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ワンショット - (2011/06/06 (月) 21:03:05) のソース

**《ワンショット》/俗語

***コメント
同一ターン内に大量のダメージを与えること。
それにより勝利することを「ワンショットキル」と言う。
転じて、それを狙ったデッキやコンボのことを言う場合もある。
「13点攻撃を2回通せば勝てる」という見地で考えるならば、

“「攻撃力10以上のキャラクター」+[[鬼符『ミッシングパワー』]]+[[奇術『ミスディレクション』]]”

が無駄のないワンショットキルであろう。
これならば相手のブロッカーを半ば無視できる[[貫通]]が付く。


***有名なワンショット
 さて、もっとも古くから存在し、かつポピュラーなワンショットのギミックは、[[フランドール・スカーレット/1弾]]+[[禁忌『レーヴァテイン』]]+[[奇術『ミスディレクション』]]による14点貫通の二回攻撃であろう。
 元々[[貫通]]を持っている[[フランドール・スカーレット/1弾]]の爆発力を限界まで引き出すこの組み合わせは、一弾環境から現在まで根強く残っている。速攻・低速の如何に関わらず「フランデッキ」といえばワンショットキル、というのはもはや常識という感さえ漂う。


 また、[[冥符『紅色の冥界』]]や[[月旅行計画]]を使用した[[リアニメイト]]タイプのワンショットも有名。
 釣り出されるキャラの定番はやはり[[四季映姫・ヤマザナドゥ/1弾]]や[[魂魄 妖忌/1弾]]だろう。
 前者は[[伝説]]持ちでかつては[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]とのコンボが存在し、文字通りワンショットとなる27点を一度の攻撃でたたき出した。現在でも[[鬼符『ミッシングパワー』]]だけでなく[[ミニ八卦炉]]でも水準の13点に到達し、十分以上の打撃を叩き出す。
 後者はグレイズ0なので、[[奇術『ミスディレクション』]]での複数回攻撃のリスクが非常に低く、「相手に対処するノードを与えない」というワンショットの理想を具現化したキャラである。


 「爆発力」で言えば[[戦操『ドールズウォー』]]+[[人形解放戦線]]は特筆すべき力を持つ。
 「戦闘修正:+3/±0」を2度受け、その攻撃力は7……つまり「相手の場のアクティブ状態のキャラクター」の数を4体上回るだけで、あっさり28点が通る計算である。

 また、戦闘修正の優先順位を利用した「無限攻撃力」によるワンショットも存在する。
 自分の場に[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]を装備した[[魂魄 妖夢/5弾]]が1体と[[半幽霊]]が1体、ノードが1あれば可能で、妖夢の[[(常時)]]効果を起動し解決し、続いて[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]の[[(常時)]]効果を起動し解決するというもの。「戦闘修正の優先順位のルール」により、妖夢の最終的な耐久力は「常に」[[半幽霊]]の耐久力と同じ値になるため、[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]の[[(常時)]]効果を何度でも使用できる。以降、起動し解決するたび攻撃力が2ずつ上昇していく。[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]の[[(常時)]]効果の起動コストが(0)であるため何度でも使用でき、理論上攻撃力をいくらでも上昇させることが可能なのである。
 もっとも、[[伝説]]を持たない[[魂魄 妖夢/5弾]]に[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]を持たせるには工夫が必要だし、ギミックの都合上対策がとりやすいため、成功させるのはなかなか困難であるが。

 攻撃しないタイプのワンショットで有名なのは[[彩符『彩光乱舞』]]+[[実と虚の境界]]+[[幻想の四季]]。
 [[戦操『ドールズウォー』]]や[[怪奇『釣瓶落としの怪』]]なども利用してキャラクターを増やし、[[勇み足]]や[[葉符『狂いの落葉』]]で加速。キャラクター13体で26点である。
 無論、[[神術『吸血鬼幻想』]]や[[騒符『ノイズメランコリー』]]などで全体強化して攻撃すれば、より少ない枚数で削りきれる。
 合わせて[[騒符『ソウルゴーハッピー』]]を使われれば、「ワンショットキル」されなくても絶望しか見えないライフ差が待っている。

[[第九弾]]環境のワンショットで特に有名なのは通称「八雲家」による[[エンパシー]]を使った物だろうか。
相手ターン中に[[エンパシー]]でデッキから[[八雲 紫/9弾]]と[[八雲 藍/1弾]]を呼び出し、更に自身の効果で[[小悪魔/9弾]]を場に出す。自分のターンが来たら[[八雲 紫>八雲 紫/9弾]]の[[常時効果>(常時)]]、または[[式神『八雲 藍』]]をプレイしてもう一体の[[八雲 藍/1弾]]を場に出す。
[[八雲 藍>八雲 藍/1弾]]は[[(自動α)>(自動)]]により戦闘力が8/10になるので、紫の5点、藍の8点×2、小悪魔の4点で丁度25点である。
相手のターンを挟むとはいえ、[[エンパシー]]を[[ディスカードフェイズ]]に使用すれば対応は困難なので強力なワンショットといえる。

***ワンショットの弱点
 ここまでつらつらとワンショットのギミックを列記してきたが、これらのギミックは致命的な欠陥を抱えている。
 「[[カウンター]]」と「回復」、そして「除去」である。
 当然ながら、それぞれのコンボのギミックパーツが[[断罪裁判]]を始めとした[[カウンター]]カードで止められてしまうと、そこまでかき集め、プレイしたカードは戻ってこない。ワンショットデッキはコンボに特化しているため、キーカードを失うことはそのまま敗北につながると言っても過言ではない。
 また[[花符『幻想郷の開花』]]などでライフを25点以上にされた場合も、「25点ダメージを叩き出す」ためのデッキ(上記の例ならば13点攻撃2回)にとっては非常に厳しい展開になる。攻撃力が高いゆえに、[[森羅結界]]などで大幅に回復される可能性もある。
 除去に関しては言うまでもないだろう。「フランドールを出したけど寝てる間に[[死符『ギャストリドリーム』]]されました」とか「[[戦操『ドールズウォー』]]を使用して人形をせっせと並べてたら[[恋符『マスタースパーク』]]と[[解呪]]撃たれました」などといった事になれば目も当てられない。

 それが故に、「相手が対処できない(相手に対処するターンを回さないか、あるいは対策カードがないかあってもノードが不足して撃てない)うちに」成立させるのが理想となる。
 またカウンター対策としては[[空虚『インフレーションスクウェア』]]、[[幻想『花鳥風月、嘯風弄月』]]、[[八雲 藍/5弾]]といった「カウンターを使わせない」カードを使ってもよいし、自分もカウンターカードをフル投入して全て通し切るという方法も考えられるだろう。

 理想を突き詰めていき、「相手が対処できない」ギミックが究極形になったものが、「[[ワンターンキル]]」である。詳しくは当該ページ参照。当然ながら全てがワンショットのギミックである。


・One Shotだからといって「1キャラの一撃必殺でなければなけない」ということは無い。
・プレイヤーの高威力必殺技、というイメージだろうか。
・「ワンターンキル」は本来第一ターンで勝利する事を指すので、似てるようで違う。

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***関連
-[[その他TCG用語・俗語集>俗語集(五十音順)]]
-[[ワンターンキル]]
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//これの代表って何だろ?古き自縛霊は「ワンターン」の代表な気がするし……

//↑とりあえず1~2枚で25点超のダメージが与えられる例を適当に並べてみました。実際に良く見るかどうかはともかく、萃香がやっぱ王道な感じが

//大幅に編集しました。私が使った、あるいは使われたコンボの中から、現実性が高いと思われる物を取り上げました。要は必要枚数だったり必要コストがキツいのと、相手に対処されやすいものは削除。箇条書きにしなかったのは「キーカード1枚」という例がなかったから。 ↑2やはり代表はミスディレだと思う。キャラ的にはフラン。