「随分と長い待機だな…」無線からの愚痴
「まだ上層部からのGOサインは来ない。我慢してくれレイク。」
「わかってるが…如何せん4時間も同じ体勢は流石にまいるぞアレンよ…。」
まあ、それだけうつ伏せで狙撃体勢を保ったままはお前くらいしか出来ないよ
しかし確かに長い。まあ仕方ないのだろうが…
5時間前 プラント内一室
「全員集まったな。」アレンが前に立つ
「10分前フランスの中国大使館内で立て篭もり騒動がおきた。犯人の人数は7名、どうやら
大使館の人間6名が人質になった事が逃げてきた職員の証言でわかった。犯人は国に身代金をドルで5…」
「ちょっと待てちょっと待て!いつからココは警察になった!?そんなの地元警察の仕事だろ?」レイクが焦る
「最後まで聞けレイク中尉。問題はここからだ。」
「すまん…アレン、続けてくれ。」
「連絡を受けた国側はすぐさま監視カメラの映像から犯人数名の身元を特定した。」
ボードをアレンが裏返すと写真が2枚貼られていた。
「黒人の方がデブリ ドーザー通称DD、こっちの小柄の方はその部下ジョン ペニッシモ。
アメリカで有名なギャングDELLのDDはボスだ。ジョンもその部下、これだけなら俺たちが出る幕は無い。だが
最近までこのギャングはASAと何か繋がりがあったようだ。」
「最近までとは?」フィルが問う
「ああ、その後DALLがメンバーの数を肥大化させヤリタイ放題になってた頃に一日でこの組織は崩壊した。
表向きはギャング同士の抗争だったと言う事になってはいるが…」
「恐らく何かヘマをしてASA関係者に潰された、ってところか…?」一番後ろの端の席のアルが呟く
「御明察だ、恐らくだが。どうして奴等がフランスにいるかはわからないがトップが生きていた以上
ASAに関する何らかの情報を知っているかもしれない。ASAに関する情報が少ない今又とないチャンスだ。
上層部が地元警察とマスコミを抑えているうちにウチが処理する。以上だ、皆甲板に5分後に上がれ。」
その後ヘリでフランスへ、大使館近くに到着すると何故か大使館ビルはマスコミ、地元警察に囲まれていた…
情報規制は失敗したようでテレビでは地元警察は犯人全員射殺もいとわないとの事。
人質の安否や中の状況がわからないので未だ突入はしてはいないが、既に犯人と警察の拮抗状態だった。
上層部に支持を仰ぐも所定位置で臨戦待機命令。仕方なく全員各々の配置で待機し今に至る…
「いつまでも警察は待ってはくれんぞ…」流石にぼやきたくもなる
「きた」アレンの声で皆の目つきが変わる
「警察の突入は10分後、それまでに中の犯人を無力化および人質の安全は確保。DDは捕縛せよ。
ただし我々がいた痕跡は残すな、あくまでも地元警察が沈静させたという事にしてもらいたい。
よってマスコミや警察に見られてはならん。以上だ、健闘を祈る。」無線がフッと切れる
「冗談きついな、散々待たせておいて…」再びレイクがぼやく
「ぼやいてる暇は無い。地元警察の突入は10分後だ!フィル!配電盤をエレベータ以外全て切断後大使館フロアで合流だ。ケビン、階横のダストシュートを
通れるように細工後、合流してくれ。」
「了解」「了解した」二人が返答
「モニカはヘリで待機していてくれ、建物から脱出後すぐに俺達を回収してもらう。」「わかりました!」
「レイク」「いつでもだ」
「アル、ゲイリーはエレベーターから予定通りだ、行こう。」
大使館は5階、2階からエレベーターに乗り上に上がる
「ん?」犯人がエレベーターが動いている事に気がつく
ドアが開くが人はいない、PAN!別の部屋から銃声、すかさずエレベーターからぶら下がり二人で掃射
3人組みを仕留めたがDDはここにはいなかった
「DDはいない、か…」アルが呟く「アレンが通機構ダクトから人質の部屋に降りた筈だ。急ごう」アルが頷く
「アル、ゲイリー!一人やったがここにもいない!おまけに人質も一人足りん!」急いで残りの部屋を空ける
「こっちも一人階段で仕留めた。」フィルの声。後写真の二人か
「来るなぁああああ!!」大声が聞こえその向きに走る。写真のジョンとDDだ。ジョンが窓を後ろに残りの人質1名を盾にしていた。
その後ろにはDD、かなり動揺してそうだ…
フィルが銃を構え、にらみ合い状態だ
「来るんじゃねええぞ…一歩でも動いたらこの女の頭に穴空けるぞっ!!」なるほど、ジョンはDDのボディーガードか
まずいな、地元警察の突入まで時間がない…その時一瞬でジョンの銃を持つ手が窓ガラスごと何かに貫かれた
「ぐああtt!!」驚くジョンの首に手を回し締め上げた、すぐにジョンは気絶する
「4時間ぶんの狙撃だ…ハズさねえよ。」流石だなレイク
「うあああ!ああ」DDが階段へ走って逃げると同時に爆破音、マズイ…警察か…!
「落ちろっ!!」アレンの声と同時にアレンがDDに懇親の肘内を食らわす、そのまま直線上のダストシュートにタックルのような形でDDを叩き落とした
やはり流石アレンだ…すぐさま他のメンツもダストシュートに滑りこんだ・・・
「DDは何か話したのか?」「いや…顎の骨折でまだうまく話せないみたいだ。」少し申し訳なさそうにアレンが答える
事件は警察が突入し沈静した事に何とか収まった。フランスの放送局や新聞社には上層部が圧力をかけたようだ。
ともあれこのDD捕縛が今後のASAにたいする何らかの手がかりになるといいが…
最終更新:2013年08月30日 13:55