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対象」を以下のとおり復元します。
**《対象》/用語・ルール用語

***定義
>テキスト中の〔 〕で括られている部分が対象である。
>〔 〕で括られていない部分で他の情報を参照する場合でも、それは対象ではない。
----

***コメント
大雑把に言えば、「効果が及ぶものの分類」を示す要素。
カードテキストなどにおいて、「対象にならない」などと使用される。
(ex.[[「対象にならない」効果>「対象(目標)にならない」効果]])

[[目標]]よりも広義であり、目標⇒[[対象]]である。
「目標の〔○○〕」であれば○○内は目標であり、目標のという記述のない「〔〕」であれば○○は対象である。
前者のような効果を「目標をとる効果」、後者を「目標をとらない効果」と区別する場合がある。

>3.対象に関する補足
>●対象の確認
>効果の解決時、実際にその効果を適用するときに適切な対象を指定出来ない場合、
>その効果は無効になり解決に失敗する。なお、解決に条件がある場合は後述する記述に従う。
//↑2010/04/19版

通常、対象の指定は効果の解決時に行う。
[[プレイ]]や[[自動効果>(自動)]]の発生、[[起動効果]]の使用の時点で対象を適切に指定出来ない場合でも問題ないが、解決時に適切な対象を指定出来ない場合、効果の解決に失敗する。

「対象」自体の定義こそ簡単だが、「Aする。その後Bする」など、カードの記述によって処理の仕方が複雑化する。
これを整備するために&bold(){対象に関するルールは何度か修正されている}。特に2010/04/19に大幅に改訂されており、wiki内の記述についても、記述をした当時のルールに則って書かれているものが残っているため、鵜呑みにせず、ページの最終更新日や最新のルールと照らし合わせて確認して欲しい。

基本的には、
○カードをプレイ・効果を使用する段階
-適切な[[目標]]を指定できない場合はプレイや効果の使用はできない。
--ex.)場に[[古明地 こいし]]しかいなければ、[[死符『ギャストリドリーム』]]はプレイ出来ない。
-対象については確認しないため、適切な対象が存在しなくてもプレイや効果を使用は可能。

○効果を解決する段階
-指定していた[[目標]]が目標として不適切となっていたり、消失している場合、「目標の喪失」となり解決に失敗する。
--ex.)[[死符『ギャストリドリーム』]]の目標にしたキャラクターが、[[干渉]]でプレイされた[[覚醒]]で[[「対象にならない」効果>「対象(目標)にならない」効果]]を得た。この場合、ギャストリドリームは解決に失敗する。
-「目標ではない対象」はこの時点で指定する。適切な対象を指定出来ない場合、解決に失敗する。

ただし、複数の記述を処理する効果の場合、
そのテキストの形式によっていつ対象を確認するかとか、
解決に失敗するかしないかなどが変化する。
2010/04/19の改訂で、処理がまるで変わっているカードも存在するので注意。

>●効果の解決に条件がある場合の対象
>いずれの場合も「自動α」などの条件を満たし次第直ちに適用される効果以外は解決が終了するまで解決が行われず、適用されない。

下記に記すものは、「Aのみを解決する」ことになる場合もある。
このとき、効果の解決途中でAの部分を実行してから、Bについて確認するのではない。
「Aのみを解決する」場合でも、下記の過程を追ってすべての確認を終えた後、Aを行う。
なぜならば、Aを行うことで、Bの対象の適切or不適切が変動してしまう場合があるからである。
-ex)[[頓悟]]がセットせれたキャラクターを目標に、[[雲居 一輪]]の[[起動効果]]を使用したとき。
--まず「目標の〔装備カード1枚〕を破棄する。 」という効果について、[[頓悟]]がの目標として適切か確認する。
---通常、他の効果がなければ適切であり、この効果は解決することが決定する。
--続いて「その後、〔その装備カードがセットされていたキャラクター1枚〕に3ダメージを与える。 」という効果について[[頓悟]]がセットされているキャラクターが適切か確認する。
---このとき、まだ[[頓悟]]の[[破棄]]は解決しておらず、セットされているため[[「対象にならない」効果>「対象(目標)にならない」効果]]が適用されている。このためこちらは対象として不適切であり、こちらの効果は解決しないことが決定する。
--したがって、頓悟は[[破棄]]されるが、ダメージは入らない。
//↑頓悟に関する幻視での回答から修正。
//↑6/24付で回答が修正されたため再修正。

>1. 「Aする。その後、Bする」の対象
>効果の解決開始時にAの対象のみを確認し、Aを解決する。
>Aが適切に解決出来た場合に限り、Bの対象を確認し、Bを解決する。
>Bの対象が不適切な事が明らかな場合でもAだけを解決するが、Aの対象が不適切な場合はAもBも解決に失敗する。
>但し、目標を指定する場合、効果の解決開始時にAおよびBの両方で指定する目標のいずれか1つでも目標として不適切になった場合、AもBも解決に失敗する。
>2010/04/19

&bold(){「Aする。その後、Bする」}
○プレイ・使用時
-AとBのうち「目標を指定するもの」について、適切な目標を指定できるか確認する。それが、適切な目標を指定できない場合、プレイ・使用できない。
-AとBのうち「『目標ではない対象』を指定するもの」については、適切な対象を指定できないことが明らかでもプレイ・使用できる。
○解決時
-まず指定している目標について、適切かどうか確認する。A,Bいずれか一方でも適切な目標を指定できていない場合、AもBも解決に失敗する。
-次に、Aの対象を指定し、適切であるかチェックする。
--不適切である場合、AもBも解決しない。
-Aの対象が適切である場合、Bの対象を指定し、適切であるかチェックする。
--不適切である場合、Bは解決しない。
---ex.)[[無限刻]]を解決しようとしたところ、「場のアクティブ状態のカード」が3枚未満だった。この場合、A=「〔あなた〕は2ダメージを受ける」のみ解決する。

流れ
|>|>|>|~プレイ時|
|>|>|>|A,Bのうちの目標を指定するものついて、指定する。&br()適切な目標が指定できなければ、プレイできない。|
|>|>|>|~解決時|
|>|>|>|A,Bのうちの目標を指定するものついて、適切であるか確認する。|
|~一つでも不適切なものがある|>|>|~全て適切|
|解決失敗|>|>|Aの対象が適切であるか確認|
|~|~不適切|>|~適切|
|~|解決失敗|>|A:解決決定&br()Bの対象を指定・確認する|
|~|~|~不適切|~適切|
|~|~|Aのみ解決する|B:解決決定(※)&br()A,Bを解決する|

※あくまで対象の確認についてのみ考えている。
実際には、なんらかの原因で「Aする」が解決に失敗することがある。
このとき「その後、Bする」は対象が適切であっても、解決できない。

早見表
||A:適切|A:不適切|
|B:適切(B指定時)|A,Bを解決|両方失敗(※)|
|B:不適切(B指定時)|Aのみ解決|両方失敗(※)|
※Bについては指定・確認しない

>2. 「Aしても良い。Aした(しない)場合、Bする」の対象
>効果の解決開始時にAの対象のみを確認し、適切ならばAを解決するかどうかを選択する。
>Aをした(しない)場合に限り、Bの対象を確認し、Bを解決する。
>Bの対象が不適切な事が明らかな場合でもAだけを解決するが、Aの対象が不適切な場合はAもBも解決に失敗する。
>但し、目標を指定する場合、効果の解決開始時にAおよびBの両方で指定する目標のいずれか1つでも目標として不適切になった場合、AもBも解決に失敗する。
>なお、「Aしない」事が条件の場合、Aの対象が不適切な場合は「Aしない」事を選んだと見なし、Bの処理を行う。
>2010/04/19

&bold(){「Aしても良い。Aした場合、Bする」}
○プレイ・使用時
-AとBのうち「目標を指定するもの」について、適切な目標を指定できるか確認する。それが、適切な目標を指定できない場合、プレイ・使用できない。
-AとBのうち「『目標ではない対象』を指定するもの」については、適切な対象を指定できないことが明らかでもプレイ・使用できる。
○解決時
-まず指定している目標について、適切かどうか確認する。A,Bいずれか一方でも適切な目標を指定できていない場合、AもBも解決に失敗する。
-次に、Aについてのみ、対象を指定し確認する。
--不適切な場合、AもBも解決しない。
--適切ならば、「Aする」かしないかを選択する。
-Aの対象が適切で、「Aする」場合、Bの対象を指定・確認する。
--適切ならばA,Bを解決する。
--不適切ならばAのみ解決する。Bは解決しない。
-Aの対象が適切で、「Aしない」場合Bの対象の指定・確認はしない。

流れ
|>|>|>|>|~プレイ時|
|>|>|>|>|A,Bのうちの目標を指定するものついて、指定する。&br()適切な目標が指定できなければ、プレイできない。|
|>|>|>|>|~解決時|
|>|>|>|>|A,Bのうちの目標を指定するものついて、適切であるか確認する。|
|~一つでも不適切|>|>|>|~全て適切|
|解決失敗|>|>|>|Aの対象を指定。確認。|
|~|~不適切|>|>|~適切|
|~|解決失敗|>|>|Aをするかしないか、決める|
|~|~|~しない|>|~する|
|~|~|AもBも解決しない。&br()解決終了|>|A:解決決定&br()Bの対象を指定・確認|
|~|~|~|~不適切|~適切|
|~|~|~|Bは解決しない&br()Aのみ解決|B:解決決定&br()A,Bを解決する(※)|

※あくまで対象の確認についてのみ考えている。
実際には、なんらかの原因で「Aする」が解決に失敗することがある。
このとき「Aした場合」を満たせないため対象が適切であっても、「Bする」は解決できない。

早見表
||A:適切。「する」|A:適切。「しない」|A:不適切|
|B:適切(B指定時)|A,Bを解決|両方失敗|両方失敗(※)|
|B:不適切(B指定時)|Aのみ解決|両方失敗|両方失敗(※)|
※Bについては指定・確認しない

&bold(){「Aしても良い。Aしない場合、Bする」}
○プレイ・使用時
-AとBのうち「目標を指定するもの」について、適切な目標を指定できるか確認する。それが、適切な目標を指定できない場合、プレイ・使用できない。
-AとBのうち「『目標ではない対象』を指定するもの」については、適切な対象を指定できないことが明らかでもプレイ・使用できる。
○解決時
-まず指定している目標について、適切かどうか確認する。A,Bいずれか一方でも適切な目標を指定できていない場合、AもBも解決に失敗する。
-次に、Aについてのみ、対象を指定し確認する。
--適切ならば、「Aする」かしないかを選択する。
---「Aする」場合はAを解決することが決定する。Bの対象は指定・確認しない。
--不適切な場合、「Aしない」ものとしてBの対象を指定・確認する。
-Aの対象が不適切、または「Aしない」場合、Bの対象を指定・確認する。
--適切ならばBを解決することが決定する。
---ex.)[[符ノ弐“魂魄 妖夢”]]を場に出した際、[[(自動β)>(自動)]]の解決にあたり適切な対象を指定できなかった場合、解決に失敗するのではなくB=「このキャラクターをゲームから除外する」を実行する。
--不適切ならばAもBも解決しない。

流れ
|>|>|>|>|>|~プレイ時|
|>|>|>|>|>|A,Bのうちの目標を指定するものついて、指定する。&br()適切な目標が指定できなければ、プレイできない。|
|>|>|>|>|>|~解決時|
|>|>|>|>|>|A,Bのうちの目標を指定するものついて、適切であるか確認する。|
|~一つでも&br()不適切|>|>|>|>|~全て適切|
|解決失敗|>|>|>|>|Aの対象を指定。確認。|
|~|>|~不適切|>|>|~適切|
|~|>|A:解決しないが決定&br()Bの対象を指定・確認|>|>|Aを解決するかしないか選択|
|~|~不適切|~適切|~する|>|~しない|
|~|解決失敗|B:解決決定&br()Bを解決する|A:解決決定&br()Bについては&br()確認しない(※)|>|Bの対象を指定・確認|
|~|~|~|~|~不適切|~適切|
|~|~|~|~|解決終了|B:解決決定|

※ただし、実際に解決しようとした際Aが解決できない場合がある。
このときは「Aしない場合」だったものとしてBの対象を指定・確認し、可能なら解決する。

早見表
||A:適切。「する」|A:適切。「しない」|A:不適切|
|B:適切(B指定時)|Aする(※)|Bを解決|Bを解決|
|B:不適切(B指定時)|Aする(※)|両方失敗|両方失敗|
※Bについては指定・確認しない

>3.「Aの場合、B」の対象
>Aが特定の条件を示している場合、Aを満たさない限りBの効果は解決を行わず、また、対象の確認も行わない。
>ただし、目標を指定する必要がある場合、Aを満たしているかどうかによらず、目標の指定は通常通り適切な対象を指定する。
>2010/04/19

&bold(){「Aの場合、B」}
ここで、Aは何らかの条件である。

○プレイ・効果の使用時
-Aを満たしている場合でも満たしていない場合でも、Bが[[目標]]を指定するものであれば、「適切な目標を」指定する。指定出来ない場合プレイできない(QA260)。
-Aを満たしている場合でも満たしていない場合でも、対象については指定はまだ行わない。Bの適切な対象が存在しなくてもプレイは可能。

○解決時
-目標も対象の一部であるため、条件Aを満たしていなければチェックしない。
Aを満たしている場合、Bについて対象の指定と確認または目標の確認を行う。
--不適切である場合、解決に失敗する。
-Aを満たしていない場合、Bの目標や対象についての確認は行わない。
--プレイ時にAを満たしていても、解決時にAを満たしていなければBについてはチェックしないし、解決しない。
-ex.)[[横溢]]は、「風見 幽香」がいない場合、〔相手プレイヤーの手札1枚〕が対象として適切かどうかの確認は行わない。[[横溢]]のプレイに[[干渉]]して[[閉ざされた瞳]]がプレイされたとしても解決に失敗しない。
--プレイ時に幽香がいた場合も、[[メケーモ]]をプレイするなどして解決時に「風見 幽香」が場にいない状況を作れば、やはり〔相手プレイヤーの手札1枚〕が対象として適切かどうかの確認は行わない。
//-プレイ時にはAを満たしていなかったが、解決時までに([[離反工作]]などで)条件を満たすようになっており、Bが目標を指定するものである場合は……?


また、これら3種のうちいくつかを組み合わせているものもある。
例えば、[[奥義『西行春風斬』]]は「Aする。その後B(条件Cの場合、Dする)」である。
処理は次のようになる。

|>|>|>|~プレイ時|
|>|>|>|Dの目標を指定する。&br()適切な目標が指定できなければ、プレイできない。|
|>|>|>|~解決時|
|>|>|>|Aの対象が適切であるか確認|
|~不適切&br()↓|>|>|~適切&br()↓|
|解決失敗|>|>|A:解決決定&br()条件Cを満たしているか確認する|
|~|~いない|>|~いる|
|~|解決終了|>|Dの目標は適切か|
|~|~|~不適切|~適切|
|~|~|B:解決しないが決定&br()Aを解決する|B:解決決定&br()A,Bを解決をする|

何れの場合においても、「目標はプレイ時+解決時、対象は解決時に、適切であるかどうかをチェックする」ということである。チェックした結果、解決出来るのか出来ないのかが、記述によって多少異なる、と覚えておこう。

>●複数のカードや領域を対象とする効果
>1.
>「〔~X枚〕をAする」と言った効果の場合、
>その対象がX枚よりも少ない場合、その効果の解決に失敗する。
>
>2.
>「〔A〕と〔B〕をCする」と言った効果の場合、
>AまたはBの何れか1種類でも対象として不適切であったり、
>指定された枚数よりも少ない場合、その効果の解決に失敗する。
>但し、後述する「〔全ての~〕」「〔~全て〕」が対象である効果はこの限りではない。
>
>3.
>「Aし、Bする」という効果の場合、AとBのどちらかでも解決出来ない場合、その両方の解決に失敗する。

>●「全て」が対象の効果
>1.
>「〔全ての~〕」、「〔~全て〕」を対象とする効果は、その効果の解決時に適切な対象が1つでも存在する場合、その効果を解決する。
>なお、特に最低枚数が指定されていない場合、「0枚全て」は適切である。
>
>2.
>「〔全てのプレイヤー〕と〔全てのキャラクター〕」と言った複数の種類を対象とする場合、
>いずれか1種類でも適切な対象が存在する場合、その効果を解決する。


----
***公式Q&Aより
-Q259.「Aする。その後、Bする」のBが「Cの場合、D」によって記述されている時、Cの条件を満たさない場合はAを解決する事は出来ますか?
-A259.はい、出来ます。その場合Dの対象を確認しないため、Aの対象のみを確認します。&br()「No.586 西行春風斬」を例に挙げると、あなたの場に「魂魄 妖夢」が居ない場合は相手プレイヤーが対象として不適切だとしても対象の確認を行わないため解決に失敗せず、相手キャラクターにXダメージを与えます。
--コメント
---条件Cを満たしている、いないはAの解決に影響しない。また、条件Cを満たしていない場合、Dの目標が適切であるかチェックしないため、不適切であっても良い。&br()ただし、Cを満たしていなくても、プレイ時には、目標Dを適切に指定する必要がある。


-Q260.「Aの場合、B」のBが目標を指定する場合、Aを満たしていない場合でも目標の指定は行いますか?
-A260.Aを満たしているかどうかによらず、通常通り必ず目標を指定します。効果の解決時にBを満たしている場合は通常通り目標の確認を行い、満たしていない場合は確認を行わずBを解決しません。
--コメント
---これは、Aを満たしていない状態でプレイしたのち、解決までなんらかのカード効果などでAを満たしている状況になっている場合があるからである。こうした場合に、効果を適正に処理するためである。Bの目標を適切に指定できなければ、Aを満たしておらずBを気にする必要がない場合であってもプレイはできない。
----
***関連
-[[目標]]
-[[「対象(目標)にならない」効果]]]

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