**《花符「幻想郷の開花」》 >No.124 Spell <[[第二弾]]> >Nord(5)/Cost(2) 術者:幽香 > >【世界呪符】 維持コスト:1 > >(自動γ): > あなたのターン開始時に、〔あなたの冥界の上のカード1枚〕を、 > 裏向きにして〔このカード〕にセットする。 > >(自動γ): > あなたのメンテナンスフェイズ開始時に、〔あなた〕はライフポイントをX得る。 > Xはこのカードにセットされている裏向きのカードの枚数に等しい。 > >&italic(){幻想郷に溢れ出した強い生命力を持つ植物は、} >&italic(){あなたが生きるのに必要なものを与えるだろう。} > >Illustration:[[雨宮のの]] ---- ***コメント 幽香のスペルカード。 毎ターンライフポイントを回復し、その回復量もターンごとに1点ずつ増加していく[[世界呪符]]。 回復量のペースは1点から始まりターンごとに+1と実にスロースターター。 だが、ある程度以上セットカードが溜まってしまうと加速度的にライフが増加していき、下手をするとダメージ量より回復量が上回ってしまいノーガードでも体力が減らないという悪夢のような状況を作り出す可能性も孕んでいる。 その意味で非常に危険な[[世界呪符]]であり、[[解呪]]のような剥がす手段を用意するか回復量が低いうちに決着を付ける、あるいは幽香を除去して維持コストを無視出来なくさせ間接的に持久戦を封じるなどの対処をしなければ、簡単に手が付けられない事になる油断出来ないスペックを持ったカードである。 ただ、使われるとかなり厄介なこのカードだが、自分で使うとなるとやはりそのスロースターターぶりとライフ回復という要素そのものが持つ地味さが目に付く事になる。上の例はあくまで回復量がダメージを上回った場合であり、またそこまで相手が殺し切れなかった場合の話なので、文字通り「された相手が悪い」という域にあるカードである。 いくらライフを得ても勝敗は付かない(勝敗はデッキが切れるかライフが切れるかでしか付かない)ので、その勝利に直結しない回りくどい性質もデッキ採用を躊躇わせている要員と言えるだろう。 [[奇跡『神の風』]]とのコンボによる完全封殺ロックコンボが有名だが、前述の通り時間さえ掛ければこのカードだけでもロックを掛ける事は可能であり、あくまでそれまでの時間を少々稼ぐぐらいの意味合いしかない。 どちらかと言えば、[[解呪]]対策として[[上白沢 慧音]]とのシナジーの方が重要であると言えるだろう。 なお、[[大災厄]]とは致命的に相性が悪い。どんなに体力を稼いでも発動を許してしまうとたちまちライフが5点になる。 こればかりは相手がそのようなデッキを使っていた時点で仕方が無い事なので諦めるしかないだろう。 -このゲームにライフの上限は無い(25点はあくまで初期値)。つまりその気になれば50点、70点と無尽蔵にライフを得る事も可能。 -前述の通りスタートがかなり遅いが[[鬼火『超高密度燐禍術』]]を併用すると次のターンには回復量は4となりスタートが遅いというデメリットを減らすことも可能。 -その効果の都合上、[[風見 幽香/5弾]]との相性が良い。 -[[破滅の呼び声]]などのカードでこのカードのセットカードを除外し、一方的にアドバンテージを取ることも可能だが、現実味はないかも知れない。 ---- ***関連 -[[第二弾]] -[[風見 幽香/1弾]] -[[風見 幽香/5弾]] ----