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バイオニューラルデバイス(Bioneural Device)

ブレイン・マシン・インタフェースの技術が流用されて完成した兵器であり、派生された技術の総称名。
人間の脳内から発生する電気信号を、コンピュータを通して機械に伝えるというものであり
具体例としては、人間の意思を機械にダイレクトに伝えられるなど元々は障害者用の補助として考案されたモノが発端。

これをもって作られたのが人間の脳を記憶媒体としてデバイスに流用し、他者の頭に埋め込んで能力向上を計るプロジェクト。
人間の記憶力がせいぜい10TB足らずの経験という情報を記録する器でしかない扱いとされ、
脳髄そのものを機械の部品にするという人道の箍を外れた兵器。
デバイスを埋め込まれた人物の能力を高めるなど、人工的な能力強化を促すものとされており、
熟練兵士の献体から得たデバイスは、戦闘能力面でも訓練など後天的な要因で身に着けた技量と比べ、高い能力を発揮すると実証されている。

しかし、本来これは脳組織に異常な負担をかけるという弊害が存在した為に研究は難航して計画は途絶。
前頭葉の発達による能力向上の一方、生じる弊害としては最低ランクであれど1割程度の長期記憶の欠落や人格の変容などが見られる。
また、送られてくる情報が通常の人間が処理できる情報量を超過するケースもあり、その結果、精神的な病気を患ったり廃人と化した者もおり、
生ずる副作用の中には寿命にも影響を及ぼしていた。
デバイス自体に移された被献体の脳に記憶された内容が、埋め込まれた被験者の脳に何らかの干渉を与えると推測されているが原因は不明。
高い性能を示す一方、被験者の強化を促す為、製造には優れた人間を犠牲にせねばならず、素体(マテリアル)はごく限られていたが、
近年、紛争が激化するこの世界において、多数の将兵を失った陰では相当数の兵士が人知れずマテリアルとして消えていたのだった。

このデバイス技術自体の誕生元は一切不明であり「天才」を人工的に生み出すという目的を持ったプロジェクトの成果物が上記のデバイス。
これは元来、とある学者が提唱した、人間のデータを収集し分析した結果から導き出された
「先天的要素に由来する高度な戦闘適正を持つ存在」という仮説が発端となったようであり、
通常の人間が訓練など後天的要素によって獲得可能な能力と比較して、それを遙かに凌駕する先天的な天才の存在に仮定したものである。
この優性を大量かつ任意に確保できれば、他者との優位性を高められるのは確実であり、その仮定を実証するために生み出された技術だが、
歴史の闇に葬られた技術には違いなく、これを知っている者はごく限られているとされている。

近年、ASA内部においてこの技術が流用されている疑いを持たれているが詳細は不明。
最終更新:2013年05月22日 17:46