朝からの大雨、荒い波の音。まいるな…
このプラント自体が海上に建造されているのだから仕方ないが、外は大荒れだ。
先日捕縛したDDの証言はASAの手掛かりとしては本部が思っていた以上に少なすぎた。
まあ当然だとは思うが。こんなモノで情報が漏れるようなお粗末組織なら今頃とっくに消えている。
第一にわざわざ各国の精鋭をこの泥沼時期に収集して合同で混成部隊などつくらんだろうに。
「セルゲイ、いるか?」部屋のドア越しに声、アルか。
「ああ、何かあったか?」「入るぞ。バンコクには明後日に出発のようだ。先遣隊と後続に別けて現地で最終的に合流
先遣は情報にあった地区周辺を内偵、お前、俺、フィル、ハワードで行く。」淡々と話す
DDはASAという言葉自体知らないと関与を否定した。恐らく本当だろう。ASAという組織自体知っているモノは極一部。
組織の全貌も殆どわからぬ今、我々は雲を掴もうといているかのようだ。
ASAの情報は聴取では得られなかったが、かわりにDDはある組織の人間とは交流があり、自分達の組織を崩壊させたのも
そいつらだ、と申告した。彼らはネクロポリスの住人だと言ったらしい。まるで死を恐れない、そんな人間だったと。
その組織の男と会う場所にもう一人男がいた。名前はチャンデクン、タイで有名な男だ。
人身売買や密輸で巨万を得て財界や近隣諸国に顔が聞く表向きはクリーンな政治家。
チャンデクンならASAに関する何らかの情報を知っている可能性が高いと本部は決めた訳だ。
明後日俺達先遣隊がバンコクに入って内偵、その後後続のアレン達と合流、チャンを速やかに確保だ。
「今度こそいい情報を期待したいものだな。」アルは壁にもたれ「ああ」一言呟いた
アレンはデスクで書類を書いている。ここではアイツが一番急がしそうだな
「ゲイリー、ちょうどよかった。」アレンがこちらに気づく。「さっきアルにも書いてもらったがお前もいくつか目を
通しておいてくれ。」「ああ、わかった。」作戦概要や上層部からの注意事項上官用の用紙か…
何枚かにサインしてアレンに返す。「先遣隊はアルとお前に任せる、頼むぞ。」真剣な目だ、いつ見てもな。
「任せろ、お前も無茶はするなよアレン。」部屋を出て訓練室に向かう。
部屋にはロイド、モニカがいた。ロイドは目を閉じ座り込んでいる。ザゼンというやつだ。
モニカは必死に腕立て伏せ。相変わらずよくやる…。置いたままにしていたタバコを見つけ訓練室を後にした。
甲板に上がり屋祢下でタバコに日をつける。雨の湿気で煙が不味い…雨の匂いは好きなんだがな…
「大尉、アレンが呼んでたぞ。」後ろからレイクの声「すぐ行く。」
レイクと再びアレンのもとにむかう。「いつまで降るんだろな大尉。」「さあな。こればかりはわからんさ。」つかの間の
ネタ考察中、てかネタ切れ…
最終更新:2013年09月10日 13:29