メタゲーム


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メタゲーム(Metagame)とは、カードゲームにおける駆け引き要素の1つである。

概要


カードゲーム大会では、何人もの対戦相手と戦うことになる。そのため、「大会で多く使用されているデッキ」に対して効果的なカードを使うと勝率を上げやすい。

どんなデッキが来てもそこそこに戦えるデッキも悪くはないが、例えば大会参加者の中に「A」という型のデッキを使用している人が殆ど居なかった場合、「A」を対策するカードは全くの無駄になってしまう。「A」が居ない事が予め分かっていれば、無駄になるカードを抜いてより有効なカードに差し替える ことが出来よう。
逆もまた然りで、「B」という型のデッキが多数を占める大会環境であると予測出来るなら、「B」へのの対策カードが存分に使える。

そういったことを考え、勝率が高くなるようにデッキやサイドボード(サイドデッキ)を組むことが「メタゲーム」である。略して「メタ」、動詞化して「メタる」ともいう。「メタる」は英語では「hate」にあたる。
単に「仮想敵」とか「周りや世間で流行っているデッキ」、「それらに勝てるようなデッキ構築」という意味でも使われる。

メタゲームは「流行」に左右される要素が大きいために、時期によって「主流メタ」がぐるぐる入れ替わることも珍しくない。メタゲームが入れ替わった結果、 場合によっては再び似たような状況に戻ってくることもある。この現象を俗に「メタが一周する」、「メタが一巡する」という。この循環はしばしば「食物連鎖」や「適者生存の法則」に例えられる。


デッキ「A」(特定カード「a」の場合も)が流行、他のデッキを駆逐
「A」に強い「B」が開発され、環境を支配
「アンチB」として「C」が台頭
増加した「C」に有利な「D」が台頭
ここまで来ると、「D」は「A」への対策を考慮していないため「A」が復権
(1に戻る)

またこうしたメタの変遷をしっかりと読み取ることで、メタゲーム変遷の中にある「メタ中」のデッキを使用せず、その変遷の外にいる「メタ外」のデッキを構築し、好成績を収めることも出来る。このような、メタを逸脱したデッキを「地雷デッキ(Rogue Deck)」と呼ぶ。

メタゲームは主にトーナメント(競技レベル)で用いられる用語であるが、カジュアルプレイ(仲間内などでの気軽な対戦)においてもメタという概念がないわけではない。たとえば周囲には「A」デッキを持つプレイヤーが少ないから、(無意識に)「A」への対策カードを少なくしておくことも立派なメタである。
もっとも、身内における過度なメタは「対人メタ」に等しく、嫌われる要因となるので注意。
───────────────ニコニコ大百科より

三行で

A君、B君、C君は妖怪デッキ
D君は妖怪退治デッキ
D君全勝


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最終更新:2010年08月17日 01:11