- 【神話時代】:この世界は最初何もない無の空間だった。 そこへ精霊王を従えた主神"リース"が現れる。
精霊王たちはまず、自らの化身である精霊を作り、精霊は万物のもととなる精霊素を生み出した。
そして、大地、水、植物などの自然を作り上げていった。それから神はこの世界に住まう生物を作る。最初は知性の無い微生物などだったがやがて、獣を作り出した。それからしばらくし、神と精霊王は知性をもった"ヒト"を作り出した。
※ヒト=人間、エルフ、ドワーフ、
リザードマン、マーマン,ウォービーストの総称
そうしてできた世界はどんどん発達していき、様々な国ができていき、繁栄していった。
それからしばらく平和な時が続いたがその平和も永くは続かなかった。
どこからともなく この世界の存在ではない破壊を繰り返し、万物の源である精霊素を喰らい尽くす"クリーチャー"の出現によって世界は混沌に包まれる。神たちはクリーチャーに対抗すべく、ヒトに精霊素を操る術"精霊術"を与え、さらに神石という、神の力の一部を秘めた宝石をヒトの体に宿らせた。そして、永き時に渡り続いていた争いは終結へと向かう。 しかし、それと同時に神は力の大半を使ってしまった。そのため、神は休息をとるために塔を建て、塔の中で眠りについた。
- 【高度魔導文明期】:地上から神が去り、数千年の間。 クリーチャーは滅びはしないものの、その数は激減。そしてヒトは種族ごとに国家を築き更なる進歩を遂げた。精霊術を応用し、編み出した錬金術。 また、別世界の門を開き、別世界の存在の力を借りる召喚術。その二つがあみだされ、様々な魔道具も開発された。
それからヒトは繁栄していったがある時、世界中の国々で戦争が起きる。
最初はふたつの国だけの戦争だったがその戦禍は世界中に広まり、他種属も戦争を始め混沌の時代を迎えた。
それを見た目覚めた神は絶望した。自然を破壊し、殺し合いをするヒトを見て。そして神は自らの力であるヒトに与えた神石の力を消し、人々は神の力を失った。しかし、戦は終わらなかった。
その時現れたのが6英雄。その六英雄は戦争を止めるべく、世界中を歩き、戦争を終わらせるために働きかけた。
やがて、長い時を経て英雄たちに協力する者が増えていった。
そして、多くの者が戦争を終わらせるために働くようになった。それを見た神は、ヒトに希望を抱いた。 そして神は英雄たちに戦争を終わらせるために力を貸した。
かくして、神の力を得た英雄達の手によって戦争は終結し、その後はその6英雄たちがそれぞれ一つの国を持ち統治しはじめる。 その際に、危険な魔道具の類は社をたてそこに封印し、英雄たちが管理することとなった。
- 【六王国期】:戦争を終結させた六英雄たちはそれぞれ大陸に"ルト","アルフ","ミカヅキ","ダーヘム","レイド","ファイン"という名の国を作り上げた。そして、それぞれがクリーチャーという存在のみを敵とし、国同士で争いを起こさないことを誓う。
それから、数百年。6つの国は子孫たちの手によって分裂し、いくつもの国家が生まれた。そして、誓いの言葉を護り、繁栄へと導いていた。
しかしその平和は 長く続かなかった。 今まで大人しかったクリーチャーの行動が活発化したのだった。 クリーチャーの活発化。 それにより、眠りについていた精霊王たちが動き始める。
彼らは自らの化身として"精霊族"をつくりだし、人間たちに間接的に協力した。さらに、塔にいる神は、塔の一部の力を使う術(ヒトは神聖魔法と呼ぶ)を授け、さらに一部の認めたヒトに力を与えた。しかし、クリーチャーの勢いは増すばかり。
それぞれの国は対抗策としてクリーチャー退治に懸賞金を賭け、戦力を補ったり、過去の遺産の研究をするために学院を作った。それは100年もの時も続いてき、クリーチャー退治の職業はハンター。学院の研究者はセージと呼ばれるようになり、それらを統括するギルドというものが作られる。ハンターとセージの活躍により、クリーチャーの勢いも収まってきた。そんなとき、魔神という存在が現れた。
魔神はクリーチャー達を従え、進軍。 魔神の出現により、活性化したクリーチャーたちは東方の大陸にある"ヨミ",南方の島国"フィン"の二国を支配し、拠点として使い徐々に勢力を拡大していった。
魔神の出現したころ、力を取り戻した神は地上に降り立つ。そして、魔神に勝負を挑む。
神と魔神。双方の戦いが終わりを迎えた時、魔神は力を失い消え、神もまた半身を失い、神はまた塔へと戻り、深き眠りへと就く。クリーチャーは、魔神が消えても消えず、ヒトとクリーチャーの戦いは終わりを迎えなかった。
- 【近代魔術文明期】:魔神が退き、神が眠りについたころ、人々とクリーチャーとの戦いは激化していた。クリーチャーの方は勢力を拡大していき、大陸をのっとっていく。ヒトは魔術の研究が進み、様々なクリーチャーに対抗するための武具が作られる。 その中で、魔力を増幅する紋章術と呼ばれる術を編み出す。さらに、一定の旋律を奏でることで相手の精神に影響を与える呪歌という術も生み出される。 その他にも過去の文明の遺産の解明が進んでいき、それらによって力をつけていったヒトはクリーチャーよりも有利に立っていく。しかし、いくつかの国は力を求めるため、もしくは命欲しさにクリーチャーに寝返ったりもし、世界は混迷をきわめた。
- 【現在】:それから数百年たったいま。 クリーチャーと人間の戦いは続いている。 その中でひとつ、異変が起きる。それは永き時より重く閉ざされてきた塔の門が開いたこと。 人々はそれを神が我々を呼んでいるのではないかと信じ、登れれば戦いが終わるのではないかと信じた。
しかし、塔に入れるのは神石の光が強い者のみで人々は塔を登れる者の出現を待ち望んでいるのだった。
最終更新:2010年02月09日 21:11