう。…ふむ、雑煮風呂というのも悪くないかも知れんな」
真紅「お父様、今は美味しく戴きましょう」
目玉親父「たはは…ついつい癖が出てしまったわい…」
「いただきまーす」
雛苺「うゆぅ…こ、これは うにゅう よりも手強いのね…!」
鬼太郎「雛苺には餠が食べ難いかもね。小さくして食べるといいよ」
真紅「上品な味付けなのだわ。なかなかのものよ鬼太郎」
鬼太郎「そうかい?ありがとう。…あれ、雛苺?」
雛苺「う……、うーーん、んーー………」
目玉親父「いかん! 餠を喉に詰まらせたか! 鬼太郎!」
鬼太郎「は、はい! 雛苺、しっかりするんだ!」
どんどんどん!
雛苺「ん~………」
真紅「背中を叩くくらいじゃ駄目なの!?」
ねずみ男「仕方ねぇ! ここは俺が吸い出してやる!」
「何でお前がここに居るんだー!」 ばきっ!! 「ヒナちゅわーん…」
目玉親父「浅い所に引っ掛かっておるかも知れんぞ、どうじゃ?」
鬼太郎「どれどれ…あ、ありました! ………取れた! ……ぁ」
雛苺「…う、うゆ…息が出来る…なの…?」
最終更新:2008年01月02日 03:25