**《蛾符『天蛾の蠱道』》 《蛾符『天蛾の蠱道』》 Nord(2)/Cost(0) 術者:ミスティア 【世界呪符】 (常時):(0) このカードを破棄する。 その後、あなたの手札にある全てのキャラクターカードはターン終了時まで 「奇襲」を得る。 ---- ***コメント [[ミスティア・ローレライ]]のスペルカード。 手札のキャラクター全てに[[奇襲]]を付与する。 あくまで[[奇襲]]を付与するだけであり、スリープ状態でプレイされるしコストも支払わなくてはならない。なのでノードが少ないうちから大量に展開出来る小型速攻に向いたカードと言える。 [[世界呪符]]であり、先置きが可能であることと、相手ターンでも使える点が非常に強力である。相手ターンであえあれば効果の使用タイミングにも自由が利き、ターン終了時まで継続するので、極端に言えば相手の[[解呪]]のプレイに干渉してとりあえず破棄、あるいはディスカードフェイズで破棄して直後に手札のキャラクターを全て場に出すなどが可能という、応用性に富むのも大きな利点。 ただし防御的に使用する場合はある程度相手の挙動を予測して早めに破棄しておかないと干渉タイミングにキャラクターが出せなくなってしまうため注意が必要である。 ただ注意したいのが、このカードが使い捨てであるという点。 性質上、手札にキャラクターが多ければ多いほど高い効果を得られるわけだが、速攻デッキで「出し惜しみして意図的に手札に溜める」という行為は本末転倒も良い所なので、結局はデッキにどれほどキャラクターを積んでいるか、初手やドローソースによってどれほどキャラクターを引き当てられたかによって効果が大きく左右される事になる。 貴重な手札一枚を使用してキャラクターを場に出す(しかも[[速攻]]ではなく[[奇襲]]で)以上、最低でも2~3体はこのカードで一度に展開出来なければ直接ノードに伏せて毎ターン1体ずつ場に出した方が遥かに堅実である。 ちなみに、[[リリーホワイト]]とは鬼のように相性が良い。元より優秀なキャラクターなのだが、このカードと組み合わせる事で「プレイ権利を使用する」というデメリットが無くなり、完全にメリットだらけのキャラクターになる。手札から2~3体一度に展開出来ればまさに驚異的と言えるだろう。 -同じ速攻デッキ向けのカード[[神術『吸血鬼幻想』]]や[[騒符『ノイズメランコリー』]]と同様に[[魔法研究]]のサーチ対象であるという事に何か因縁めいたものを感じる。ともあれ融和性が高いのは事実なので素直に喜ぶべきだろう。 -性質上速攻デッキに向くカードだが、別に速攻デッキ以外で用いても何の問題も無い。ただその場合、このカードを使ってまで干渉のタイミングで場に出すメリットが無ければ厳しい所だが。 -先天的に[[速攻]]を所持する場合、前もって破棄しておけば攻撃に対する防御を行える。 ---- ***関連 -[[第四弾]] -[[ミスティア・ローレライ]]